鳴らすのは、おお! カラヤン指揮のショッターコヴィッチ交響曲10番である! デジタル録音盤である!
あたしはショスタコってあんまり聞いたことがないんで、好きか嫌いかは何とも言えないが、なにしろ独特の音楽っていうのはわかる。
同じようなフレーズがなにかも繰り返されて、ビルドアップされて、しまいには爆発!っていう感じが多いのも知っている、、まあ、そのぐらいで、、10番てのは気合入れて聞いたことはなかった。
随分前にこの盤を買っていたのだけど、やっぱり再生難しそうだな~と1回ぐらいしか鳴らしたことはなかった、、
でも、システムの入れ替えとパネルを柱としたルームアコーステックの調整を進めたいる状態で、狭い部屋での再生には限界があるだろうと思われるこの盤がどうなるかやってみたのだった!
フォルテシモが出てくるまで、少し流してきいてみる。1楽章の真ん中あたりで早くも金管が咆哮! なかなかいい盛り上がりのところがあったので、この辺で音が方向しないようにプリのボリュームを合わせる。表示は-38、5DBを示している。この前後にうちの部屋でのボリュームの限界ラインがあることを確認する。
それでは、もう一回1楽章から鳴らしてみる。
聞き進んでいくうちに何より、この交響曲がすざまじい作品であることに気付く。繰り返しが多いのだけど、それがだんだんとビルドアップされていって巨大な何かみたいなって爆発する、、
ちょうどこの連休スカパーとかBSでゴジラ総力特集をやっていたので聞いているうちにこの音楽とゴジラのイメージがぴったり重なってしまう、、
しかし、この音楽オケのテクがないとぜったいにうまく演奏できないだろうなあ。この人の4番もそうだけどオケがうまくないと大変だろうなあ、、
交響曲10番は全編そんな音楽で、まさにカラヤンが腕を鳴らして指揮したくなるような作品でありますね。その他の交響曲は全然やらなかったのに10番だけは2回録音したっていうのは、それだけやる気にさせる曲っていうことなんでしょうね。
さて、この曲、全編豪華絢爛、オケのバカテク全開とあわえて、これでもかっていほどの弦の美音! オケも鳴りまくる!
これはなかなかすごい盤。旧盤もきかないと!
結果から言うと、うちのシステムとパネル+シートで問題なくなりました。FFで飽和しないかというと、もちろんそんな感じはあるけれどボリュームの位置決めをやっておけば、無理なく音が拡散していく、、
飽和するっていうのが、すべての音がごちゃっと団子になって、楽器の音が聞き取れないっていうのがそうだとすれば、、飽和はしないです、、
もちろん8畳だから限界はあると思うけど、なかなか良い感じで再生できたと思います。
カラヤンのデジタルフルオケ録音ってなかなか再生が難しいところがあるとあたしは思います。アルプス交響曲だって、なかなか難しでしょ、、
あたしとしては、今回の調整でショスタコやマーラーもなんとか聞けるまでにはいけたのかなと思う、、
次はアルプス交響曲だねっ!