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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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サンスイ SP-30 ザ昭和のスピーカーで自宅マイファイ・往年のジャズを聞く、、、

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先の連休は久しぶりに、びったり仕事は休みになったのだけど、草取りぢゃ、お風呂そうじぢゃ~、蛍光灯の取り換えじゃ~なんだかんだで、ちっとも休んだ感じがしなかった。まあ、家の仕事はてきと~にすませて、夕方からオディオと音楽にいそしんだのでした。

 

連休最終日は、実家オディオの整備をして、そのうち盟友M君があそびに来てくれて、しばし音楽聞きながら歓談。実家マイファイシステムについては、追ってご報告いたしますね。 

 

さて、このごろなぜか、往年のジャズ==50年代から60年代の米国のジャズ==が聞きたくなって、これまで集めたジャズCDの整理をしてみましたら、100枚近く、いわゆる名盤と言われるものがあって、おお!これは、ちゃんと聞いておかないと、あせったのでした。 

 

うちのメインシステムの「シベリウス」で聞いても、それなりに楽しめると思うのだけど、こ~いう往年のジャズは、ちょっとひなびたシステムで聞きたいなあと思ったからたまらない。そ~言えば、昨年、お隣のリサイクル屋さんで見つけたサンスイの大昔のスピーカー SP-30があったなあ、これは10センチフルレンジに小型のホーン型ツィターの2WAY。こいつを手持ちのアンプのどれかで鳴らしてみることにしました。 

 

で、このスピーカーを入手した時、しばらく鳴らして、50年以上も前の製品にもかかわらず、まったく問題なく音が出たので、ユニットとか確認してなかったので、(なにしろ木ねじで格子グリルを取り付けてあるので脱着がめんど~)、今回は、きちんと現状を確認してみることにしました。 

さて、開けてみると、、おお! エッジにへたりなど確認できず、50年以上も前のものとは思えないぐらい良いコンディション! そ~言えば、隣のリサイクル屋のおじさんが、これ物置にずっとしまってあった==ということだったから保管状態が大変良かったということなのでしょうね。先に鳴らしたときにも、クリアーな音で、こもったりビビったりしなかったので、このままで使うことにして、格子グリルを装着します。

 

CDプレイヤーも、そんなに凝らなくてよいので、義母が使っていたパイオニアのBRプレイヤーを使います。

 

次はアンプ、、、 AMPーKUMAMOTOやAMP-5512などSATRIのアンプで鳴らしてみたけれど、アンプがあまりにも高解像度で、ちょっとキリキリした音になってしまった。これはマッチングがあんまり良くない、、何かないかなあと考えた、、、そうだ! SATRIのヴィンテージアンプ モルフェウスがあったではないか、、あれは、高解像度というよりは、若干意図的に歪成分を取り込んで、玉アンプみたくここちよく聞こえるように設計したのですよと、設計者のナガイさんが言っていた。

 

パワーも10Wと、、スピーカーの能率が90dbなので、ちょうどよいかもしれないと、、実家に置いていたモルフェウスをもってきました。で、これも試しに繋いでみようと、最近全く使ってなかったウエスタンのトランスを使ったライントランス(サウンドトレール製)もってきました。

ケーブルとかは、その辺にあった赤黒ケーブルや付属ケーブルで間に合わせます(笑)。

 

で、プレイヤーとモルフェウスアンプだけでならしてみました。

ああ、悪くない。ちょうどよい塩梅の音ですが、線が細めに出て、もちょっとエッジが丸くなって、低中音が豊かな感じなると良いのだけど。で、だめもとでライントランスをつないでみました。

 

どうか? おお、これは良かバイ! 

いいあんばいで音全体がまろやかになって、こころもち低中域が太くなった感じ、、そして、楽器の音にいい感じの艶が出て、、輪郭もしっかりしています。もちろん10センチのスピーカーなので、ど~んと低音が出るっていうことは無いのだけど、聞いてる限り、中音がしっかり厚く出てくるので、不足感はありません。

モルフェウスもしばらく鳴らしてなかったし、SPー30に至っては、数十年使ってなかっただろうから、連休中、このラインで音出しします。その間も往年のジャズをCDで聞いたのだけど、、なんともこれが良い塩梅で鳴りました。 

 

そうして、3日が過ぎました。音は、確実に良くなって。低中音も、しっかり出るようになって、音全体にいい感じの丸みがついて、ピアノやサックスの音なぞは、ほんとに艶があって、トロっとした感じなりました、、

 

SP-30のユニットがアルニコだからなのかわからないけれど、今まで聞いたきたスピーカーの音調とだいぶ違います。なんというか、音がいい感じであま~い、、、だからといって高域が削られてっていう感じではなくてね、いやもちろんライントランスの効果もあるかもしれませんが、、 これは実に個性的な音であって、あたし的には、あたしの好みの様子で往年のジャズを鳴らしてくれます。

 

というところで、往年ジャズを楽しむための、マイファイシステム構築は、予想以上にうまくいって、このところ夕方は、一杯やりながら、ハンク・モブレー、サド・ジョーンズ、ルー・ドナルドソン、ケニー・ドーハム、バド・パウエル、チャーリー・パーカー、もちろんマイルスなどなどを聞いておりました、、

 

しかし、あれですね、、、このシステムで往年のジャズプレイヤー、、本当にすざまじい天才だなあと、、あらためて実感しました。 楽器をきちんと弾くだけでも大変なのに(実感)、、、みなさん自由自在に弾いてるものなあ、すごいものです。

 

そんなことがわかってきたのが、ついこのごろ、、それにSP-30の独特の音(昭和40年代の音っていったらよいのか)、、20年前のあたしだったらは~なんだこれ~なんて一笑に付したんでしょうね(笑)。でも、今は、こういうのがいいなあと思うようになったのだから、歳を取るのもいいことがありますね(笑)。

 

そ~言えば、前は大嫌いだった、たくあん、、

今は、たくあんと白ご飯だけで、とても満足、、そんな感じで味も音の嗜好も歳とともに変わるんですねえ(笑)。

 

しばらくは、マイファイジャズシステムで往年のジャズを聞いていきます、、、


 

 

 


 

 

 

 


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