火曜日夜9時からのお楽しみはMバード「温故知新オーディオ歴史館」なのであります。パーソナリティの牧野さんと、生島さんが(あたしとほとんど同年代のおっさん)が、なつかしい青春時代のオーディオ機器とその時代の音楽をかけながら、まあ、オーディオ話を繰り広げるという番組なんだけど、、おふたりのかけあい漫才は、このところさらに小気味よく、聞いていて思わず笑ってしまいます(笑)。
さて、昨晩も聞いた! 昨晩の特集は「ああ! 懐かしの僕たちのラジカセ特集!」でした。今回はスタジオを飛び出し、生島さんが店長を務めるディスクユニオン店での収録。若い人たちにもラジカセの音を聞いてもらおうと、同店の若手スタッフ2名をゲストに牧野・生島両氏のあまりにも熱のこもったトークに、平成生まれの若いお二人はやや引き気味ではあったが、、
今回は、いつものBOSEラジカセでなくて、タンノイシステムで聞いたので、音の違いはものすごく分かりました(笑)。
先ずは、これはね~僕がね~死ぬまでもっていようと思う、大のお気にいりのラジカセなのだ!と牧野さんがソニーの大昔のラジカセ(もちろんSP1個)を持ってくる。 放送は、マイクでラジカセの音を録音して流すというから奮っている。
このラジカセでフュージョンぽい音楽をかけたのだけど、いや~これがなかなか良いのでした。中低域が実に充実していて、なるほと牧野さんがほれ込むのもわかるなあという納得の音質。
これを受けて、生島さんが、例の三共無線ツアーの際、運命の出会で入手したシャープのザ・サーチャー。これでTOTOのロックを、、ん~むやっぱり、中低域が充実していて、大変に聞きやすい。
それならばと、牧野さんが、なにやらでかいラジカセをもってきて、さあ、聞きましょうとセッティング開始するのだけど、、牧野さん、機種名言ってないから、ラジオだと、牧野さんが、は~は~いいながら、あちこちかけまわっている音は聞こえるのだけど、機械は見えないから、はらはらしていると、相方の生島さんが、機種名入ってませんよ~と突っ込む、さすが、オディオ漫才もここまでくるとすばらしいと大笑いしているリスナー側(笑)、、
で、器機はどうも74年制のソニーのジルバップっていうものらしい。音はやっぱり中低域が大変充実していて、どっしりしたものだった。
牧野さんは、引き続きこの機械にはラインアウトがあるので、ここから直接ミキサーに入れて、コンポ的に聞いてみましょうというので、やってみる、、曲は尾崎豊、、
ん~、確かにこれは中低域はよく出てるけれども、音全体がもこもこして、上の方がマスキングされて、よく聞こえない、、あたし的には、これはちょっときびしいかなと思ったのでした、、
そうして、最後に牧野さんが取り出したのは、ソニーのなんとかという生島さん曰く、ギターアンプのようなラジカセでありました。
それでは、生島さん、この機械で何をかけましょうか?と牧野さん。生島さんは、う~んとしばし考えて、それでは菊池桃子にしましょうと答え、場内大爆笑、、あっ、場内っていうのはリスナー側も、もう場内なのでありますからね(笑)。
しかし、そしたら、この器機あんまりにもワウがひどくて、音楽や声がふらふらゆれる、、終わって、生島さんが、けっして菊池桃子のせいではありませんと弁明するので、さらに場内大うけ!
それにしても、これだけの機械をこれでかと取り出して聞かせてくれるのはありがたいのだけど、何しろラジオで見えないから、何がなんだかわからんぞ~と思っていたのだけど、、、
まてよ! この番組、雑誌「ステレオ時代」と連動しているではなかった、ど~言えば、今回の番組の記事があったのではなかったのかと、お正月やすみに買った同誌8号を見てみると、あった! あった! これだっ!(すいません部分的にコピーしてしまいます)
この記事を見ると、一体何が起こっていたのか、だいたい垣間見えてくるのでした、、
しかし、牧野・生島両氏のオディオ漫才は、さらに進化していて、あまりのおかしさに、多数のリスナーがへそで茶を沸かしているのではないか、、
いや、しかし、凍てつく夜に、この番組は、楽しかった青春時代を思い起こさせてくれてるなあ、、
牧野さん所蔵のラジカセはまだまだ、こんなもんぢゃないとのことで、次回はスタジオから、さらに炸裂ラジカセ特集の第2弾だそうだ! まだMバード聞けてない、音もだち!まだ間に合う、すぐにアンテナとチューナーを購入しよう!