夏ののすたるじ~なんである、、
その昔、あたしらが高校生だったころ、タモリが毎週水曜日、オールナイトニッポンのパーソナリティをやっていた。これがおもしろくて、あたしは毎回聞いていた。それだけではなくて、カセットにとって何回も楽しんでおりました。
タモリはジャズ関係の人脈でデビューしたっていうこともあって、この番組でもよくジャズマンをゲストに、即興演奏したり、大乗りで悪ふざけをしていて、大変面白かった。
あたしと一番初めのジャズ接点はタモリのオールナイトニッポンだったのでしたねえ、、
もっとも捧腹絶倒だったのは、サックスのリッチーコールがゲストのときで、タモリとリッチーが大乗りでフリージャズまがいのぱふぉマンス、、これはカセットにとっておいたので、だいぶあとまでよくきいたなあ、、
さて、ある晩のゲストはジャズギタリストの増尾好秋さんでした。
この日もタモリは増尾さんのギターで、ブルースかなんかやったのでしたが、これもおもしろかったなあ、、
ちょうどこのころ、増尾さんはアルバム「セイリングワンダー」をリリースしたばかりで、番組でもタイトル曲がかかりました。
このアルバムが出たのは1978年というから、あたしは、まだ高2ぐらいで、ジャズとかまったくわからないころ、、かろうじてりーりトナーとか渡辺貞夫とか渡辺香津美とかをかじっていたころですね、、
で、「セイリングワンダー」、、よかったの、、実にさわやかで、ながれるような音聴なんだけど、リズムセクションもとても良くて、、
これもカセットに録音していたから、繰り返しきいて、あろうことか、あたしは、後日、町のレコード屋で見つけたこのLPを買ったのでした、、
この曲が先週、ミュージックバードでかかって、ひさしぶりに全曲聞いて、、あ~いいなと、まだどこかにあると思って、探してみるけどなかなか出てこない。たぶん実家にあるんだと思います、、
で、この盤のリズムセクションというのが、ドラマーのステイーブ・ガッド、、ベースがゴードン・エドワード、キーボードがリチャード・ティー(だったと思う)でしたの、、
そのころ、フュージョンとかが好きだったかたなら、このメンツをみたら、おお! すごいと言われると思うけれど、、そう、なにしろ当時最高のリズムセクションなのでした、、
で、まるで偶然なんだけど、最近、当時がんばっていたフュージョンバンド「スタッフ」の音源をYOUTUBEで見つけて、聞いて、あまりのよさにぶったまげていたのだけど、、なんとスタッフのリズムセクションは、ガッド、ゴードン、ティーなのでありました!
なにしろ高2でしたから、頭の中はロックと女の子しかなかったから(笑)、演奏の良し悪しとかはまっきりわかりませんよ(笑)。
それが、50も半ばになろうとする今は、よくわかる、、
ん~すごいですよ、スタッフやっぱり、、
そうして、あらためて今、「セイリングワンダー」を聞くとあらためて、いい作品だったことが良くわかる、、よくぞLP買った、当時のあたしをほめてあげたいくらいです、、
でも、16の夏、、夏休みは、本当に面白かったなあ、、
54の夏も おもしろいけれど、だいぶくたびれました(笑)。