週末、同居人のおばさんと犬のソラと3人で、車で15分ぐらいの、いつもの公園に行ったのでした。
現地で、いつものようにソラときゃ~きゃ~いいながら、公園内をあちこちはしっていると、向こうから救急車の音、、、そいつがだんだんと近づいてくる、、、そうしてみるみる公園の中に入ってくる、、
たばこの不始末かな~なんて、おばさんと話しているうちに、今度はパトカーと救急車がやってくる、、なんだなんだ、事故かあと、見ると、あたしたちの車の目の前に救急車が止まっている、、わ~これは何かの事故だなあ、こどもがブランコから落ちたのかも、とちょっと心配になって、あたしら3人も救急車の方に近づいていきました。
突然、若いお回りさんがあたしらの方に来て、すいませんけど、向こうの方に行ってください。あちらの建物の向こうに隠れて、こちらを見ないようにしておいてくださいね、、
とやんわりとではあるが、断固とした意志であたしたちをぐんぐん、押していく、、、なんだなんだ、、なんですかあ?と聞くと、
若いおまわりさんは、今は言えないです、、と固い表情、、、
しょ~がないので、その辺にいた人たちが、建物の陰に集まってしまう、、
いったん何なですかね~? 事故ですかね~?ってうちののおばさんが、そこにいたおばさんに聞く、、
あ~、、自殺だって、、向こうに大きい木があるでしょ、、あそこでね、、どこからでも見える木なんだけどね、、あたしは、毎日ポケモンGOをやりに、この公園に来ててね、今日も、あの木の近くを歩いてたんだけど、まったく気づかなかったわよ~。あたしが第一発見者だったかもしれないと思うとぞっとするねえ、、
と話してくれた、、、おお!そうだったのかあ、あたしらも、駐車したすぐあとは、あの木のすぐ下を犬とさんぽしたのだったけれど、、、何も気付かなかった、、、
こんないいお天気に、、みんなが平和で、のんびりさんぽとかあそんでいるときに、死んじゃうなんてねえ、、よっぽどのことがあったんでしょうね、、
とうちのおばさんが言うと、、
ど~しょ~もないことってあるんだよね、、生きるより死ぬ方が楽だって思うときもあるんだよね、、そうして、やっぱりみんなに気づいてほしいと思って、、あんなに目につく場所で亡くなったんだね~、、、
とポケモンGOのおばさん、、
う~んなんだかなあ、、とあたしと犬、、
ビリーホリディの歌に「奇妙な果実」っていうのがあって、この題名長く意味が分からなかったのだけど、これって、木にひっかかった人のなきがらっていうことと分かったのはごく最近、、
これは激しい人種差別で、みせしめで殺された人を比ゆ的に歌った曲みたいなんだけど、、なんだか、「奇妙な果実」のイメージが、この週末の一件に重なってしまいました、、
まったく知らない方だけど、最後の場所にあたしたちが居合わせたたということは、ちょっとしたご縁なのかもしれないねえと、ともかくおばさんとその木に向かって手をあわせ、ご冥福を祈りました、、
ふと気が付くと、犬のソラは、青空の一点を微動だにせず、緊張して見続けている、、