ちょっと前に「ジャズ批評」誌でマリア・シュナイダーって大変いいぞっていう記事があったので、ちょっと気に入っていたので、なんどかアマゾンで買おうと物色していたのだけど、なぜかこの人のCDは値段がえらく高くて、CDはまたこんど、YOUTUBEに結構動画とか音源がアップされていて、それらを聞いて、悪くないなあ~と思ったいたのでした。
で、連休中、ひっさひぶりに町へでてCD屋に行って、まあ、こんなところにマリアシュナイダーの盤などある訳が無い、まあ、あったら何枚か買ってやろうと、たかくくってジャズセクションをみたら、あったの! マリアのCDが! で、こころに誓ったことだからと、やっぱり結構高かったのだけどかいましたよ! 大人買いだっ!
先ず聞いたのは、これ。
聞き始めはなんだかもわもわとして、つかみどころのない音楽だなあ、パットメセニーに似てるな~と、こりゃ失敗だったかなあとも思ったけれど、なんとなく何かがこころに残った。
自転車乗りから戻ってきて、午後から、また同じ盤を聞いてみる。
このときは、アキュとB&Wで聞く、、
すると、今度はとても面白くなった。なんというか、バスでもいいし、飛行機でもいいし、なんだかそういう乗り物にのって、窓の外の景色がどんどん変わっていって、そうして、ついに大海原とか大空とかそういう感動的な景色を経験するというような、音楽なんではないかしらんと感じた。
曲もとてもいいものがあるし、ビックバンドだけど、実に繊細で幻想的な響がそこここにあって実に美しい、、、
ブックレットを読んでみると、なるほど自分の子どものときの夜の街の美しさを表現したとか書いてある。
あらためて聞いてみると、過去や現在を行き来しているようなそんな感じもする。音楽は前進していくしかないのだけど、表現しているものは時空を超えて自在に動いているような感じ、、
そんなこんなで3日にわたり、マリアシュナイダーの音楽を彼女のビッグバンドの演奏で聞いて、あたしはじわじわと しかし しっかりと感動した、、、
しらべてみるとこの人、ギル・エヴァンスの弟子だったとのこと。ギルと言えば、マイルスのスケッチオブスペインとかのアレンジをやった人でしょ、、そういえばなんとなく似通っているような気もするけれど、、
だけど録音はあんまりよくなかった。少なくともうちのシステムで聞く限りは、、音全体がクリアーでなくて、楽器の質感がよく取れない。フォルテでは、結構 音響が立ち上がるけれど、でもなんとなくものたりない。もっといい録音だったら、まだ感動すると思うのだけど、、、
そんなこんなで、この連休はおおむねマリア・シュナイダーの音楽聞いていた。聞けばきくほど感動する音楽ってのは、なかなか出会えない。