Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

DECWAREという玉アンプについて、、、 

$
0
0

このところ、海外のオディオ動画とかを、へらへら見ているとDECAWREという会社の玉アンプがあちこちで絶賛されております。

 

アメリカの片田舎で10人ぐらいで、しこしこ手作りしているガレージメーカーみたいなのだけど、オーディオフィリアクのゴッテンバーグさんも、同社のいくつかのアンプをレポートとして、これまで聞いたどの玉アンプよりも魅力的な音、23年のベストアンプだと大絶賛しているし、その他のアメリカのオーディオファイルの皆さんの動画でもDECWARE社の玉アンプは、ダントツ高い評価なのであります。いくつか動画を張り付けておきますね。

 

 

 

そして、なんと!あろうことか!

あたしの愛機スピーカー「シベリウス」の設計者のラブグローブさんが、最近の動画でDECWAREのアンプをシベリウスで試聴したレポート動画をアップされました。上のとおり、アメリカでのDACWAREアンプの評価はほんとにすごいものだけれども、イギリス人で、しかもあたしと全く同じスピーカーを鳴らしているラ氏が、一体どういうふうな感想を持つのか、ものすごく気になるところですね。 動画はこれ!

 

 

ラ氏の評価はどうか!? これが、やっぱり大絶賛なのでした!(笑)。

ラ氏によると、ただいま自身のシベリウススピーカーに、どのDECWAREアンプが合うか、D社の社長であり技術監督であるスティーブ・デッカード氏とメールや電話で数回にわたり話を重ねた結果、EL34を使った、ZEN TORII MK5というアンプをオーダーすることになったとのこと。このアンプは、基本は、EL34が付くのだけど、どいう設計なのか詳しいことは分からんが、KT66とか、他の真空管と取り換えることで、サウンドに変化をもたらすことができるものらしいのですね。技術的なことは詳しくはこちらで→

TORIIMK5 | DECWARE Zen TORII MK5 Amplifier (decwareproducts.com)

Decware Torii Mk5 Anniversary + Tube upgrades For Sale - US Audio Mart さん

(これがZEN TORII MK5)

 

さらに驚いたのは、このアンプ、注文から実機が届くまで2年ほどかかるということ(笑)。わはははは(笑)。

 

なにしろ、あまりの人気のためアメリカを中心に諸外国からバックオーダーが2000件以上あるということで、全然こなせてない状況が続いているとのこと。ラ氏のアンプも2年ほどかかったというからたまらない(笑)。

 

なにしろ、10人ぐらいで、手作りでぼうちぼうち作ってるみたいであり、しかも基盤は全く使わず、丁寧に点配線するという昔ながらの職人仕事なので、そりゃ、時間がかかる、、でも、そういうのは、このせわしい時代に逆に「粋」だなあとも感じますねえ、、、

 

で、もひとつ面白いのは、ネーミングのTORIIっていうのは、なんと日本語の鳥居、そう神社の鳥居のこと。なんでも、このアンプは、現実世界から音楽で神秘世界に入り込むような日本の鳥居みたいなものだからっていうことでの、ネーミング、、社長は結構日本びいきなのかしらん、、

 

でも、まあ、ともかくアンプが到着して、L氏シベリウススピーカーに接続して、音出してみたら、その音のあまりの良さのぶっとんだとラ氏、、、

 

音場が部屋中に広がり、マルチチャンネルかと疑うぐらい立体感のある音なのだそうです。ラ氏としては、玉をKT66に交換した方が、音が若干落ち着いて好ましいとのことでしたが、この辺は、好みの問題なんでしょうね、、、

 

で、ラ氏によると、このアンプは、まるでシベリウススピーカーのために作られてような音がする。10点満点中10点を上げても良いくぐらい==ほとんどパーフェクトと大絶賛なのであります! 

 

しかもと、ラ氏は続けます == この音で、この価格はリーズナブル過ぎる! このアンプ玉込$4000~$5000で邦貨にすると50~60万円程度なのであります。現在自社でアンプを制作しているところだけれど、この音を出すには、この価格より数倍のコストがかかるだろうとラ氏。とてもこの価格で、この音を出すなんて無理だと思うと、動画の中で頭をひねっておられます(笑)。

 

まあ、見かけがむき出しの無骨な姿の玉アンプなので、リビングにおいておくなんていう恰好ではないけれど、音はなにしろ抜群とのこと、、、

 

調べてみたら、90年代、日本でもDECWARE社のもっと小さくて廉価アンプが販売されていたみたいだけれども、あたしは、海外の動画を見るまでは、全く知らなかったです。 

 

しかし、まあ、あたしの愛機スピーカーの設計者が、10点満点=パーフェクトのアンプと絶賛しているんだから、是非聞いてみたいですね。

 

で、あたしも、DACWAREにメールを出した。もちろん社長宛、、、

なにしろ、D社は、代理店を全く持たず、ネットで直接販売をするので、保障関係や日本の電源関係に適応するのかどうか分からなかったので、その辺を聞きました。そして、もちろん注文して、届くまでどのくらいかかるか、ウェイティングリストについてもね、、、

 

そしたら、なんと翌日、返信が社長から届いた。

 

「注文を受ければ日本の100Vの電源環境にあわせてアンプを作成します。ま た、今回貴方からの質問に答えて、アンプのオーダーシート中の、電源環境の選択項目の中に " JAPAN 100V "という項目を早速追加しました。(後日同社のHPのオーダーページを見たら確かに追加されてました)。到着してアンプを取り出しら、すぐ日本の電源に繋げて聞くことができます。今、注文していただいても、2000人以上が待っていますので、2年から3年ぐらいのウェイティングになります。」

 

とのこと、、、待ちが2~3年っていうのは、日本のオーディオファンの常識として、驚くべきことなんだけれど、このアンプを使っている人のほとんどが、「待つ価値がほんとにある」と言っておられますね。

 

おっと忘れていた、保障は「生涯保障」とのこと。つまり持ってる限り壊れたら修理しますよということ。修理代がかかるのだろうとは思うけれども、、まあ、ともかくメンテ体制は、しっかりしてますとことだろう。面白いのは、輸送には、パリパンケースって言ってたが、大きな特設スーツケースを使うので、安全みたいです。

 

いや~しかし、先回「シベリウス」を入れたときも、結構待たされたし、しかもコロナ禍で、中国でしばらく輸送がとまりそうになってヒヤヒヤしたのでした。2~3年となる、世界情勢はさらに危なくなってきてるし、無事に仕上がってもアメリカからものが無事届くのか、、そんなことも心配であります。 

 

でも、DECWAREの玉アンプ気になります。 

 

音もだちで、もしかして、同社のアンプ使っていられる方がいられましたら、是非ともご意見頂戴したところなんです、、同社社長はメールで、日本にもユーザーがいると書いていたので、、、

 

しかし、日本でほとんど知られてなくて、海外で高評価の機器が結構あるのですねえ、、、

 

これまでは、あたしら日本のオーディオファンは雑誌とかでした機器やスピーカーの情報にアクセスできなかったのですが、今や、ネットで代理店や紙媒体を介さず直接ネットで情報を知ることができるので、この2,3年あたしのオーディオ機器に関する感覚が相当変わりましたね(笑)。だって、どの雑誌見てもDECWAREのアンプの紹介なんてないですものね(笑)。マークレビンソンやマッキンは知ってても、DECWAREなんて聞いたこともない(笑)。
 

 

さて、このアンプ、ほんとに聞いてみたいけれど、待ちが3年というのが、やっぱりちょっとなあ、、、

 

 

 
 

 

 


 

 

 


 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles