Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

台風は去りましたが、、井上道義さんのこと、、、

$
0
0

台風14号は、迷走に迷走を重ねて、進路予報もれに外れて、結局、昨晩、九州の上を横切って四国方面に去りました。昨日の夕方から風と雨が少し強くなってけれど、10時ごろには、もうおさまっていて、ほとんど被害もなく安堵いたしました。

 

先週の土曜日、久しぶりにオーディオ道場に行ってから、もう1週間、、早いなあ。 1週間の間にはいろいろなことがあります。

 

さて、この前、録画しておいたN響のコンサートを見ました。

指揮は、井上道義さん。曲は、シベリウスの交響曲7番とベートベンの3番でした。

演奏は、とてもよかった。

 

あたしは、シベリウスの交響曲はとても好きで、全集ボックスなんかも3種類ぐらいある。

特に後期の交響曲が好きなので、7番を演奏してくれるとは、ちょっとうれしい。交響曲とは言え、全1楽章という、変わり種ではあるけれど、深くて重くて、、いい感じの作品なのであります。演奏は、シベリウス独特の暗くて重くて、でも、ふっか~い響をとてもよく出していて、あたしは、とても良いと思った。

ベートベンの3番「英雄」も、最近、アバドBPOとかで聞いていたこともあって、井上さんの英雄はどんなものかなと思いながら見ました。

 

ギンギン、ゴリゴリの演奏ではなくて、とても自然に流れるのだけど、要所要所で、ジャブやストレートパンチなどもかますといった感じであり、とても良い演奏だと思いました。演奏後、会場の拍手鳴りやまず、、井上さんもオケのみなさんもうれしそうでありました。

井上さんは、自信のブログも運営されていて、この日の演奏の印象も「満足」との記されておりました。

 

さて、井上さんを生で見たのは、実は、南の国オーストラリアのメルボルンでありました。

 

もう、30年以上も前、友達と2人でオーストラリアを旅行した際、メルボルンに行ったのだけど、当時、岩木宏之さんが音楽監督だったメルボルン交響楽団の演奏会を、岩木さんの指揮で今晩やるということが分かって、大急ぎでメルボルンのアーツセンターに行って、当日券を求めたのだけど、残念ながら売り切れ。所在なく、ロビーをうろうろしていたら、その様子を見ていた中年のご夫婦が、わたしら都合で見られなくなったから、あげるよとチケットをいただいた。あなうれし~サンキューベリーマッチとか言って、席に座って、場内暗くなります。

さあ、いよいよ岩木さんのご登場かと思ったら、なんと登場したのは、井上さんでしたの!

 

ちょうど岩木さんが、首かなにかの大手術をして、振れなくなってしまって、その代役として井上さんが、急遽代役で登場ということなのでした。

曲は、シベリウスの交響曲2番、、、、

ふつ~の演奏という感じでありました、、、でも、それが、初めてきいた井上さんの演奏でした、、、

当時は、まだ30代か、、若手のバリバリという感じでした、、、

 

しかし、この方、ほんとに日本人離れしているというか、お父上が米国人というから、容姿も西洋人だけども、なにしろ、ジェスチャーというか、ボディランゲージが、まあ、日本ではないわ、、、演奏が終わって、N響のメンバーをたたえるときも、なにかこ~、日本人ではふつ~やらないぐらいオーバーアクションなんだけど、それがわざとらしくなくて、そういう様子に、見てる側がちょっと魅了されてしまう。つまり、オーラというか「華」がありますねえ。

 

しかし、そ~言えば、大昔、あたしが小学校の高学年ぐらいかなあ、、、山本なおずみさんが司会でやってたテレビ番組「オーケストラがやってきた」にも、井上さんが良く出演されたいたことを覚えています。 ストラビンスキーの「春の祭典」を指揮しながら、踊っていた様子を今でもはっきり覚えています。すごい人がいるもんだなあとぶったまげましたが(笑)。

 

台風が過ぎ去って、当地、今日はすずしくなりました。彼岸花もあちこちに咲いて、、、秋のはじまりですね。さて、連休は何をしようか、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles