スターリングを実家に移動して、その後に、またロジャースのLS3/5Aを設置しました。
昨日の夕方、メインのシベリウスフルレンジSPをアキュフェーズE-800で鳴らします。音源はYOUTUBE。MYTEKのDACと、5メートルのバランスケーブル(インフラノイズ製)で繋ぎます。これがね~、すこぶるあたし的には良い音で鳴るのですね。
お気に入りのリンダ・オーやジョシュア・レッドマン、バッドプラスなどが実に厚く、豊かになるのですね。決して超高解像、ハイスピードではないけれども、全てのバランスが良い、、なんともじんわりしあわせになる音。還暦すぎたので、こういう音調がここちよいなあ、、
こうして、久しぶりにE-800で、このユニークなフルレンジスピーカーを鳴らし、このアンプ、実にいいなあと、親ばかみたいに言っております。
アキュのアンプについては、音が固いとか、エッジが経つとか、透明感あふるる良い音だがエネルギーがちょっと不足かなあ、なんて向きもいられます。
しかし、シベリウスとのコンビで聞くと、全くそんなことはなくて、透明なんだけど、実にあたたかく、包まれるような、ここちよい音なんですねえ、、、ウルトラハイファイぢゃないけど、、あたし的には、全てちょうど良い「マイファイ」、、
歳だからなんだろうか(笑)。
最近、おもしろいなあと思ったのは、いつもあたしが楽しみに拝読しているオディオ関係ブログがいくつかあって、どちらも長年書き続けていられるもの。オディオブログ好きな方の多くがご存知だと思うが、「オーディオマニア ヨッシーの部屋」、「シマの遠吠え」を拝読しております。
おふたりの最近の記事を拝読して、分かったのは、おふたりとあたしは、ほとんど同世代、多分同級生、ぢゃなくても2、3歳の違いしかないということでした。
おふたりとも、最近、還暦を迎えられたみたいで、記事の内容も、なんとなく、あたしが60歳過ぎて、感じるいいろいろと共通しているようで、なにかこ~他人事ではなくて、引き付けられているのであります(笑)。人生観やオディオ感が、60歳を超えて、おふたりもちょっと変わられたたみたいで、、そういうのは、あたしもそうだから、とても興味深い、、、
特に、シマさんは、あたしが前に使っていたFALのスピーカーを長らく愛用されていて、すごく親近感があります。一方、あたしは、いろいろ機器を取り換えて、いかんなあなんて反省するのであります。
それにお二人とも文章がうまい! あたしみたく、書きなぐりみたいな文章とは格が違うなあと、記事を拝読してはため息ですが、、
そんなことを考えたりしております。
さて、スピーカーの入れ替などバタバタやったりして、ちょっと疲れたので、久しぶり、お気楽にサンスイのSP-30で昔のジャズを聞こうと、実家からもってきたこの盤をかけた。
10数年ぶりに聞いたけれど、いや~いいすね。そうして、驚いたのは、SATRIのヴィンテージアンプ「モルフェウス」で鳴らしたSP-30の音の良いこと、、、音楽性だけでいったら、うちのメインよりもいいかもしれない。
およそ50年ほど前の化石みたいなスピーカーから、活き活きとジャズが鳴ります。キャノンボールのサックスなんざ、もうほんとに命がこもり、細かいニュアンスまでばっちり伝わって、エネルギー感も十分。
そういえば、このSATRIの初期アンプ、発売当時オディオ雑誌で「羊の皮を変わった狼的なアンプ」と絶賛されたのだそうです。
50年から60年代のジャズCDをうちで聞くのだったら、このシステムがダントツですね。全くハイファイぢゃないけど、全く文句ない音、、なんでこんないい音すんの~?と不思議でもあります(笑)。ウエスタンのライントランスのお陰かもしれません(笑)。
一方、実家においてるフルレンジ JBLのLE8T。こちらもすんばらしい音、、、
ラックマンのDAC内臓のジャンクアンプで鳴らしているのだけど、、DAC内臓なので、マランツの廉価CDPのデジタルアウトで接続しているのだけど、、昔のジャズCDかけると、なんともいい感じの艶がのった、厚くて太い音。デクスターゴードンとかのサックスが、もうなんとも言えない感じで、せまってくるからたまりません、、
しかし、以前は、フルレンジなんて、いい音しないだろうと、はなから馬鹿にしてたのけど、いやあ、よくできたフルレンジは、実に良いです。場所もとらないし、、、
こういうのが分かってきたのも年の功なのかもしれませんね、、
歳を取るのは悪くない、、