SONYの大昔のプリメインアンプFA50ESをオーディオ道場で修理してもらって、その際、譲ってもらったモニターオーディオのスピーカーBR1につないで出る音が、あんまり良いので、先週末、自宅にもっていて鳴らしてみました。事務所での音が抜群だったので、当然自宅でもすごく良い音が出ました。
では、そしたらいよいよということで、ボリュームアキュライザー VRA-7を装着!
そのときの印象は先に書いたとおりで、音がなにしろ「ナチュナル」になった、、
でも、このSONYシステムに自宅にそのまま置いておくスペースも無く、またおととい事務所もってきて、てきと~にセッティング。
FA50ESにはもちろんVRAー7を装着した状態で、さらにエージング。
USBー201やTEACのDACと、事務所で使ってないPCで、ファイル再生ができるので、CDプレイヤーは使わず、もっぱらWAVファイルを再生していきます。その他は、NHKのFMを流して、エージング、、、
さて、音は?
ん~、、FA50ESとVRA-7のシナージ効果は、実に目覚ましい!
このプリメイン、90年代前半、当時のオーディオメーカーが死力を上げた798アンプ戦争の中、SONYが出したもので、パーツなんかも今では考えられないぐらい贅沢なものを投入していて、特にボリュームには、こだわっていて、音質に影響ありということで、リモコン機能は省いてある。つまり、ボリュームの微小な音の揺れを整音する効果を持つVRA-7が、最もその力を発揮できるアンプということができる。
事務所に設置して、VRA-7を装着した状態でエージングを続けるうちに、音はどんどん変わりました。1週間前の音とは、もう全く様子が違う。
音全体がとても自然。アコーステック楽器のナチュラルさには驚いてしまいます。ちょっと前は、スピーカーBR1のキャラもあってか、ちょっと高域に華やいだところがあったのだけど、今は、そこがぐっと落ち着いて、その分、中低域の厚みが増して、それがほんとにうまくブレンドされて、実に自然な響に結実します、、
クラッシックのオケなんかを聞くと、、、音の自然さはもちろんなんだけど、ホールトーンやら、残響の減衰の様とか、そういう雰囲気みたいなものも、実にしっかり聞こえます、、、
ジャズなんかも、あたしの耳タコ音源を聞いてみると、いやあ、ほんとう豊かで、厚みのあるここちよい音に包まれる感じです。
しかも、ベースなんざ、BR1のサイズのスピーカーからほんとに出てるのと疑うぐらいの、深みと厚み、、、ピアノの音が空中に解き放たれ、シンバルの鉄粉が飛び散る、んでも、ちっともきつくない、、、全体が自然なやわらかとしなやかさにブレンディグされていて、聞いてて、なんと良いこころもちでしょう、、、
連呼するけれど、音全体が「自然」になる、、でも、オディオにとって音が自然に聞こえるっていうのは、最大級の評価なのだと思います。
PCにストアした、モーッアルトやブラームスなんかを早朝、このシステムで静かに流しながら、コーヒーなんかいただいてますと、そのうち、窓の向こうの山の稜線からお日様が出てきてね、、なんとも、しあわせでありますね。このごろは、阿蘇が爆発して、その煙があちこちに漂ってちょっと心配なのだけど、、なんとか収まってくれると願いながら、コーヒーをするる、
しかしVRA-7を施したSONYのアンプは、古いけれど、その音は見事に活き活きと瑞々しくて、全く年齢を感じさせません。むしろ今のアンプより、いいのぢゃないか、、夏まで使っていた、マランツのPM-10に比べても、「うまみ味」があるというか、、そんな感じがする、、
そのうち、社員のみなさんが出勤されるので、システム電源を切りまして、さあ、仕事であります。
でも、朝から、こんなにいい音で音楽を聴けるようになったのは、あたしのオーディオ人生の中でも、ちょっと大したことなんであります(笑)。
しかし、ボリュームアキュライザー VRA-7。すばらしい効果です、、
そのシナージ効果は、20年ほど前のパーツを贅沢に使ったアンプなんかの方が、より高いかもしれない、、、