この何日か、大昔のSTAXのヘッドフォンで聞いていて、音がなんかしっくりこないので、いよいよ20数年ぶりのオーバーホールに出そうか、、なんて昨日書きましたが、、
で、昨日ネットでSTAXの新旧製品についていろいろしらべていたら、どうも、あたしの使い方がおかしいことに気づいた。
つまりですね、ヘッドフォン(SRラムダシグナチャー)とドライバーの接続なんだけど、このドライバーには3系統のヘッドフォンとの接続端子があるのだけど、そのうち2系統がPRO専用、最後のひとつがNORMALモードになっていますね。
で、今まであたしは、このヘッドフォンをPRO専用モードの接続して聞いていたのだけど、いろいろ今回STAXのこと勉強しまして、、もしかして、今のさえない音の原因は接続ポイントをまちがっているからではないかと気づいたのでした。
ネットでの情報もだけど、昨日の朝、STAXにメールを出してオーバーホールの可否について問い合わせたら、速攻で回答が来て、大昔のものなので完全にオーバーホールはできないが、ともかくやってみるとのことで、大体の費用なども教えていただいた。同社からのメールの中でヘッドフォン側の接続端子のPINの数、、5PINなのか6PINなのかを確認してほしいとのリクエストがあった、、
というのは6PINはPRO仕様であって、これについてはもう部品がないので対応はできないが、5PINはノーマル仕様で、これは部品がまだあるので対応可能ということでしたの、、
で、帰宅して早速、PINの数を確かめてみると5PINでした! ああ、あたしは知らなかったよ! つまりあたしのヘッドフォンはノーマル仕様であって、ドライバーのPRO専用端子に接続すると機器間の整合性がとれなくて、結果音がちょっと変になるってことを、、
で、すぐにNORMAL用の端子に接続して、音を出してみた、、
あらら、あらら、これだわ! これがSTAXのコンデンサーヘッドフォンの音だわ!
(昨日の写真では、PRO ONLY端子に接続していました。今回は一番右のNORMAL MODE端子に接続)
今いち伸びてなかった高域がすっきり伸びる、低域もしっかり出るし、音場がぐんとひろくなって、響が実に美しい、、やや高域よりのバランスかもしれないけれど、これは実に良い!
す、、すまなかったSTAXさん、あたしは今まで使い方間違っていて、音いまいちとか言っていたけれど、すべてあたしが悪かった、、すまなかった、、
という訳では、昨晩は整合性ばっちりあったSATXのセットで聞きました。
ちょうど水曜日8時は、マエストロ村井の「これだオーディオ術!」でした。
先週からやってまる、三大巨匠のワーグナー聞き比べ特集!
曲目:
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第1幕後半より | セット・スヴァンホルム(T)、フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団 | キングインターナショナルKKC-4072/84 |
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第1幕後半より | ベルント・アルデンホフ(T)、クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団 | キングインターナショナルKKC-4085/97 |
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第1幕後半より | ハンス・ホップ(T)、ケンペ指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団 | ORFEO D'orC928 613DR |
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」より葬送行進曲 | ベルント・アルデンホフ(T)、クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団 | キングインターナショナルKKC-4085/97 |
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」より葬送行進曲 | ハンス・ホップ(T)、ケンペ指揮バイロイト祝祭劇場管弦楽団 | ORFEO D'orC928 613DR |
う~ん、今回聞いても、昨日書いた、各巨匠の演奏の印象は変わらなかったですね、、でも、昨晩聞かせてくれた「ノートンを鋳造する場面」で一番いいなあと思ったのは、クナの演奏。なにしろ、すごいグルーブ、、途中でベースがぐんぐん重たく低くうなっていくところなんかの重厚さは、クナですな、、
リピートは失敬して、9時過ぎ、121CHに変えて、ヨッフムがコンセルトヘボウと60年代に入れたベートベンの交響曲を聞きました。やっぱりちょっと高域が強い感じの音なんだけど、低域も十分に出てて、やはりSTAX独特の音と響で、ヨッフムのベートベンを堪能いたしました、、
といういうことで、このままSTAXのヘッドフォンシステム使っても問題ないと思うkれど、やっぱりここらで一回、メンテしようということでSTAX社におくりまして、静養させてまいります。
しかし、たぶん今のSTAXの音はもっといいんだろうな、、