事務所で使わなくなったノートPCを、仕事関係のデータを業者さんにきちんと削除・整理してもらった。んでもって、何台か自宅にもってきて、一番サクサク動くのをオーディオ専用PCとして再利用することしました。
あたしは、PCのスペックとかには、全く興味ないので、詳しいことは分からないのだけど、確か5、6年前に導入したDELL社製のノートPC(WINDOWS10)なので、音楽ファイル再生用としては、スペック的には問題ないかと思います。
それと、最近、自宅のWIFI環境も一新し、家中どこでも(トイレでも(笑))ネットが使えるようになったこともあります。
ということで、先ずノートPC2台を自宅WIFIと繋ぎます。問題無くコネクト。
YOUTUBEも問題なくつながりました。で、1台を音楽室の持ち込みます。そして、こいつをふつ~のUSBケーブルでMYTEK192DACに繋ぎます。サブシステムから問題なく音が出ました。
さて、息子が使わなくなったテレビを持ち込んで、HIDMケーブルで、ノートPCと接続して画面設定をすると、おお! テレビにPCの画面が表示できましたね。
では、YOUTBEの動画が映るかしらんと、やってみると、おお! 全く問題なく動画が出ます! で、全画面表示モードにすると、テレビの画面一杯に画像が出て、こりゃテレビ番組を見てる感じですね。
(テレビでYOUTUBEを表示。心霊動画とかも見られるのね(笑))
PCからのデジタル信号をMYTEKのDACが問題なく48KHZで受けていて、アナログ音声出力が問題なく出ています。YOUTUBEでジャズとかクラシックの音楽の動画を動かすと、、う~ん、、音も実に良いですね。
アンプはSATRI AMP-5512、スピーカーは、昨日紹介したテクニクスのSB-6というラインアップ。5512は、写真の通りインフラノイズのボリュームアキュライザーVR-7を装着(VR-7の効果については、追ってまた詳細報告しますが、予想を遥かに上回る効果)。インターコネクトケーブルは、インフラノイズ社製。USBまわり、デジタル周りは全てインフラノイズのアイテムを適用。スピーカーケーブルは、久しぶりのGE3のアルミベースのケーブル(5メートル)を使用しています。
こういうセッティングで、しばらく鳴らしこみます。
YOUTUBEの動画で良い音源がないかしらんと、探して見つけたのが、アメリカの公的文化機関(NPR)が作成した Jazz Night in America とうシリーズ動画。現在アメリカのジャズをけん引しているジャズミュージシャンの演奏動画。見てもらうとわかるけれど、ジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドーとかすでにエスタブリッシュした人たちは、もちろんだけれども、あたしが今まで聞いたこともなかったけれど、すんばらしい演奏をするプレイヤーが目白押しで、、画像がきれいなのは当たり前なんだけど、音が良い! 画像だけでなくて、制作者が音質にも相当こだわっていることが分かる。
上のシステムで、夕方、一杯やりながら、すこしづつ、このシリーズを見てるのだけど、いや、すごい良いですね!
今までまったく知らなかった、米国ミュージシャンの「今」のジャズが堪能できますね。
ひとつの動画が40~50分とか長尺で、ひとりのアーチストの演奏がたっぷり聞けます。コマーシャルもほとんど入らないので、これも良い。
あたしが、特に気にいったのは、中国系の女性ベーシストのリンダ・メイ・ハン・オー。
コアなジャズファンの方なら、知ってるよ~と言われるかもしれませんが、あたしは、全くはじめての人。かわい~感じの女性なのだけど、ベースは無茶うまくて、作品もすばらしい。ちょっと調べたら、パットメセニーのバンドにも入っていたというから、その実力は推してしるべしですね。
でもって、毎日、このシリーズを1~2本づつ見てる間に、システム全体が落ち着いてきました。
今回特に驚いたのは、なんといってもテクニクスのSB-6。
81年の製品で、もう40年以上も前のもの。近所のオディオ屋(正式名称はANYTHINGさん)で仕入れた個体がよほど良い状態だったのだと思うけれども、全く傷もなく、ユニットにも全く問題なく。ネットワークも、必要なところは、オリジナルパーツでもって交換・整備したということで、そんなに古いものとは全く思えない状態。
感度が8Ωで93dBというところが良くて、これなら、パワーが20WのSATRI5512でも軽くドライブできると思って、迷わず、このアンプで鳴らすことしました。で、SB-6とAMP-5512の相性が抜群で、昨日も書いたけれども、
高中音が実に美しく、滑らか、、さわやか、、、音が風のようにふわりと部屋中に広がります。低音も全く重たくなく、ふわりと広がります。しかし、軽すぎるということはなく、十分なエネルギーを感じます。部屋の左右の壁ギリギリにそれぞれ設置しているのだけど、こんななんちゃってセッティングでも、全く文句ない音。
SATRIアンプの高解像なんだけど滑らかという特徴とSB-6のキャラがうまくシナジーして、なんとも言えない、心地よい音になっています。
あっ、しかし、言っておかなくてはならないのは、実はSB-6にも若干の音調を施しているということ。
インフラノイズ社のHPの最近のブログ7を読んでみると、その中に、フォステクスのSPに、ダンパーフレークを張ってある写真があります。どうやらこれで音の調整をされているみたい。で、マネしてあたしも、ダンパーフレークでもって、SB-6のツィター上部とスコーカー上部に1枚づつ張りました。(写真でかすかに見えると思いますが)。
素の音は、やはり、高中音にややきつさとうか、細い、線的な感じがあったけれど、ダンパーフレークを張ったところ、神経質なところが収まり、より滑らかな音調に落ち着き、いい感じのとろみが出てきました。さらに、AMP5512に適用したボリュームアキュライザーとのシナージ効果もあってか、、響もさらに美しくなりました。
それと、今回使用したGE3のケーブル、、、これが実に良いです! アルミ線材を使用したケーブルとのこと。(こちらも詳細は追って、、)。
上のセッティングで鳴らして4、5日たったのだけど、うちのメインの「シベリウス」の出番がこのところ全くないぐらいの心地良い音(笑)。(シベリウスも鳴らしてあげないといけない(笑))。
上のようなYOUTUBEを音楽ソースとして絵と音楽を、すでに楽しまれている向きは多数だと思うけれども(酒仙坊大先輩などは、10数年前からやられていたと思う)。あたしは、なにしろやっと始めたところで、あまりの良さに興奮しているのでありました。
もちろんYOUTUBEの配信クオリティも、この数年で各段に上がってこともあるのでしょうね。
まだ、やってない方は、是非トライしてほしいです。ジャズだけではなくて、クラシックのすばらしい動画も多数アップされているので、、
という訳で、SB-6とSATRIアンプで、実に幸福なジャズライフを送っている今日このごろ。