ちょっと前まで、ロジャースのLS3/5Aにフェディリクスのハーモナイザーを付けて、をマランツのPM-10で鳴らしていたとき、何やらノイズみたいなものがのってきて、気になると書きました。
すると、音もだちからメールがあって、その原因について考察してくれました:
「PM-10は基本的にデジタルアンプで、一定の高周波を発信している。ハーモナイザーは、スピーカーからの信号に、ホワイトノイズをつけて高い周波数を合成する。アンプとハーモナイザーそれぞれが発する高周波が干渉したものがノイズに感じるのでないか。」
なるほど~と思って、アンプをアキュフェーズのアナログアンプに代えたら、ハーモナイザーをそのままアドオンしても、ノイズ感がなくなり、音の様子が大変に澄み切った==と書きました。 で、しばらく、このセットアップで聞いて、CDは、ほんとに空気感が増すというか、非常に美しい音空間が醸成されて、CDオンリーでクラッシックを聞くなら、このままで全く問題なかったのですが。あたしは、たまにアナログも聞きます。
このセッティングでアナログを聞くと、なんというか、非常にきれいな音なんだけど、ちょっと人工的な感じがするのでした。
で、ネットなんかでLS5/3Aのユーザーの動画なんかを拝見すると、ほとんどの方が、何も足さずそのまんま鳴らしていられます。で、ハーモナイザーをいったん外してみたらどうなるか、、その結果はひとつ前のブログに記した通りです。
そういうことで、昨晩も素のロジャースLS3/5Aで聞きました。
これ、、10年以上も前に買ったCDでシベリウスの交響曲2番、3番、、、
2番は、とても人気があって、よく聞く曲だけれども、3番はめったに聞かない、、、
この盤とても評価の高いものだったけれど、うちでは、その良さが伝わってこなかったけれど、今回、LS3/5Aを至近距離で聞いてみたら、これが大変に良かった。中音がとても充実していて、高音、低音がそんなに広がるという感じではないのだけど、実にいい塩梅のバランスで、フォルテシモでも、全く破綻なく鳴らしてくれました。 派手な音では、全くなくて、いい塩梅の音、、、
音もだちによると、LS3/5Aも各種メーカーが作っているのだけど、なんといっても一番良い音はロジャースの15Ωバージョンとのこと、、
あたしのは、幸運にも、そのバージョンなので、そうなのかあ。他のメーカーのLS3/5Aを聞いたことがないからなんとも言えないけれど、
シベリウスの後は、全く脈絡なく、モニク・アースが弾くラベルのピアノ作品集から「クープランの墓」を聞きます。
あたしは、この曲が、大好きで、いつもは管弦楽バージョンで聞くのだけど、ピアノ版では、この曲の「ものさびしさ」感が際立って大変良い。やはり中音が充実していて、非常に聞きやすい、、聞いていて全くストレスを感じない音の様子は、LS3/5Aのキャラなのでしょうね、、、
先の音だちによると、
「アンプとハーモナイザーの高周波の干渉ノイズが感じられるというのは、やはりLS3/5Aのモニタースピーカーの実力ではないか」
とのこと、、
B&W805D3の音は、セッティングも違うけれど、LS3/5Aよりも、ずっと音場は広いし、ダイナミックレンジも広いし、解像度も半端なく高い。しかし、A級アンプで鳴らしているからか、いやな音はまったくしない、、これで聞くと、ああ、いい音だなあと思う、、でも、なんとなくLS3/5Aで聞くことが最近は多い、、なんでだろうか、、
う~ん、多分、音が落ち着いているからだと思う、、派手ではないけれど、落ち着いている、、decentっていう音かなあ、、
やはりイギリスBBCが設計した「いい音」なんだろうなあ、、 平日の夜、静かに聞くには、文句ないスピーカーですね、、