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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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團伊玖磨さんの交響曲を聞いていく 第一番

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さて、今日は團伊玖磨さん(團ぢゃなくてはいけないのだそうです。

団とか書かれた手紙は全部すててたそうです)の交響曲第1番を聞いてみます。


交響曲全集から、山田一雄さんの指揮でオケはウィーン交響楽団であります。1950年の作品というから、あたしが生まれる12年前のもの、、





さて、聞いてみます。ん~全体的に日本的というか、そんな感じがします。音楽のあちこちで実に美しい弦の歌がありまして、山田さんうまいなあ~と関心してしまいます。


この作曲家特有のリズムの使い方があるみたいで、太鼓の連打が執拗に続くところは、昨日聞いた5番でも聞けました。


ここまで書いて気付いたのは、團さんは、一定のリズムや旋律をこれでもかって何回も繰り返すっていうことがあるようです。そういうのが作曲者の特徴・刻印になるのだろうけど、


今回第一番をはじめて聞いたのだけど、一回聞いただけでは、やはり印象が茫洋として、なんともしっかりとした意見は言えないなあ(笑)。


聞きやすいのか、聞きにくいのかというと、ききやすい作品だと思います。だけど、そこここに現代音楽的な要素はちりばめられていて、面白いなあと思います。


昨日の5番と今日の1番を聞いてて感じたのは、どこかあたしの大好きな英国の作曲家ウォルトンに通じるものがあるなあということ。 


特にウォルトンの第2番は1960年の作品ということで、團さんのこの曲と時代的にとても近いのだけど、、 ウォルトンのそれが、あたしの耳にはキレっキレっで、ぐいぐい引き込まれる。だけでも、團さんの作品は、もう少し知的なアプローチが必要なのかもしれません。


そういえば、一時期、團さんのエッセイ「パイプのけむり」にもはまったことがありましてねえ。独特の視点で、実に上品なかたり口にはあこがれましたねえ、、









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