システムの音が大分落ち着いてきました。だんだんとあたしの好みの音になってきた。
イギリスのA級アンプSAGUDEN A-21、CDトランポートにCECの往年の名器 Tl-1X。サンバレーの玉DACに繋いで、ケーブル関係は全てインフラノイズ製で固めて、愛機「シベリウススピーカー」で音楽を楽しんでおります。
先にも書いたように、シベリウスがほんとに良くなりはじめて、ほんとにこれがフルレンジって疑いたくなるほどの音、、、
先に使っていたB&W805D3よりも、あたし個人の好みから言えば、はるかに音楽をたのしく・美しく聞かせてくれるスピーカーです。
さて、このラインアップで、大編成のオケものも大変良く鳴るようになったので、それならいよいよと、うちでは鬼門だったマーラーの交響曲を聞いてみることにした。
マーラーの交響曲は、先に書いたインバル盤、バーンスタイン盤(後期)はもちろん、シャイー盤、そして今回聞いてみたベルティーニが指揮した全集などがあります。いや、マーラー結構持ってましたね。
90年代にマーラーの大ブームがあって、あたしもいろいろ買ってみたんだけど、のめりこむというほどではなかったな。むしろブルックナーにはまった感じでした。やはりマーラーはうまく再生するのが難しいということも一因であったと思うけれど、
ベルティーニがケルン放響と入れた全集の中には、日本公演のライブ録音とかもあって、結構面白い。前にざっと聞いたときに印象深かったのが、「大地の歌」。これは、90年代前半にサントリーホールでのライブ録音みたいですね。
聞いてみました。いや~これ、いいですわ、、、しみじみいいなあ、、
ライブ録音なのに、細かい音の響とか、楽器の音の質感とかも見事に録音されていて、実に細かいフレージングとか、ああ、マーラーの音楽ってこんなに精緻で美しかったのかあと感じいました。そして、フォルテシモでも、実にウエルバランスがとれた充実した音であります。はじめてマーラーの音楽でうまく鳴りました、、うれしい、、
最初から最後まで、しっかり聞きました。今回は午後の早い時間に聞いたので、もちろん、しらふでね(笑)。
もちろんベルティーニの演奏が、熱情的に激しく煽りまくるっていう感じではなくて、むしろ客観的に音楽の構造がしっかりわかるようなスタイルであるので、フォルテシモでもバランスが絶妙にコントロールされているのだと思うけれども、ともかく、今の出音は好ましい、、、
しかし、この「大地の歌」、、いいなあ、、
今のラインアップで、マーラーの交響曲を、聞きなおそっと、、