台風一過、、、連休はとても良いお天気でした。
土曜日午前中からお休みになったので、いよいよヘッドフォンシステムを作ることにしました。
あたしがいつも楽しみに見ているNY在住のスティーブ・ゴッテンバーグさんが運営しているYOUTUBEのオーディオ動画が Audiophiliacなのだけど、、、ス氏は、スピーカーでの再生はもちろんだけども、ヘッドフォンオーディオも大いに勧めていて、自身も多数のヘッドフォンと専用アンプを所有し、楽しまれている。ス氏は、自分の聞き方を大きく変えたいなあと思っている方に、是非ヘッドフォンを使ってみることを勧めます。なぜなら、ヘッドフォンこそが部屋の影響を全く受けず、これまで経験したことのない音を聞かせる機器だからだ==と言われております。
ゴッテンバーグさんの、この言葉がず~っと気になっていたことと、うちには、ゼンハイザーのHD800があったり、SATRIやラックスマンのHPAがあったりするのだけど、真面目にヘッドフォンを鳴らしたことがなくて、いつかは、ヘッドフォンの実力を確認しなくちゃと思っていたので、この連休にいよいよ、やってみることにしたのでした。
で、土曜日の夕方、犬の散歩から帰ってきてから、つくり始めました。ヘッドフォン周りの機器は、通常のオディオよりサイズが小さいので、すぐできるだろうとたかくくっていたのだけど、結局、3時過ぎから6時ごろまで、3時間近くかかりました(笑)。
それというのも、今回は、バクーンプロダクツ社のSATRI DAC DAC-2000と同社のHDA 5210MK3 を同社独自の信号伝送規格であるSATRI LINKで接続して、ゼンハイザーのHD800を鳴らしてみようとたくらんだからであります。バクーンプロダクツ社は、コアなオディオファンには有名なメーカなんだけれども、実はうちのすぐ近所の会社で、同社主宰の永井さんには、この20年間、つかずはなれずお付き合いさせていただいております。
*バ社については、ググっていただけると、多数の記事あるので、同社やSATRI機器などについては、ご興味の向きは見てみてね。
バクーンプロダクツ社は、SATRI機器ラインアップの一部として、今までヘッドフォンアンプを多数リリースして、ヘッドフォンオーディオファンから高い評価を得ております。で、あたしがもってる、このHDAは、もう10年以上も前のもので、現行のHDAは、非常にコンパクトなのだけど、あたしのこれは、A級ドライブだったり、SATRIリンクが使えたりと、機能的には、SATRIオリジナルと言えるのであります。もちろん、過去、何回も使ったことがあるけれども、ヘッドフォンがあたしのオディオのメインではなかったので、DAC-2000とSATRIリンクで接続したことは無く、一体どういう音なのか、しっかり聞いてみたいと思ったのでした。
さて、今回のプランの後押しになったのは、音もだちから、マランツのCDRレコーダーを、ほんとに笑っちゃうほど格安で譲つていただいたこと。マランツCDR-630。99年のリリースで、当時はやっていたCDレコードですね。調べてみると、マランツのしっかりしたメカを使っていて、トランポートとして外部DACと接続すると、大変に音が良いという記事を見つけて、DAC-2000のトラポとして採用しました。
ということで、今回作ったヘッドフォンシステムは、こんな構成:
①トランポート マランツCDR620 同軸デジタル出力 → ② SATRI DACー2000 DAコンバーター + インフラノイズDACU500デジタルアキュライザー → SATRI HDA5210MK3 BNCケーブルでSATRIリンク(電流伝送) → ゼンハイザー HD800(インフラノイズーチューン) 電源は、オーディオテクニカの電源タップから全機器。機器の電源ケーブルも、その辺にあったものを使う。*SATRI DAC-2000の電源プラグには、インフラノイズのUSBダンパーを挟みます。
音はきちんと出ました。
で、上の状態で、耳タコCDを、いろいろ聞いてみます。
ん~今回、はじめて、SATRIの機器を電流伝送モードで聞いたのだけど、、これは大変良いですね。
H800は、非力なアンプでは、鳴りきらない感があるけれども、このHDAは、ゲインが非常に高くて、ボリューム位置8時ぐらいで、十分な音量が得られます。9時ぐらいにすると、大音量という感じ、、だけど、実に繊細な音であって、ちっともうるさくない。
大昔 STAXのヘッドフォンを玉の専用アンプで聞いていたことがあるけれど、なにか、STAXの質感に近い感じかな、、肌触りがとても良い感じの音、、、
HD800は、大変に評価の高い、ヘッドフォンであったけれど、これまで聞いてきて、あたしはどうも、このヘッドフォンの良さがあんまりわからなかったけれど、今回、このシステムで、いろいろ聞いてみて、なるほど、この機器のポテンシャルをしっかり出してなかったなあと反省、、
そんなこんなで、日曜は、B&Wもロジャースも鳴らすことなく、朝からひたすら、上のヘッドフォンシステムで音楽を聴いて、いいなあ~とひねもす暮らしたのでした。
さて、次のステップは、インフラノイズのヴォリュームアキュライザー VRA-7をHDA 5210に使ってみる。どれだけ、音が変わるか、大変わくわくするのであります。