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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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ジョージ・マーティン、、

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中学2年ごろのことだった、、ビートルズの「サージェントペパーズ」のLPをはじめて聞いたとき、


なんていい音なんだろうとまずおもった、、

そして、音が右に左に移動したり、コンサート会場の生の音が出てきたりして、そのサウンドエフェクト(そんな言葉当時しらなかったけど)、そんな音の魔法に仰天した、、


もちろんビートルズの音楽も最高だったことは言うまでもないけれど、、


ひとつ前の彼らの作品「リボルバー」は、音楽はとてもよかったけれど、サージェントに比べたら音質はちょっとおちると思った、、


サージェント以降の「ダブルホワイト」とか「アビーロード」などの音質は飛躍的に良くなるように感じました、、売れに売れた、ビートルズには当時最新鋭・最高のDBXとかスチューダーとかの器材が何台も投入されたことを読んで、なるほどなあと納得したことがあります。


大分後になって、あれらのLPのアレンジやサウンドエフェクトを担当したのがプロデューサーのジョージ・マーティンという人で、この人がいなかったら、あのビートルズの作品は、あんなふうにはできなかったってことが分かった、、




(右のネクタイの人がマーティンさん)


その後、大人になって、ギタリストのジェフベックがジャズロックにチャレンジした「ブローバイブロー」を聞いて、あまりのよさに仰天して、何度も何度も聞きなおしたものだった。で、この盤のクレジットを見ると、プロデューサーはジョージ・マーティンその人でした。





確かに、ギターにからむストリングスなんかのアレンジのうまさは、なるほどマーティンさんしかできんだろうなあと納得したものだった。


何回かこの方のインタビューとか見たり、本も読んだことがあるけれど、いかにも英国の紳士という感じで、だらっとしたビートルズをかちっとまとめるには、こういう感じの人でなかったら無理だったのかもなあと思った、、


結局のところ、マーティンさんのプロデュースで聞いた作品っていうのは、ビートルズとジェフベックぐらいしかないのだけど、なにしろ音楽聞き始めの極東の中学生を仰天させた音づくりをした、彼はやっぱり天才だったんだろうと思う、、





サージェントペパーズのLPから出てくる音の魔法にかかった中学生は、いいおっさんになっても、この盤を聞くと、おなじようにマジックにかかってします。


マーティンさんも亡くなったとのこと、、なんだか、さびしいなあ、、




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