あたしのテクニクスSL1200MK3は、もう10年以上も前に、Hオフ店にて中古で購入したものだけど、今も全く問題なく動いています。
あたしは、レコードが好きで、80年代にCDがメジャーになって、みんながレコードを手放したときも、1枚も出さずに、大事に保管して今に至る。
東京で仕事をしている頃はDENONの結構いいプレイヤー(DP-59Lだったか)を使っていたのだけど、田舎に帰ってきたら、そのうち壊れてしまって、知人に譲ってしまったのでした。
その後、しばらくレコードを聞かない時期が続いたのだけど、そのうち、また聞きたくなって、東京のなじみのお店に電話して、アナログプレイヤーを探していて、当時、DENONが新たにリリースしプレイヤーに興味があると電話したのです。
その際、対応してくれた店員さんが、あれは個人的におすすめしない。今ならテクニクスのSL1200シリーズをおすすめしたい。テクニクスのこのシリーズは、数十年以上にわたり製造されてきたもので、メカは極めて堅牢、耐久性はDJにも十分対応できることから証明されているし、もちろん音も良い。一方、DENONのメカはテクニクスに比べたら非力である。総合的に見て、中古であってもテクニクスが良いと思うと説明されたのでした。
なるほどなあ~と感心したのだけど、結局、そのときプレイヤーは導入せず、ずいぶん後になって、Hオフ店で、アナログプレイヤーが多数売られていたときにケンウッドの中古プレイヤーと比べて、ケンウッドの方がデザインとか見かけははるかに良かったのだけど、先の店員さんの言葉を思い出し、SL-1200MK3にしたのでした。3万円ちょっと(カートリッジ無し)でしたが、全く故障もなく動いております。
(こちらは、MK3)
音はね~。文句ないです(笑)。ジャズ専用みたくなっているけど、聞いていて全く問題ない音質。なにしろ、基本的なポイントの調整が可能でしかも簡単(笑)。気軽にいい音でアナログ聞くのだったら、SL-1200シリーズが一番いいと個人的には思います。
さて、ここからが面白い。ちょっと前、音もだちより、
「1200シリーズのMK4を手に入れた」
とのメルがあったのでした。あたしのMK3は、言わばDJ仕様である一方、MK4は、ファンならご存知オーディオ専用で内部パーツにこだわったもので、中古で出ても、すぐ売れてしまうほど評価の高いプレイヤーらしい。そこで、MK4の音を聞いてみたいので、あたしのMK3としばし交換しませんかと連絡したところ、このところガラードのプレイヤーを調整しているので、しばし交換してもいいよ~とうれしいお返事。
で、数日後、MK4がやってきました。
MK4は、出力ケーブルが直出しでなく、好みのケーブルの使用が可能。アームやインシュレーターもMK3よりもグレードが高いのは、触ったら分かります。中のパーツもハイグレード。
ということで、ひさしぶりにカルダスのRCAケーブル50センチ長を2組使って、SATRIのイコライザー→アキュE-213に接続して鳴らします(スピーカーは、久々に取り出したJBL4312)。カートリッジはオルトフォンの2MRED。
音はどうか?
ああ、全体の音調はMK3と同様だけど、やっぱり相当ちがいますね。低域がしっかしして、高域もしっかり伸びています。シンバルの鉄粉感も十分、、ああ、これはいいわ、、、安定感がありますね。ジャズ聞くには、全く文句ないです。特に個々の楽器の音がしっかり出て、演奏のニュアンスまでしっかりわかるなあ、、いや~MK4、いいですね。まったく、、
最新のSL1200は、Gシリーズとかになっていて、これって世界的に評価が高いですね。でも、結構高いでしょ(笑)。
ここで良く紹介するYOUTUBEの動画 オーディオフィリアクのスティーブ・ゴッテンバーグさんも、SMEのハイエンドプレイヤーからSL1200Gに代えられたのでした。理由は、音がいいだけぢゃなくて、いろいろなカートリッジを簡単に交換できるからということでした、、、
でも、カジュアルにアナログを楽しむ(特にジャズとか)のであれば、何もGシリーズでなくても、MK4があれば、十分だなあと実感しております。
ガラード持ってるんだったら、あたしのMK3にちょっと追い銭するから、Mk4交換してよ~と音もだちにお願いしているのだけど、さてどうなるか(笑)。