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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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近況、、、SPOTIFYで吉田秀和先生の本を読む、、

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なんだかまた仕事がいそがしくってね、、

仲良しのお友達の多くが、定年退職して、雨が降るので晴耕雨読だよ~なんてメールが入ってくるとうらやまし~なんて思ってしまう。でも、ま~もうちょっとがんばんないとな~、、

 

オディオと言えば、いろいろやってきて、今出てくる音には、ほぼ満足っていう感じなので、夕方帰宅して、一杯やりながらなにしろCD1枚分の音楽を聞きましょう感じでやってます。

 

そう、なにしろ聞き出したCDはともかく全部聞きましょっていう姿勢なんであります。しかしCD1枚って1時間近くあるから、途中でたいてい爆睡してしまうだけどね(笑)。

 

聞いてるCDは、もうその辺にあるものをてきと~にチョイスいたします。

 

昨晩は、パットメセニーから、なぜかパーセルのオペラへ、、

脈絡ないみたいだけど、ふたりの繊細な音楽づくりは、似てるなあなんて酩酊頭で思う、、

 

仕事も、この頃こつこつ職人さんみたいなことが最近多くて、最近はSPOITFYを自分のIPADに入れて、いろいろ聞きながらやってますよ。

昨日は、指揮者ジョージセルのシューマン交響曲2番とかをフルで聞きました。

(この盤)

 

いや、SPOTIFY、、あたしは無料版で聞いているので、時々CMが入るのだけど、これは無料だからしょうがないし、あたしはあんまり気にならない。

 

SPOTIFYで何がすごいかと言えば、実例を挙げるとすれば、

過日、久しぶりに吉田秀和先生の文庫「世界の指揮者」なんてのを読んでいて、先生が往年の名指揮者についておすすめ盤とか挙げながら解説するもの。

 

この本買ったのは、もう30年ほど前で、その頃は、レコードとかFMでしか音楽聞けなかったし、なにしろ学生で好きなだけ盤を買うなんて夢のまた夢で、吉田先生ご紹介の盤だって、ほとんど実際に聞くことはできなかった。文章読んで、こんな感じかな~なんて想像する他なかったぢゃないですか? (表紙の絵は、和田誠さんか?)
 

 

しかし、しかしね、今やSPOTIFYでもって検索すると、聞きたい盤のほとんどが聞ける。上に挙げたセルのシューマンだってそう。吉田先生がセルの項で、この盤を絶賛していたので、聞いてみましょ~と検索したら、フルで出てきたって訳です。それを、仕事しながらIPADとヘッドフォンで聞きました。 

 

音はすごくいいなんてことはないけれど、ふつ~にステレオで聞けて、なにしろ、もともとこの盤であれば60年代のものであるので、音質はそこそこであれば文句はありません。音楽は、やはりとても良かった。いかにもセルの演奏っていう感じで、、

あたしは、セルの音楽づくりは、とても好きだな。正確無比できちっとしていて、あたしも仕事はこんなふうにやんなきゃいけないと思う(笑)。

 

クラッシックだけぢゃなくて、例えば、毎年3月かかさず買っている「ジャズ批評」誌のオーディオジャズ受賞盤だってSPOTIFYでほとんど聞けてしまうので、こちらで聞いて気にいったものをCDで購入するっていう、実になんというか、無駄がないのであります。もちろん人生には無駄があるから面白いっていうのもあるかもしれないけれど、お金も時間も限りがあるあたしにとっては、こういうやりかたっていうのは、全く悪くないなあなんて思う。

 

吉田先生つながりで、先生の動画とかないかなあと探したらあった、、クラシック音楽好きの方で、この壮大な音楽の森の入口で、吉田先生の著作を道しるべに入り込んだ音もだちのみなさんで、もう一度是非見ていただきたいです。

 

この人の語り口は、もうまさに明治から昭和初期のインテリのそれであって、今や、こんなにいわば上品な語り口は、失われてしまったのかもしれません。

 

 

 

ミュージックバードをやめてしまって、ちょっと寂しい思いをしていたけれども、SPOTIFYでもってまたちょっと音楽ライフが盛り上がっているのであります。MBは、膨大な音楽ソースを提供してくれて、どんなコンテンツなのか確認してチャンネルを合わせて、なにしろ放送なので、その時間まで待ついうのがあるけれども、SPOTIFYは検索ベースなので、これが聞きたいっていうのものが聞ける、、MBとは、ちょっとサービスのスタンスが違う、、

 

という訳で、もう一度、手持ちの吉田先生の本を読み返しながら、紹介されて気になる盤は、SPOTIFYで聞きながら、さらに読み進めるっていうことをやってみようかと思っています。こんなことは、あたしらが若い頃には、全くできなかったことでしたが、今は、こんな読み方もできることになったのは、ネット社会の良い面だとあたしは思う。

 

あたしも、こんな感じで晴耕雨読ライフをしてみたいものだが、まだまだまわりの状況がそれを許しません。

 

もう少しがんばりますかあ(笑)。

 


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