Quantcast
Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

雑感、、、

$
0
0

先回、半分聞きそこなったMバードの名物番組 牧野・生島両氏による「温故知新オーディオ歴史館」の再放送を昨晩聞きました。

 

大昔、本当にどうでもいいような廉価アナログプレイヤーが売られていたのだけど、今よくみれば、ピュアストレートアームであったり、コストダウン至上主義で各部分をシンプル化せざるを得なかった。 買っても1万円(今買えば中古で千円しない場合も!)しない安さ!見た目も内容もチープ! 付属のカートリッジもどこのだかわからないけれど、近くでも見ると、まさに手抜きの極み、、しかし、お二人に言わせると「シンプル化の極み!」なのであります。Gemini TT-01という機械。

 

内容は:

6月6日/最低価格のアナログプレーヤーを、温故知新
 新品でも実売価格1万円を切るアナログプレーヤーが発売されている。現在の製品は、同じ設計を「どこか」の会社が複数のオーディオメーカーに提案し、提案を受けたオーディオメーカーは外観デザインだけを変え、しかし各ブランドの製品として販売するというOEM(オリジナル・エクィップメント・マニュファクチェリング)が多い。しかし、かつては独自の製品が世の中にはあった。DJ機器ブランドであるJemini(ジェミナイ)のTT01はその最右翼だった。ふらふらのターンテーブルをベルト駆動し短いピュアストレートアームで音を拾うという設計だった。しかし、音は良かった。歴史に埋もれてしまったTT01を、いま、プレイバック

 

というものだったのだけど、、

 

そんなチープなプレイヤーでかけたアナログの音の実によかったこと! 

イコライザーもAテクニカとベーリンガーの廉価アイテム(1万円しない)。こいつを牧野さん自作の乾電池パワーボックスで使用。

 

かかった曲目は:

 

出演:牧野茂雄、生島昇 ※超廉価版のプレイヤー『Gemini TT-01』- 
City Of StarsRyan Cosling/Emma Stone(vo)InterscopeB0025519-01
Stella By StarlightMiles DavisColumbiaCL1268
Wheels Of LoveRobben FordPolydor28MM0253
ガラスの絆夏木マリKing RecordsSKA-111
Pepper Pot (Alternate Take)

Art Pepper

 

TAMPA RecordsTP-20

 

 

 

とまあ、いつも通り脈絡のないチョイスなのだけど、どの曲もなかなか良い音だった。特に最後の方の夏木マリさんの曲には、おふたりとも、お色気むんむんの音だった、やさぐれた感じのボーカルがたまらんと大絶賛でした。たしかになにやら分厚い音で(このときはベーリンガーのEQで再生された)、むんむんでした(笑)。

 

ということで、やはり、コストダウンという至上命令の結果。回路やパーツをシンプル化せざるをえず、、またピュアストレートアームという偶然かもしれないけれど、オーディオ的に理にかなったかたちで作られために、結果として、全体が「純化」され実に良い音に結実したのではないかと牧野氏が考察、、生島氏も同意、、

 

そんなこんなで、各所に様々な波紋を投げかけながら今回はお時間になったのだけど、今回の放送を聞きながら、SATRI新アンプAMPーKUMAMOTOのことを考えた。

 

昨日アップした永井さんのコメント「AKはいろいろな状況がアンプのシンプル化・純化を要求した。その結果 音が良くなった」という内容だったとあたしは受けとめたのだけど、、

 

いい音のアンプの基礎として「ストレート・ワイヤー・ウイズ・ゲイン」という言葉あるのだけど、つまりは、シンプルな回路と部品で作ったアンプの方が良い音がするという意味ではなかったか、、

 

だとすれば、今回のSATRI新アンプは、このことをよりよく実行したため、この活き活きと瑞々しい音が実現できたといえないだろうか、、

 

AKがあまりにも良い音なので、手持ちの旧SATRIアンプの音と比べているところなんです。昨日はAMP-5512でスターリングでMBでジャズ、クラッシック、歌謡曲(これがいがいと良い)を鳴らしていました。

 

(うちのAMP-5512)

 

AMP-5512で鳴らしても、SATRIの基本の音は変わらないですね。ただし、AKが積極的に持っている「活き活き・瑞々しい」感じよりは、しっとり・繊細という感じがあります。しかし、5512は、ある程度ボリュームをあげると、ずっと積極的な音になってAKに肉薄しますね。 しかし5512・スターリングでオケを聞いていたときフルートの音がAKでは聞けなかった美音がなりました。

 

AMP-5512も大変良くできたアンプで、特に先回、永井さんにバージョンアップしてもらったときにはSATRI-ICの交換、ボリュームをセイデン社のものにグレードアップしてもらっていて、相当に贅沢なパーツを使用しているのであります。

 

どっちがいいというのは、好みの問題なんでしょうね。ただ、今回、5512をAKと同じ条件で聞いて、5512の音の良さも改めて確認することができました。これからも大事に使かおっと、このアンプ! 

 

てなように、牧野・生島両氏の番組とあたしの今のオディオ状況が、なんとなくシンクロしたみたいで、おもしろいです、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2184

Trending Articles