還暦になってすぐあとの連休。
還暦になっても自転車乗れるかなあ、とか思いながら、日曜日、ひさしぶりに実家方面へ、愛車にまたがってトロトロと漕ぎました。
40キロぐらいのポタリングだけど、、体は全然平気でした。
川の土手を、のんびり走っていくのだけど、菜の花の黄色がずっときれいで、濃厚な花の匂いが鼻をくすぐります。
ひばりが高いところのあちこちから、さえずって、、空は、ぼんやりかすみがかっております。ちょっとまだ肌寒い、春の日の中を実家に向けて、ゆるゆる南下、、、こののんびりした空の何千キロも向こうは、大変なことになってるのだなあと連日の報道を思い返しては、なんだかなあと思いつつ、ともかくは、ペダルを漕ぎます、、、まあ、なんとかあたしは、今のところ元気で生きている、、
途中、親友Mがいるかしらんと、彼のうちに遠回りしてみるけれど、車はなくて、もうすぐ定年の彼は、連休中も最後の追い込みなのだなあと、4月になったら、また寄ってみようと、実家へ、、、
CD棚をがさごそやっていると、ああ、イギリスの作曲家フィンジの作品を集めてCD2枚組が出てきた、、、一時期、ほんとによく聞いたものだけど、、、ちょっと実家システムで聞いてみる、、
ああ、いいなあ、、ピアノとオケの作品「エクローグ」。
フィンジって、とても旋律が分かりやすくて、聞きやすくて、、映画音楽みたいだなあと言われる向きも少なくないけれど、やっぱりあたしは好きだな、、久しぶりに聞く「エクローグ」、、、
とっても美しいのだけど、なんとも作品の根底に流れる悲しみが、、このところいろいろあったあたしにとっては、とても染み入りました、、、このCDをリュックに入れて、さて、また自宅にむけてのんびりと漕ぎました、、、
自宅にて、春分の日。
ロジャースのLS3/5Aにフェディリクスのハーモナイザー+スーパーツィターを付けていたのだけど、外した音はどうだったけっと、、外してみました、、、
音は、もさっとしましたね(笑)。ハーモナイザーを付けた方が、音場は広がるし、高域は、とても美しくなるし、クラッシックなんか聞いたら、これ無しでは、聞けません==という向きもいられる思う。
確かに、ハーモナイザーを付けたときの音は、すばらしい、、しかし、外した音も、悪くない、、いやむしろ、これがロジャースLS3/5Aの音なのだなあと思う。「もさっ」と聞こえるというのを良く言うと、外した方が中低音が厚く聞こえるのですね。高域の伸びは後退するし、音場は狭くなるのだけど、なんというか、音全体が素直になって、自然になったというか、とても耳あたりが良い。
こうやって聞いていると、ハーモナイザーを付けた音は、すごく良いけれども、ちょっと人工的というか、作っている部分があるなあと感じます、、いや、もちろんこれは、あたしが個人的に感じることなのだけど、
LS3/5Aに限らず、真面目に作ったスピーカーは、やはり、素の音が基本の音なのだなあと思う。そういえば、過去、いろいろなスピーカーにハーモナイザーを付けて、いつも、とても良いなあと感心したのだけど、そのうち、外しておりましたね(笑)。例えば、スピーカーを自作して、それにハーモナイザーを付加して満足してたら、ずっと固定していたかもしれないけれど、、
また、これ、いつか使いましょう。
LS3/5Aは、結局、インシュレーターも何もかも外して、そのままスタンドにポンとおいたら、あらら、これが一番聞きごごちが良かった、、、
昨年、ミュージックバード、スカパーもやめて、、相当さみしくなるかなあと思っていたけれど、そんなでもなかった、、、その分ネットで、これまでとは全く違う情報を見たり聞いたりして、、これまで自分が全く知らなかった世界があったのだと気づきました、、、例えば日本では、全く知られてないオーディオ製品が、外国では、ものすごく評価されているものが、いくらもあるし、それらがリーズナブルな価格で取引されているということも分かった、、
井戸の中のかえるっていうのはこういうことだったのかあ思っております。あたしらのオーディオの情報っていうのは、結局、日本の媒体、代理店から提供されたものがほとんどであって、それ以外の情報ってほとんどわからなかった、、しかし、ネットがこれだけ発達した時代になると、その気になれば、日本以外のオーディオの動きを把握することができる、、、さらに、その気になれば、直接、海外のメーカーへオーダーすることもできる、、、もちろんアンプとかは、電源とかの問題はあるだろうけれど、、
還暦になったし、まあ、世間的には定年だから、、何か記念になるものを買いたいなあ、、と思っていて、先に書いた、、イギリスのメーカーが作ったフルレンジスピーカー、、「シベリウススピーカー」、、このスピーカーについて、いろいろ調べているのだけど、、日本では全く取り上げられていないのだけど、海外での評価がすこぶる高い、、、
ものすごく気になって、過日、メーカーにメールでいろいろ聞いたら、懇切丁寧な回答が来た、、う~ん気になる、、、還暦のお祝いに入れてみようか、、、なんて思っております(笑)。