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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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アナログの夜、、

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どうも最近いらいらするので、こ~いうときはアナログを聞いてこころを落ち着かませしょうと、昨晩はノッティンガムを回して、アナログ専用のプリになっているC-280Vに灯を入れて、いろいろと聞いてみることにした。


最近テレビで「マエストロ」という映画の宣伝をよくやっていて、バックにベートベンの交響曲3番のフィナーレがかかっているので、そうだ、久しぶりに「エロイカ」聞いてみましょうと、、ベーム指揮VPO盤を取り出した。これは全集で入手したもので、あんまり回したことがないのでした。


で、まず一枚目にベームVPOの3盤の3楽章から聞いた。プリが十分にあったまってなくて、音はもうすこしだったけど、さすがにVPOのしなやかないい音で演奏。特に木管の美しさには引き込まれる。演奏は本当に丹精で、自然で、きちんと音を整えましたという感じに聞いた。ゆったりとした流れがある演奏でこれはこれでとてもよい。で最後まで聞きとおした。





機械もそろそろあったまってきたので、では、次にカラヤンBPOの

3番も聞いてみましょうと、こちらも全集の中から、、




あらら、ひさしぶりにきいたけど、おんなじグラムフォン盤なのにで、カラヤン盤の方があきらかにハイファイ。絶対にマルチマイク録音ですね。ベーム盤が自然な流れをベースにした演奏なら、カラヤン盤はまさに恣意的な演奏。しかも、オケを煽る、煽る!

しかもリズムも結構どぎつい! 全く違う2つのスタイルのベートベンの演奏。おっもしろいな~と、ひとり関心、、、


音もなかなか良いのです。うちのノッティンガムなかなかいいなあとあらためて思う。


さてさてもうすぐ寝る時間、、なんか静かな音楽がいいなあと思ってレコード棚を探ると、おおマイルスのこれがあった!


で、かけてみて、と~っても感動。なにしろA面1曲のマイファニー・ヴァレンタイン冒頭のハービー・ハンコックのピアノがしみじみ美しいのだ、、そうして切々たるマイルスのトランペット、、ああ、これはミュートぢゃないんだ、、ジョージ・コールマンのサックスもいい感じで厚ぼったくてなかなか良い、、しかし、ピアノが冴えわたっているなあ、、




何回もこのCDでこの演奏を聞いたことがあるけれど、今宵、はじめてLPで聞いて、この演奏の本当の良さが分かったような気がする、、、


やっぱりCDではつたわらないサムシングがLPにはあるんぢゃないだろうか、、


満足して針を上げ、アンプの火を消して、今晩はおひらき、、、






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