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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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28年たった、、地震のこと、、

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28年前の早朝でした。神戸の大震災は、、

 

当時。あたしは東京でサラリーマンでした。当日は早朝出勤。東の空に赤い月が鈍く不吉に光っていたことを今もはっきり覚えております。その後、通勤電車の中で聞いていたラジオから地震のニュースが流れてきたのでした。

 

1995年は、あたしにとっても人生の節目となる年で、1月はサリン事件、そして、神戸の大地震、7月に東京から熊本へ引っ越しと、、大変な1年でした。

 

そうして、神戸の地震から26年後、熊本でも地震を経験するとは、その頃、夢にも思いませんでした。

 

ほとんどの人が災いは自分には来ないだろうと楽観して暮らしているけれど、あるとき突然、実際に自分の足元で起こって、これが現実なのだと悟るということを学びました。南海トラフ地震は、もういつでも来ると言われているけれど、この教訓から、今からしっかり準備しないといけないと思っております。いや、思うだけぢゃなくて、具体的に準備をしなくてはね。 

 

先ずは、スピーカーのユニットの耐震対策からだっ!(やっぱりそこかい!?)。

熊本地震で当時の愛機B&W802SDが大破して実に苦い経験があるので、あの二の舞はしたくない。

 

今の愛機の英国フルレンジ「シベリウス」は、音質的な理由でプロテクションが全くなく、ユニットがむき出しの状態であります。これを地震から守らなくてはならない。とりあえずは、スーパーにあるような買い物カゴとか、なにしろ地震でぶっ倒れても、ユニットを守るための装備が早急に必要であります。鳴らさないときは、カゴを頭からかぶせておく(笑)。見かけは最悪だろうけれど、ええい、見るのはあたしだけだからかまわん!

 

アンプとかの機器は、まあ、がんじょうなものが多いので、ラックにしっかり固定しておけば大丈夫だろうと思います。

 

神戸でも東北でも、そして熊本でも、、オーディオマニアの愛機たちがぶっ壊されました。酒仙坊先輩も、あたしも、そして東北の諸先輩たち、、

 

あたしは、タンノイ、マッキントッシュ、マランツなどなどのオーディオ機器が津波で救いようもなく流されていくところを想像して、なんとも悲しい気持ちになります。

 

そんなことがないように、次の大きな地震に備えて、愛機を守る準備をいたします。

 

今朝も相変わらず早朝出勤。ちょうど神戸地震が発生した頃、空を見ますとなんといいお天気。空気が澄んで、星たちがひかっております、、そうして、下弦の月が東の空にかかっています。しかし、今日の月は、実にきれいで静謐、、、、東の空には、山の稜線の上にさそり座がもう頭をのぞかせていました。季節は、冬から春にすこしづつ向かっているのですね、、、

 

まだ明けぬ空の下、神戸に向かって、しばし合掌、、

 

 

 

 

 

 


 


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