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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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今年もいろいろあった、、①

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2022年がもうすぐ終わろうとしておりますね。

今年のお仕事は今日で最後、、なんだかいろいろあって、この1年はあっという間でした。さて、今年を振り返ります、、

 

今年の最大イベントは、なんと言っても還暦おめでとう記念に、イギリスからフルレンジスピーカー「シベリウス」を導入したこと。いや~あれは、初めての個人輸入ということで、とてもスリリングでしたわ(笑)。到着、設置したのが4月だったから、鳴らし始めてもう8か月ほどになるけれど、、もともと楽器みたいなコンセプトで作られたスピーカーなので、すごくエージングが必要で、このごろ、やっと実力が出てきたなあという感じです。

 

寒くなってきて、一杯やりながら、気ままにCDやアナログで音楽を聞いてると、中低音がと~ってもゆたかになってきた、、あれれ、前はこんな音しなかったけれど、、明らかに鳴らしこみの成果ですね。これから、2年、3年かけてもっと良くなると思います。なにしろ、このスピーカーの設計理念のひとつが、サステナブルだからねえ(笑)。 

 

このスピーカーの音は、ほんとに何にも足さない、何にも引かないといった感じなのであります。ちょっと前、このスピーカーではじめて、耳タコの武満徹さんの管弦楽集を鳴らしたのだけど、、いや、おどろいた! 今まで聞いてきたスピーカーと全く様子が違うのでしたから、、

(N響 岩木宏之指揮のCD)

 

B&Wのスピーカーをいろいろ使ってきました。805M、803SD 802SD、805D3とかね、、、いやあ、こうやって思い返すと結構ヘビーなB&Wユーザーでしたねえ、、

 

B&Wのスピーカーから出てくる武満先生の音楽の「音」っていうのは、もういろいろ細かい音が、しっかり・ばっちり出てきて、きらきら音が明滅したり爆発したり、そういうのが積み重なって、ある意味、音が見えるといいますか、もうハイファイサウンド、モニター的という感じで、そういう意味ではオーディオファイルをよろこばす音でありました。

 

一方、シベリウスが鳴らす武満先生のCDは、、そういうモニター的というか、全てがすっきり見えますという感じではなくて、ホールで生音を聞いている感じに近いですね。 

 

だから、今までB&Wの音に親しんできて、あの音の記憶があるもんだから、「シベリウス」のこの音には、ちょっとびっくり、、、なんというか、外見がほとんど一緒だから、コーラと思って飲んだらお醤油だった(笑)、みたいな感じでしょうか、驚きと違和感、、

 

もう、全く感じが違うんですわ、、でもね、よくよく聞いてみると、まったく武満先生の音楽なんですわ、、でも、音全体の様子が、まるでホールで聞いてるかのような、、、感じ、、、

 

B&Wで聞いてたときの、武満音楽のクールさが、払拭されて、すっかりあたたかい、、、武満音楽ってどちらかというと、ひやりとした肌触りがあると思っていたのだけど、シベリウスだと、ベリーウォーム、、こういう音は、しみじみいいなあ、、

 

B&Wのモニターみたく、全部の音が聞こえなくても、あたしが好みの音で鳴るスピーカーが一番良いです。その意味で「シベリウス」は、これからあたしの長い音楽パートナーになるんだろうなあ。

 

サンスイのSP30という大昔の2WAYスピーカーも、あたしの宝ものになりました。 

 

今ちょっとお休み中だけども、いつでも鳴らせるように、音楽部屋にセッティングしてあります。このSPで聞く、古いジャズは、いや~もう文句ないです(笑)。

 

最近のステレオサウンド誌とか見てて、天文学的なお値段のオーディオ機器の広告なんかを見てて、前は、はげしくほし~とか思っていたのだけど、今は、ちっともそんなこと思わなくなった。

 

オディオを30年以上続けてきて、散財しまくった個人的な経験から言えば、エントリーレベルとウルトラハイエンドセパレート機器の違いっていうのは、それほどでもないんではないか(飽くまで個人の考えです(笑))。例えば、リサイクルショップで集めた、総額2~3万円のセットでも、結構満足できるんではないか、、

 

あたしの親友S君は、音トモムックのアンプとスピーカーで十分だよ~、音も良いよ~と言ってたけれど、いやほんと、あのセットでも全く文句ない音で音楽が楽しめます。

 

そ~言えば、あたしが、あたしがまだ30代のころ、オーディオ道場の片山マスターが、ハイエンド!ハイエンド!高級ケーブル、アクセサリーとかに血道を上げていた頃、、若いときはそうなんだよね~、、、一度はその道を通らんと、真のオディオと音楽のことは分からんもんな~と苦笑されていたことを思い出す。

 

そうして、やっとこのごろ、当時、片山マスターが言われていた真意が実感できておりますのね、、、還暦過ぎてですよ(大爆笑)。

 

でも、そうは言ってもオディオ馬鹿一代だから、機器にはある程度、こだわりはありますから、今のシステムのラインアップが、ほんとに中庸と言う感じで、今の自分にあってるなあと思います。ほんとの意味で「マイファイ」。

 

とかなんとかいって今年も、まだ本ブログには書いてない機器を結構入れたりしています。

 

それについては、また今度書きましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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