フラットヴォイシング+EQ調整で結構満足していたのだけど、やっぱりなんとなく音が柔らかすぎるし、低音の出方ちょっと違う、、ということがあったので、よしそしたらスムーズヴォイシングからもう一回とこの週末やってみたのでした。
いろいろとやってきて、なんとなくわかったのは、ヴォイシング結果に対して、EQ調整をあまり大きくいじらない方がいいということ。
音を聞きながら、ちょっと気になるところを、極く微量に上げ下げしながら調整することが調整のコツみたいですね。
で、パワーアンプはそのままP-7100で、スムーズヴォイシングしてみました。
その上で、EQ調整するのだけど、低域は今回学んだ通り、ほとんど動かさず、超低域はカットして、中域と高域を微量に上げ下げしていく。超高域はなだあらかに下げる、、このような方法で、追い込んで、スイートスポットに追い込んでいく。
今回は1時間ほどで、ある程度納得いく音調に追い込むことができました。スムーズヴォイシング(SV)は部屋の音響やSPの特性を活かしつつ、調整するっていうことなんだけど。確かにSVでやった方が、低域、高域の音がより明確になった感じがあります。ジャズを聞いても、フラットでの調整より、よりはっきり、くっきり出てきます。
緑の棒グラフが調整完了後のボイシング、折れ線がEQ調整のカーブです。前みたく大きな山あり谷ありでなくて、高低差があんまりありません。
カラヤンのマーラー9番ライブも、フラットよりもSV調整後の方が、より演奏の細かい部分も伝わってくる。フォルテシモでも、フラットよりも音全体がマッシブに出てくるけれども、阿鼻叫喚にならず、しっかりコントロールされて破たんしない。
そして、やっぱりよく調整された音響は、音そのものが気持ちよいのです(笑)。
最後のリヒターの「マタイ受難伝」を部分的に聞いたのだけど、コーラスの響が圧倒的、音場も広くって思わず引き込まれました。
しかし、本当に不思議な力を持った機械です。DG-58。
本領発揮にはまだまだこれからだって感じがします。