ちょっと最近はレポートをさぼっているけれどミュージックバードのオーディオチャンネルは毎晩楽しみに聞いております。今日は水曜日。マエストロ村井の「これだ!オーディオ術」の放送日。
本編もとても良かったけれど、このごろアーカイブで特集したウクライナの作曲家 シルベストロフの音楽にとても惹かれて、いくつかCDを買ったり、音源をダウンロードしたりしておりました。
その中で、とても気に入ったのが、彼の交響曲、、で、いろいろ探したらユッカペッカ・サラステ指揮のラハティ管弦楽団の録音が良いとのことなので、早速、こいつを注文しました。実はまだ聞いてないので、年末の楽しみなんですが、指揮者のサラステについて語りたい。
今年の5月、熊本にフィルハーモニアと来演したのは、エサペッカ・サロネン。なんか名前かぶっているみたいなんですが、さもあろう、この二人はフィンランド人で、なんでも音楽大学でも同級生だったみたいなんです。サロネンは世界的に有名なんだけど、サラステは一般的な認知度はそんなに高くなんぢゃないか、、
あたしは、サラステには、うす~いけれどご縁があります。
その昔、南の国に住んでいたころ、サラステがシドニー響を振ったのを聞いたことがあるのです。そのコンサートの印象がとても強くて、今でもよく覚えております。あれは、たしかシベリウスの7番でしたか、、
真っ黒な雲が、荒れ狂う厳冬の黒い海の上を、ど~んど~んと流れていくような、、なんとも重たいけれど、実に不思議な音楽でした、、もちろん7番っていう作品そのものがずいぶんくら~い感じの音楽なんだけれど、、指揮者は、当時まだ30代のサラステ、、
背が高くて、前髪をはらっとたらして、足が長くって、いや~実にほれぼれするほどいい男でしたね、、
(こんな感じでした、、)
その後、サラステって、音楽雑誌とかちらほら見ることはあったけれど、コンサートはもちろんCDとかも全く縁がありませんでした。
だけど、この間届いたシルベストロフのCD。指揮者はサラステ。でもね、ジャケット写真が指揮者の写真なんだけど、いやいや、あの当時からは想像できないほどの老けぐあいなんですね、、
指揮者の名前がなかったら、もう誰かわからんほど、、
ああ、こんなに歳取っちまって、、頭もずいぶんさびしくなって、、一体いくなんぢゃと調べてみたらまだ、61才! いくらなんでも、この写真はあんまりではないか!?
で、彼の画像を調べてみたら、、、やっぱり最近の写真でも、昔の颯爽としていた当時の面影を残すものが多々あることが判明。例えばこれ、、
やっぱりこんな感じがリアルに近いと思いますのね(笑)。
このシルベストロフ盤の写真は、も、ちょっといいのがなかったのかね~と老婆心を起こすほど、、
でも、いずれにしても、南の国で聞いた彼の演奏を聞いた日から、もう30数年もたったのだなあとしみじみ思う、、、
オペラハウスでのあの演奏から、あたしも重ねたクリスマスが40数回を超えたからなあ(苦笑)。
思えばとおくへ来たもんだ、、