昨日日曜の午前中は、雨が止み、ひさしぶりにうす~く太陽の顔も見えてたので、お昼前と夕方、犬と一緒にお出かけ。雨が続いたので、しばらく散歩ができてなかったけれど、この隙に運動しておきます。隣街の図書館隣接の公園や城跡の公園を歩いたりして結構満足。
この間も、ロジャースシステムは、うす~く音楽を流してエージング。
ロジャースのプリメインの音は素のままでも、悪くなかったけれど、VRA-7を装着して、相当に音が変化==おおいにあたしの好みの方向=したものだから、さらなるエージングでどうなるかわくわくしていたのであります。
さて、VRA-7装着直後から音が変わり、さらに微調整するために、電源ケーブルやSPケーブルをすこしグレードの高いものにして様子をみたところ、、ねらい通りに音が変わってきたことは、先回書いた通りです。しかしながら、中高音は、とてもいい感じになってきたのだけど、低域の厚みが足りないのが気になっておりました。そこのところがエージングで解決できるかどうか、、
で、犬の散歩から帰宅して、いよいよしっかりロジャースシステムの=正確には、VRA-7で整音された=音を聞いていきます。
ううん、いいですね。とてもよくなっています。高中音は、さらにしなやかかつなめらかになっていて、これは美音、、、M300iの素の音は、高域が少し線的で、、エッジがこころもち強い感があった。いやあ、ここへきて、実に肌触りの良い感じの音になっている、、、さて、低域はというと、ああ、、思ったとおりエージングでずいぶんと厚みが加わり、このサイズのSPで、これだけの量感があれば、あたし的には文句ないスケール感。
もちろん、ケーブル類をオーディオ用の素性の良いものに交換したことも、音の変化に貢献しているのだろうけれど、やはり、VRA-7の効果がすごい、、、アンプのボリュームに張り付けただけなのに、システム全体の音を、より自然で心地よく整音してくれます。CDが、マランツのSA14SA1になったこともあるのだろうけれど、とてもあたし好みの音になった、、、CDの音は、もうこれですっかり満足できるレベルになった、、
一方、M300iの内臓フォノイコの音は、知人から拝借中の、大昔のデンオンのアナログプレイヤーにシュアーのM44を付けて、鳴らしてみたけれども、どうも音がショボい、、、M44なにのゲインが低い感じで、音に躍動感がでない、、う~ん、このアンプ、時代的(91年ごろ)CD再生に主眼を置いて作って、予算的にもフォノイコには制限があったのかもしれません。
そこで、SATRIのバッテリー駆動のフォノイコCAP-1004を使ってみます。カートリッジもやっぱり、ロジャースには、ロジャースだったから、デンオンには、デンオンだろ~というので、DL103に交換します。慎重にセッティングして、聞いてみる、、う~ん、やっぱりゲインが低い感じ、、CAP1004にはゲインコントロースがあるので、ノーマルからハイポジションに切り替えると、、ああ、これでやってと聞けるようになりました。電池駆動でも、このフォノコ、音が安定するのに30分かかるので、しばらく、その辺のLPを鳴らしていると、だんだんと音が澄んできた。
それならと、この盤を聞いてみる。ブレンデルが大昔録音した、モーッアルト、、
ん~いいですね。CD再生時と同様に、なにしろ中高音の触感がなんとも言えない、、各楽器の音がしっかり聞こえますし、フォルテでも、音が濁りません。あたしは、これまでアナログはなかなかうまくいかなかった。音が全体的に濁っていたり、強音では、ひずんだり、、、特にDL103では、うまく鳴らせなかった、、でも、このところ、アナログの音が、今回もだけど、とてもよくなるようになった、、多分基本のセッティングがしっかりできるようになったからだと思う。特に、デジタル針圧計を入手して以来、使用カートリッジの適正針圧にぴったり合わせることができてから、音の歪や濁り感がなくなった、、ほんとは、オーバーハングとか、もっとおいこまなくちゃいけないのだけど、まあ、今のところは、まずまず聞ける音になった(笑)。
曲がすすんでいくうちに、さらに音は澄んできて、何とも言えない、「アナログの音」。
DL-103がこれだけいい音するんだと感嘆しつつ、いやいや、まてまて、この音質の柱は、間違いなくVRA-7との確信を強くしたのであります。
夜。また、ロジャースシステムで、同じ盤を聞きます。
う~ん、なんともいい音だ、、硬軟合わせて、ほんとにいい塩梅の音調で、、、高域のしなやかさ、なめらかさは、絹の肌触りであるし、低域もしっかりでるが、出すぎではない、、ちょうど良い塩梅、、
LS3/5のポテンシャルのすごさも、あらためて認識しました。アンプや、ケーブルによる音の変化をこれだけ、しっかり反映させるとは、、なるほど、このSPが、制作から30年以上もたった今でも愛されている理由がわかりました。たしかに、うまく調整してあげれば、クラッシック、ジャズを再生するなら、これ以上のものはいらないと言っても過言ではないですね。とは言え、インフラノイズのVRA-7が、このシステムの音を整えた一大要因であること間違いありません。
このいわゆるロジャースのアンプなんだけども、当時のサンスイとも関係のあった方が設計されたみたいであるので、もしかしたら、サンスイのアンプにVRA-7を装着すると、相当の音の変化が期待できるのではないでしょうか。bxh07216さんが、サンスイのアンプにすでに装着されたそうなので、どんな音になったか、興味津々であります(笑)。
夜。外は雨なのだけど、あたしの音楽室には、ブレンデルのピアノが、実にいい塩梅の音で部屋を満たしています。こんなにいい音で、雨に濡れることもなく、いい音楽を、ここちよく聞けるのは、いろいろ難しいことが続いているけれども、しみじみいいなあ、しあわせだな。
リスニングバディのソラは、お昼の疲れで自分の部屋で気持ちよさそうに、寝ているので、そっとしてあげて、あたし一人で聞くモーッアルト、、
しみじみ、、、ちいさなしあわせなのであります、、、