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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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レオナール・フジタをはじめて観る、、

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レオナール・フジタって画家の名前は知っていたけれど、実際の作品を見たことはなかった、、


で、今熊本では、フランスはランス美術館の作品展示会をやっているので、ちょいと見に行ってきました。


いや~美術館ひさしぶり、、、 熊本県県立美術館てのは、実は熊本城の敷地の中にあって、今回の地震でお城のあちこちが痛んでいるので、アクセスにちょっと手間取ったけれど、無事到着。


あたしは全くしらなかったけれど、ランスとフジタはけっこうな因縁らしくて、フジタはこの地に自分の教会を建てたということもって、この美術館はフジタさんの作品を結構所有してみたいで、今回の展示会も、3分の2程度はフジタさんの作品でした、、


いやいいですね~、、


初期と晩年のスタイルがだいぶ違っていて、晩年のそれは、ちょっと漫画ぽくなっていて、その異常な感じが強くて、あたしは好き、、


いや、漫画ぽいスタイルっていうのではなくて、たぶん漫画のほうでフジタさんのスタイルを使ったみたいなことなんだろうと思うけど、、



京都のなんとか会館っていうところから、今回のためにもってきたっていう大作もあったのだけど、、これね、、



あたしは、今回これが一番気にいったなあ、、




(「ノルマンディーの春」という作品)


この絵はうごいてます(笑)。少女たちの向こうの空から何かが吹いてくる、やってくる、それは希望なのか、それとも何か不吉なものか、、大戦前だから、やっぱりちょっと不吉なものなのだろうか、、なんて感じがある、、



これ見ていると、なにか音楽が聞こえてくるような気がする、どんな音楽なんだろ、、やっぱり不安に満ちた、ウェーベルンとかベルグとかの、あの辺の音楽かなあ、、、同時代の人たちなんだろうなあ、、展示されてたフジタさんの他の作品もとてもよかった、、


9月半ばまでやっているらしいから、近隣の方は行ってみたら面白いとですよ、、ランス美術館展は全国を回るらしいです。


絵と音楽にはなにか通底するものがあるんだろうな~



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