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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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次々と、、、ジェフベックのこと、、

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はじめてジェフベックを聞いたのは、高校生のときだったか、、、

「ブローバイブロー」だったと思います、、でも、そのLPは持ってないので(CDはずいぶん後で手に入れたけれど)、

 

どうしたんだっけ、、そうそう、あの頃はやっていた貸しレコード屋で借りてきてカセットに録音して聞いていたことを思い出した。カセットテープはTDKのADテープ。同年齢の音もだちなら、あの黒いかっこいいカセットテープをありありとイメージできるだろうな。

 

あたしは、あんまりジェフベックには関心がなかったのだけど、やはり世界3第ギタリストの一人なら聞いておかないとなあということで、このLPを借りてきたのでした。で、聞いたら、すぐに気にいった。なにしろボーカル無しで、ギターがメインというので、ちょうどその頃聞き始めていたフュージョンに非常に近い内容でしたから。フュージョンが流行り出したのが、たしか70年代後半から80年年代前半で、ジェフのこの盤は75年にリリースされているから、フュージョン音楽の走りということができるのか、、、 リリース当時はジャズロックとか言われたみたいですね。 

 

もちろん、そのころあたしが入れあげていた渡辺香津美さんのような、ジャズ畑出身で、彼のようなものすごいテクニシャンではなかったのだけど、独特のフレージングとか、ともかく歌いあげるように弾くのが、いつ聞いてもぐっときたのでした、、、

 

土曜日のお昼、地方局でベック追悼特集をやっていたのだけど、「悲しみの恋人たち」がかかって、久しぶりに聞いたのだけど、ギターが張り裂けんばかりに歌う、、歌う、、やっぱりすごいとあらためて思いましたね。こんなふうには、他の誰にも弾けないだろうなあ、、

 

ともかく「ブローバイブロー」と、、その後に出た「ワイヤード」は、あたしの音楽の原点みたいなポジションにあります。

 

「ワイヤード」ももちろん優れた盤だけど、、ちょっとメタリックでギラギラし過ぎで、作品としては、やはりブローの方が良いと思います。なにしろプロデューサーがあの、ジョージ・マーチンですものね(笑)。
 

そして、このCDも忘れちゃいけない、、

 

ジェフが他の二人と組んだ最強のロックトリオBBAですよ! 

このCDは、ずいぶん後になって買いました。日本でのライブ録音! これは、すごいアルバム。トリオで良くこれだけのことがやれるなあと驚きます。ロックトリオと言えば、クリームもすごいけれど、クリームはジャズみたくアドリブを繰り広げたらけれど、BBAは、なにかこうもうすこしカチッとしたかたちになっていて、いかにもロックという感じで大変に良かった。今でも、CD2枚組あたしの宝ものですね。

 

だから、「ブローバイブロー」、「ワイヤード」、「BBAライブ」があたしの持ってるジェフのアルバムの全てか、、

 

80年代前半は、ベースのスタンリークラークともよく一緒にやってましたね。スタンのアルバムに何曲かゲストで入っているし、、その頃一緒にバンドやってたあたしの大学のギターの先輩が、東京までスタンとジェフのグループを見に行ったことを思い出します。スタンがあの速弾きで、ジェフと同じフレーズを弾いてたぜえと先輩は笑っていましたねえ、、

 

なつかしい、いい時代だったなあ、、 

 

その他、10数年前に、ジェフの初期の作品が5枚組ぐらいのCDセットになって廉価で売られていたので入手して聞いたのだけど、初期のジェフのバンドは、あたしは、あんまり気に入らなかったなあ。

 

最近の動画とか見ても、ジェフはちっとも年取らないなあと思っていた矢先の突然の他界

ギター小僧のあたしとしては、ちょっとショックでした、、

 

そして、今朝の新聞見てみると、高橋幸宏さんが他界されたというニュース。

YMOのドラマー、、、あたしが高校生のとき、人気ありましたね。

まさに同時代を駆け抜けたミュージシャン、、、

 

次々と思い入れのあるミュージシャンが他界されていきます。

しょうがないとは言え、、さみしい限り、、、

 

 

 



 


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