昨日から一人で盛り上がっているソニーのHDDプレイヤー HAP-Z1ESなんだけれども、、、
仮設置ではあるけれど、再生環境について書いておくね:
本器は今、アキュのP-7100の上に仮置きしております。
頼んでいたインフラノイズのバランスケーブル(6メートルもの特注)でアキュC-3800でバランス接続。後はDG-58からA-70へ。メインアンプとB&W802SDは、同じくインフラノイズのリベラメンテケーブルでバイワイヤ接続。あらら、ケーブルはすべてインフラノイズでした(笑)。
さて、本器の音についてのつづき、、、
たとえば、音にエッジがたっている方が良いとか、、ゴリゴリのジャズしか聞かないとか、、ドンシャリの音が好きとか、、そういうのが好みの方は、この機器の音は多分気に入らないかもしれないです。
たとえばビル・エヴァンスの「ワルツフォーディジー」をWAVファイルを再生してみると、ああ、なんと滑らか、、、柔らか、、だけど音にはちゃんと芯はあって、ベースも下の下から出てくるし、ピアノの響の滞空時間もぐ~んとながい、、実にすばらしい、聞きつかれなのしない音であります、、だからといって、たるい音ではなくて、ちゃんとスィングする!
けれど、「エッジのきいたごりごりサウンド」ではとうていないのですね(笑)。
一方、ヨーロッパ系のジャズピアノトリオ、、例えば「ジャズ批評誌」の昨年度の年間ベストオーディオディスクをとったアレッサンドロ・ガラーティのピアノ・トリオなんかをWAVファイルで再生すると、
これはもう、とろとろの優美、滑らか、なんともほんのり艶のある品のある音楽になる。ほんときれい!
先回紹介したパット・メセニーのライブ盤「トラベルズ」を聞くと、もうこれは全然違う。先に取り上げた、あたしの一番好きな曲「ついてくるかい」なんかは、シンセの伴奏の流れが、はっきりくっきり際立って聞こえる、、 拍手の音の生々しさは半端じゃない、、
だから、ジャズでもヨーロッパ系の響をふんだんに入れて、音楽の構造的なところもちゃんとわかるように作った作品が好きな方は、この機器の基本的な音質を好まれるかもしれない。
さて、クラッシック、、エルガーのエニグマ演奏曲 これです。
これは、本当にいい音です。弦の響きや、特に最終楽章でオルガンとオケが渾然一体となるところは、オルガンの重低音までなりました。うちの802SDがはじめてこれだけの重低音を再生しました。
後、バロックバイオリンとかいろいろ聞いたけど、クラッシックについてはほぼ満足できる音であります。
でも、やっぱり昨日書いたように、あまりにもできすぎた音で、超美女の人間そっくりアンドロイドみたいで、それは現実にはありえないだろというレベルの「無機的」な感じも払しょくできないのではあるけれども、超美女のアンドロイドにはまったら、、それはそれで、倒錯した桃源郷でハッピーなのかもしれない、、
でも、、そういった、いい意味での「出来過ぎ感」や「無機的」な感じは、、電源ケーブルや、インターコネクトケーブル、、その他で調整することはできるはずですし、やらないと!
それと、今回、HAP-Z1ESがこれだけ良く鳴ったということで、再認識したのは音場補正の重要性です。
DG-58でで狭い8畳の音楽場部屋を音場・EQ調整したことと、SAロジックのボードで響を整えていたことで、これだけ本器の実力が発揮できたのだといえると思います。
音場補正したときに、さんざん書いたのは、まるで温泉にはいっているように感じがするて、ことだったけれど、HAP-Z1ESで鳴らすと、さらにその気持ち良さがましてしまって、聞いててとろとろと寝てしまいます、、
これはひとつの音楽的快楽であります、、、