月曜日、ちょっと用があって街に出かけた。約束まで時間がえらくあったので、ふらふらしていたら、おお電気館があるではないか!
電気館というのは熊本市では老舗の映画館で、今もしっかり営業しているのであった。
で、お~何かやっているかなと見てみると、「セッション」が10時半からと書いてある。お~、この前友達が東京でえらくおもしろい映画を見たよといって紹介してくれたのが「セッション」だった。しかも話はジャズドラマーが根性でうまくなるっていういまどきめずらしいものだから、逆にいいよ~ととのことだった。
ということで見ました。と~ってもおもしろかった。
音楽大学でジャズドラムを学ぶ主人公が鬼のような教師にしごかれしごかれ、もう死ぬ目にあうのだけど、最後にはおたがいが最高の演奏を通じてミュージシャンとして認め合うという筋なんですが。たしかにいまどきめずらしいジャズ版「巨人の星」と言ったらいいのか。聞けば、アカデミーにもノミネートされているようですね。
ネットでいろいろ調べてみると、ここで演奏されているジャズはジャズでないなんて酷評されている方もいられるようですね。
映画の中でのジャズはビッグバンドなんだけど、ジャズとしてクリティカルに聞いてもしょうがないんではないだろうか。この映画はジャズ版「ロッキー」なのであって、徹頭徹尾エンターテーメントであって、ジャズの芸術性を問うというようなものではないんだと思う。
しかし、今の映画館の音は結構よくなってますね(笑)。映画館っていうのは、音場調整をきちんとしてるんだって聞きますから、、
で、今回の映画ではビックバンド演奏がてんこ盛りだけに多くの楽器の音が鳴る。
ん~やっぱり中低域が豊かで、高域はそんな強くない、、そうしてフォルテシモでも全然うるさくない。いったいどんなイコライジングしているか気になる。この音からいったら、あたしの音はずいぶんと高域の方に音がシフトしているなあと思った。
やっぱりジャズはこんな感じでなった方がよいなあと、昨日からまた音場調整を再開したところです、、
「セッション」。お近くの映画館でやってるところがあったら、是非見てください。おもしろいですよ!