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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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ワーグナーの夜、、

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最近あっさ早くに仕事をはじめるので、4時ごろになると、おおもう12時間以上働いているではないか、いかん過労死すると、すんませんすんませんと早い時間に帰宅している今日この頃なんですけど。


昨日とて5時ごろ帰宅したので、この前から読み始めた夏目漱石先生の「草枕」を読み進めた。


大分前に読んだときは漢字が分からんのとあまりにも表現が昔風なので、うわ~と途中でやめたのだけど、今ちょっとがんばって読み込むと、こういう表現も漱石先生なりのユーモア感覚なのかなあと思いつつ、注を確認しつつ、結構楽しく読んでいる。


漱石先生は5年ほど熊大の先生で熊本に住んでいたのだけど、あんまりここが好きではなかったみたい。でも、草枕だけは熊本を舞台に書いているとのこと。


かのグレン・グールドの愛読書が草枕だったらしいのだけど、もちろん彼は英語訳を読んだと思うのだけど、あたしもちょっとだけ英語訳を読んだことはあるのだけど、これだけ原文(?)に難しい漢字が使われているのだなら、むしろ英訳の方が分かりやっすいか~と思ったこともある。


グル―ド先生って厭世的な人生をおくったみたいだけど、なるほどなあ「草枕」って非日常礼賛というか、夢うつつの世界礼賛というかそういう内容なので、なるほど彼の世界とぴったりマッチしたのかもしれんなあ~。


さて、ごはんが済んだら音楽の時間なので、昨晩の続き、カラヤン指輪「ワルキューレ」のCD2を聞く、、


むむむ、冒頭、あの聞きなれたワルキューレの音楽がすこしだけ出てくるので、おお!なつかし~と思って聞きすすめると、今回はヤノビッツはもうでてなくて、今度はヴォータンとフリッカがいろいろと会話(ぐらいしかわからんのだけどね)する。これが長いのだけど、ともかく声と演奏が良いので、飽きない。


聞き進むうちにヴォータンがなにやら、ぐちゃぐちゃ悩み始めて、苦悩が絶頂になるんだろうな、っていう音楽の作りであることはわかる。なにしろストーリーが分からんので音楽だけを聞いていく。


しかし、まあ、この演奏は実に良い。表情のつけ方が本当にうまい。オケがうまいので、思わず引き込まれているうちに、何やヴォータンが苦悩爆発!おおお!でCD2は終了。





もうちょっと、聞きたいので同じくカラヤンVPOの「惑星」から金星を聞く、、、61年の録音だからカラヤン元気ばりばりのときだなあ。その次の年にあたしが生まれる訳だからなあ、、あんな昔よくこんな演奏と録音ができたもんだとつくづく感心する。


うちのシステムでも結構いい音するんだけど、音だちの家の蜂の巣(HL-88)とマッキンで聞かせてもらった、したたるような弦の美音には依然完敗なのである、、




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