ミュージックバードのエアチェック用にHDDレコーダーを使っていたのだけど、調子が悪くなったので、接点などチェックしたら、問題なく作動するようになったので、このところ、またあたしのお気に入りの番組をタイマー録音して聞いております。
ミュージックバードとの付き合いは長くて、あたしたが東京から熊本に引っ越す前、まだPCM放送だったころから聞いてるので、もう20年以上のリスナーということですね。今だに、CS-PCMの頃のNEC製のチューナーが二度と使うことはないけれど、まだとってある。
そのころ、あたしが大好きだったのが、ジャズチャンネルでスーパーエディター 安原顕(2003年逝去)さんがやっていた、自腹で買いまくったジャズCDを紹介する「ギンギンニューディスク」と今でもお元気なジャズ評論家 寺島靖国さんがやっていた「PCMジャズ喫茶」でありました。
寺島さんのこの番組には、永久ゲストとして毎回、安原さんが出演して、曲紹介そっちのけで、文学、政治、女性、、などで盛り上がっておりました。
どちらも長時間の番組(ギンギンは、なんと4時間番組)で、ビデオデッキの長時間モードに毎回エアチェックして聞いておりましたね、、、
PCM放送は、そのうちなくなって、今のかたちになっただけど、、もちろん、今の放送も面白いけれども、当時のパーソナリティには、安原さん、寺島さんは、もちろんだけど、中山康樹さんやら、いーぐるの後藤マスターやら、ちょっと過激なパーソナリティがそろっていて、ある番組で、寺島さんと中山さんが本気でケンカしたりして、実におもしろかったのでした、、、
あれが、90年代の半ばから2000年代の初めだから、もう20年以上も前のこと、、もうそんなに前のことになったとは、信じられないけれど、事実なのであります。あのころ、小学生だったうちのこどもたちが、もう30歳近くになるんだから、そりゃそうだ、、、
で、今、エアチエックをかかさないのは、牧野先輩の「オーディオ歴史館」、鈴木裕さんの「オーディオって音楽だ」、大橋慎さんの「真空管大放談」、そして、寺島さんの「PCMジャズ喫茶」。 そして、寺島さんと安原さんがやっていた「PCMジャズ喫茶」の再放送。
(安原さん)
*安原さんのWIKIがあったので、ご興味の方は、ググってみてくださいませ、、、
再放送は、毎週金曜の3時から2時間なので、タイ―マ―録音が必須。 録音して、あとで、ゆっくり聞ききます。
で、昨日夜も聞いた、、、HDDの光デジタルアウトでDACとつないで、ロジャースのLS5/3の音は実にここちよい、、いつものように、ちょっと一杯やりながら(笑)。
番組冒頭から、安原さんがガンの疑いがあるかもしれないだよという話をはじめる。あさって検査が分かって、もしガンだったとしても、一切の治療を拒否して、人生を楽しむのだと言う。寺島さんも、自分も40代の半ば、ガンを患って治療した経験を話す。安原さんが、人間は、うまれた時から、何歳で死ぬっていうのが運命として決まっていると信じる。もし、ガンですぐ死ぬのだった、それは仕方ないし、そうじゃなかったらもう少し長生きする、それだけのことだと語っていた。
安原さんは、2003年に亡くなったので、この番組では、61才だった言っていたから、その2年ぐらい前の番組でありますが、ちょっと聞いていてつらくなってしまったのでした、、、
もう1本、エアチェックしていたものは、これより3年ほど前の録音で、安原さん59才(あたしの今の歳だ!)の録音で、あちこちのCDショップで盤を買いまくり、オーディオもガンガン、仕事もばりばりこなしていたときのもの。もちろん、寺島さんもはつらつとしていて、音楽とオーディオを相方の安原さんと熱く語ります。
今聞いていても、ふたりの話は、実におもしろい、、話の合間に(苦笑)かかる音楽も悪くない。
もう20年以上も前のことなのであります、、、
たまに話題になる時事問題とか、話題のオーディオ機器なんかは、20年以上も前のこと、、
寺島さんの声は、今でも、土曜日午後の放送で聞けるけれど、安原さんの生の声はもうきけないのだなあ、
寺島さんは、この放送のころ、まだ50代の後半、、、あれから20年たって、今、82才とか言われていたな、、
20年なんて実に早い早い、、、
あたしも来年還暦だものなあ、、、
この放送をリアルタイムで聞いていたころは、うちの老犬もいなかったし、こどもたちは、小学生できゃきゃ~言ってたし、同居人のおばはんもまだ若かったし、、おふくろもまだばりばり元気で健在だったし、、
なつかしい、、なつかしい、、、