決して、格差をつける訳ぢゃないんだけど、火曜日の「オーディオ歴史館」はとってもリラックスして聞ける内容で、紹介される機材やソフトも、けっこうレイドバックしている感じのものが多いから、MP3で録音して、車の中で聞いてもすごく楽しめるのだけど、、
13日(水曜日)のマエストロ村井の「これだオーディオ術」の定期特集=
「STEREO」誌特選盤特集などは、やっぱり演奏はもちろんだけど、音質も特選のものが少なくない。だから、勢い、放送時間をリアルタイムで少なくとも、うちのサブシステム程度の音質で聞かないと、な~るほど、こ~いうことで、マエストロが特選にしたのだなあとわからないことがある、、
とくにSACDやハイレゾで曲を流すときは、少なくとも、うちのサブシステム(アキュのプリ・メインとALRジョーダンエントリー)程度でないと、その良さがなかなかわからない、、と思う、、
ということで、先週からの「オーディオ術」は、この特選盤特集なのであった。
13日は、堤剛と萩原麻未によるフランク:チェロ・ソナタと西山まりえ『中世の四季』。西山は中世ハープとオルガネットを担当。クラヴィシンバルムとリコーダーを演奏するコリーナ・マルティとの絡みが絶妙です!(かつてヨーロッパ中を沸かせた名コンビが、ここに復活)
曲の詳細は:
出演:村井裕弥 ※Stereo誌特選盤② | - | |
フランク:チェロ・ソナタ イ長調 | 堤剛(Vc)、萩原麻未(P) | MeisterMusicMM-4009 |
作者不詳:美しい花の踊り | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
作者不詳:エスタンピー | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
マショー:恋人に逢っての帰り径 | コリーナ・マルティ(Rec)、西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
作者不詳:白い花 | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
ボローニャ(編曲者不詳):誇り高き鷲 | コリーナ・マルティ(Clv)、西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
マショー(編曲者不詳):恥じらい、恐れ、心配を | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
ヴァケイラス:五月のはじめ | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
作者不詳:ラ・マンフレディーナとラ・ロッタ | 西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056 |
作者不詳:夏は来たりぬ | コリーナ・マルティ(Fl)、西山まりえ(Hp) | OMFKCD-2056
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あたし、いっとうはじめにかかった、堤剛さんのフランクのチェロソナタがとても気に入りました。これってバイオリンバージョンもありますでしょ。実は、あたしはグルミューのバイオリンバージョンをもっていて、前はよく聞いていたなあ、、
だけども、チェロバージョンもなかなかよかった、、堤さんとピアノの萩原さんのアンザンブルがぴたりとあって、そうして、なんというか、大きな呼吸感のある、、、非常に起伏の豊かな、ふか~くてひろ~い演奏だと感じた、、あんまりよいので、リアルタイムで最後まで聞いた、、録音もすごくよかった、、
堤剛(つつみつよし)さん。あたしは、この人の名前をずっとテイ・ゴウさんだと思っていたのでした(笑)が、、 このチェリストの演奏は、武満徹のLPで初めて聞いていたのでした。
この盤:(武満徹 演奏家の古典 岩木宏之指揮 N響く)
このLPだと、2枚目のA面の「オリオンとプレアデス」。
この曲の本邦初演の録音だったと思う。
今回のフォーレの演奏の音を聞いて、あっ、オリオン弾いていた人と同じ音だと思った、、決して柔らかい音ぢゃないんだけど、適度に硬質感のある 深い、、そして広い音、、 武満さんのこの盤でも、同じ音だと感じた、、
という訳で、フォーレ―を聞いた後で、上のLPを探したりいろいろやっていたので、その後の曲は聞き逃したのでした、、
もどってきて、アーカイブでかかった吉松隆さんの交響曲第6番もよかった。
これって「鳥と天使たち」っていうタイトルがついてるんですね。あたしは、吉松の音楽はとてもすきで、一時期はCDも集めてたけれど、この曲は初めて聞いた。
も~間違いなく吉松の音楽、、美しくって、なんというかノスタルジックで、ファンタジーで、、ふ~っいいなあ、、