何しろ、雨が止まらない、、、
今のところうちは大丈夫だけど、しばらくこのままの天気が続くということだから、大きな川の近くとか、山沿いは、本当に危険だと思う。
携帯の緊急通知が頻繁になって、いのちの危険があるので避難しろと連呼する。緊急アラームがこれだけ鳴るのは、熊本地震以来か、、雨が降るとジャズが聞きたくなるなあなんて、のんきに言ってられないほどなのであります。
テレビやラジオで「少しでも命が助かる行動をとってください」と連呼しているのだけど、これって、「お前はすでに死んでいる」みたいにも受け取られ、少々やりすぎの表現というか、救いがないというか、、まあ、安全確保のための必要だと思うけれど、
最近、台風やら大雨やらがくると、メディアが使う表現が強烈になってきたように思えます。それだけ、甚大な災害が起こる可能性が、前よりずって高まっているということなんだろうな。
さて、大雨だし、コロナ禍は収まらないので、せっかくのお盆休みなのに、おうちにこもっているしかないぢゃないか、、しかし、こういう状況はディオマニアとっては、むしろウエルカムなのであって、音もだちの皆さんもそうだろうけれど、オディオをやってます!
ちょっと前、知り合いからメールがあって、「ロジャースのLS3/5Aを鳴らしているみたいだけど、ロジャースが作ったアンプには興味がないか。もしあるなら、だいぶ前に手に入れたものがあるし、使ってないので、お貸しましょうか」との、ご連絡、、速攻で「はいはい、今借ります、すぐ借ります」と返信メールを入れたら、東京から3日後、無事到着。
それがこのアンプ、ロジャースM300i プリメインアンプなのでありました。ロ社のアンプといえば、だいぶ前にステサン誌とかで、真空管アンプとかがいくつか広告されていた記憶があるけれど、このアンプは、雑誌とかでも見たことはなかったものですね、、
調べてみたら、90年代、ロジャースジャパン(今は無いみたい)が日本のエンジニアがメインになってイギリス本国と連携し作ったアンプであることが分かりました。当時はやりのMOS-FETを使用して、出力50W、、トライダルトランスとか結構こだわって作ったものらしい。しかし、なにしろ、流通した数が少ないみたいで、オークションかで、たまに見かけるぐらい珍品のようです。
折から、インフラノイズのボリュームアキュライザー追加注文分が来たこともあって、このプリメイン、古典的なボリュームを使っているみたいだから、装着したらどうなるか、ちょっとわくわくなんでありました。
で、これまで使っていたDENONのPMA390Ⅲと交換。ケーブルとかは、そのままに素の音を聞いてみます、ん~透明感とか、すっきり感とかが良いですね。この音に比べると、390Ⅲの音は、あったかくて、ゆるやかな、ゆったりなんだなあということが分かります。M300iの素の音は、少し高域にアクセントを持たせて、すっきりしてはいるけれど、低音も結構しまっています。なにしろ、透明ですっきり、、どちからというと寒色系か、、390Ⅲより音のピントがぐっとあったグレードアップした音ではあります。
このままで、終日通電してエージングしました。
さて、それでは、いよいよボリュームアキュライザーVRA-7を装着します。
どうか、、装着後すぐ、効果があります。まず、気になっていた高域のチリチリした感じが、収まって、弦の音はもちろん、全体的に自然な感じに収まります。ただ、全体的にやや細身で、ストーレートで、あたし的には、もちょっと柔らかい感じが好みなんだけど、ジャズとか、この方向性がいいかもしれない。それと、390ⅢでVRA-7を装着後にも感じた、ボリュームの感度が一挙に高まる感じ、、音量というか、音のエネルギーがぐっと増します、、う~むこれは、なかなか良いですね。しかし、VRA-7とこのアンプの「波長」が落ち着くまでは、もちょっと鳴らしこみが必要ですね。
VRT-7が本領を発揮するには、一定のエージング期間が必要だと思われます。最低3日ほどかな、、もちろん、それ以降も音は変わっていくけれども、、、 装着後でも上のように、はっきりした音の変化はあるけれども、何かこう落ち着かない感じで音が出てくる、、だけども、時間を追うごとに、だんだんと、自然な、す~っと、楽々と音が出てくるようになってくる、、そんな感じです、、
さて、VRT-7を装着して、音もだいぶ落ち着いてきたのだけど、もう少し何かほしい、低中音の厚みとか、、全体的に量感が欲しい、、
M300iブリッティシュスタイルを踏襲するということ、シンプル&ストレートであって、トンコンとかがついてない、、それならケーブルでいろいろ音調を変えてみることにした。
先ずは、アンプの電源ケーブルを、ただいまお休み中のアキュのE-800付属の電源ケーブルに交換。このケーブル実に太いのだけど、しなやかで、音がよさそう。
SPケーブルを白黒ケーブルから、オルトフォンの7Nケーブルに替える。こちらも太いケーブル。長さは1,5メートルほど。CDプレイヤーは、マランツのSA14S1で、アナログアウトには、デジタルアキュライザーを装着。オルトフォンのRCAケーブルでアンプと接続します。この状態で数時間鳴らしこみます。
頃合いを見て、さて、耳タコCDを何枚か聞いてみます。ジャズとクラッシックの盤。
ケーブルの交換で、音調がものすごく変わりました。音全体が滑らかで、繊細で、弦の音は、これまで、うちのLS3/5Aでは聞いたことのないような、美音で鳴ります。これはいいんだけど、期待したほど、低中音が出ない。むしろ赤白ケーブルの方が音の厚みが出てよかった、、でも、音の分離とか、響の具合は、やはりオーディオ専用のケーブルにはかなわない、、で、もう少し量感が欲しいと、ボリュームをあげると、ああ、いい感じで低中音もついてきました。でも、前にど~んと出てくるというよな様子ぢゃなくて、楽器の音ひとつひとつの明瞭度が上がったために、音量があがったような感じ、、、いずれにしても、この状態で、もうちょっと鳴らしこみが必要ですね、、
音全体の変化は、あたしの好みの音調に近づいています。なんといっても、ボリュームアキュライザーVRA-7のもたらす効果は、大したものです。多分のこのアイテムを使わなければ、これだけ顕著に音の変化が出てこなかった思います。本アイテムの適応によって、アンプの感度がものすごく上がったので、ケーブルなどでの音の違いがこれだけ顕著にわかるということなのだろうと思います。
さて、この状態で、ロジャースでロジャースをしばらく鳴らしこんで、音がどう変わっていくのか、様子を見ます。外は、今日もすでに大雨、、