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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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フォステクス サブウファーを導入! ①

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FALのSPの音は実にすばらしてくて、今のまんまでも良いのだけど、、オディオ馬鹿一代っていうのは煩悩のかたまりでありまして、この音に、ちょいと、いや、ほんのちょっとだけ低域が豊かに、深くなると、こりゃもう桃源郷じゃないか、、もうか・い・か~んになるんぢゃないか、、もしかしたらいわゆるサブウファー(SW)なんてものを入れちゃったら桃源郷に行っちまって、音の酒池肉林になっちまんぢゃないのか、、、なんて想像しはじめたらたまらない、もう、ネットとかSWの情報とか物色をはじめます(笑)。

 

で、わかったのは、どうも昔のSWに比べて、今のSWは結構お手頃な価格でも、性能が飛躍的にあがっていて、いわゆるピュアオーディオでも十分に使えるということ。さらには、サイズ的にも、むかしみたいたなバッフル型ではなくて、密閉型なので小さくなり、かつ音のスピードも早くなっているので、メインのSPのLRそれぞれに1個づつ付けてやると、さらに良いとの情報もあった。

 

んじゃ、やっぱ2個導入したいぢゃないですか? そうすると価格的にも、サイズ的にも、性能としてベストなのはなんぢゃ~と調べていきあたったのがフォステクスのCW250Bでしたの。この一つ前のモデル250Aも非常に人気があったもので、その後継機。これだとサイズ的にもデザインもFALとマッチするようだし、性能はたぶんOK、、

 

 

で、250B調べてみたら、もうすでに生産完了(笑)。なじみのお店に聞いたのだけど、すいませんもう入手できないみたいとのおこたえ。後継機は3月ごろでるんぢゃないかというお話だったけれど、こっちはやけぼっくりに火が付いてるんだから、今欲しい、今日欲しい、すぐ欲しいっていうんで、こ~いうときはネットショップぢゃ~とかいって、調べてみたら、ああ、今はありがたいね、在庫をもってお店がまだいくらかありまして、そちらに速攻で注文! という訳で、昨日までにCW250B2個到着。

ペアって訳ですね。

 

昨日は午後から外で会議。思いの他、早く終わったので、おお!チャンスとか言って、会社に、すいません腹いたいし、インフルエンザ気味だし、その他いろいろ事情があって、このまま帰りますけんと電話したら、あ~西野さんまた趣味関係でばっくれよ~としてるでしょとか電話受けた同僚が携帯の向こうで笑っております、、、よしなによしなにとか言って速攻で帰宅。

 

で、帰宅。箱からSWを、は~は~言いながら取り出しまして、FALの横に設置(写真がとれなくて、後でのせるね)。ラックの両サイド下、FALのスピーカの内側に設置しました。

 

SW導入計画案の中で、音だちからSWは何におくかがとても重要、またSWの設置位置で音が変わるとのアドヴァイスをもらっていた。SWのボードについては、この前までアナログ用に使っていたGe3のオーディオボード「大地」が2個あまっていたので、まよわず「大地」を使う。Ge3によれば、大地を仮想的に作ったというのだから、低音を受け持つSWにこれ以上ふさわしいボードはないではないですか。

 

(大地ボード 上のテープは関係ありません)

 

で、床の上に大理石、その上にボード「大地」。その上のCW250Bを置く。

 

このSW接続方法が各種あるようなのだけど、あたしの場合は、EAR912プリのラインアウトからLR用のSWのモノ入力に接続する。ケーブルはもちろんインフラノイズのリベラメンテでかちっとつなぐ。

でも、電源ケーブルは今回は付属のもの(笑)。

 

で、クロス周波数をまず調整いたしますが、、

FALのSPの周波数特性は、最低23KHZ。一方、本SWのクロス周波数の最低ラインは40KHZ。う~ん、これだと20KHZぐらいの差があるから、うまくつながらないんではないか、これは失敗だったかな~と思って取説を見ると、フォステクス社のスピーカーと組み合わせる際の調整例がいくつかありました。すると同社の下が35KHZのスピーカとあわせるときは、SWのクロスは40KHZでOKとのことだったし、まあ、FALとあわせるには、このSWではクロスがなにしろ40KHZしかないので40KHZですね(笑)。それに、うちでは、低いところがもうちょっと出ればということなので、40KHZでも聴感上は問題ないだろうと、この辺はのんきにかまえます(笑)。

 

そ~すると、その後の調整ポイントは、音量・SW設置位置、、のふたつになりますが、先ずは音量調整から、、

 

低音成分がたくさん入っているCDをかけながら音の様子を確認していきます。ブーレーズがシカゴ響と入れたストラビンキー集から「ペトルーシュカ」を鳴らします。

 

ん~、ん~ですね、、なんとういうか、音がにごる、、すっきりしない、抜けない。FAL単体の方がずっと良かったなあ、こりゃ失敗だったか、、ま~今日はものすごく寒いし、機器に灯を入れたばっかりだし、SWはまるっきり新品だし、、もう少しあったまったとこで追い込みましょうと、2時間ぐらいそのままにしておく、、

 

で、晩御飯の後、お~し、やるぞ~と調整にはいります。

で、同じCDを聞いてみるけれど、ん~やっぱり変わらない、ちょっとにごった感じがある、あの透明で美しい響がなくなっていますね、、もちろん、低域には少し力感があるけれど、なんだかなあです。

 

で、もう一回取説で調整例を見ることにした。すると、フォステクスの最上器とあわせる場合、このSPは能率90DBなのだけど、SW側のボリュームは12時ごろまであげるように指定してありますね。うちのSWのボリューム位置は、今、9時から10時ごろ、、、、ぢゃもう少しあげてみようかと、もちろんあたしの部屋は8畳しかないので、12時だときついかもしれないので、11時ごろまで上げて様子を見ます。

 

(調整は背面でやる)

 

あらら、すると、だいぶ音の様子が良くなりましたね(笑)。にごり感がとれて、晴れやかになってくる。さらにCDを鳴らしながら、ボリューム位置を11時前後でミリ単位で追い込んでいく。

だいぶつながりがよくなって、FALのあの音がもどってきたけれど、やっぱりどうも音離れがよくない、、音が団子になる部分があるので、こういうときはと、壁と天井数か所に張ってあるレゾナンスチップを位置を、思い切って10センチほど高く上げて貼り付け。すると、ねらい通り、響が広がって、さらに音の抜けがよくなって、低域が豊かになっております、、

 

おお、しめたと思って、さらにいろいろ鳴らしながらボリュームを追い込みます、、

 

そうこうした後、機器も十分あたたまって、ボリュームをスイートスポット近くに追い込むことができたみたいで、、いや~クラッシックの再生の音の様子がぐ~んとよくなって、あたしはうれしくなった(笑)。

 

SWのクロスが40KHZなので、FALとのつながりを心配したのだけど、実になめらかにつながって、

これまでFALではちょっと物足りなかった低域の豊かさと深さが増して、、いやこれは、いい! 

 

ストラビンスキー、ケクラン、、武満、、どれを聞いても、もうなんというか、FALの中高域の繊細な美音に加えてSWのたっぷり豊かな低域が支えて、く~ったまらん音の様子であります。どれもフルオーケストラの再生が難しいソースなのだけど、、

 

特に武満の音響、、、、細かい独特の響から、ど~んと低域のゆったりとした響に音がつらなっていく様子は、いや~これはSW無しでは再現できない世界ですねえ、、

 

それとあんまり有名ぢゃないけれど、ケクランのこの音楽、、オンドマルトノとパイプオルガンとオケがからまっていくところはSWがないと、その細かい音の様子がわからないのぢゃないのか、、

 

(ケクランのこの盤。音楽も良いけれど、オディオチェックにも良いと思う)

 

このファステクスのSWのLR2台使、プリと直結方法、、そうしてGe3の「大地」ボードへの設置などのブレンディングがよかったのか、、導入初日にして、これだけの音楽性の向上ははっきりいっておどろきでした。

 

例えると、FALの音は、実に繊細ですっきり切れのある極上のウィスキーだとして、これにSWを付け加えることで、そいつを長年寝かせて、さらに芳醇にしたブランデーみたいなブレンディングになるというような感じ、、音がよくなるということなんだけど、むしろ音楽性が高まるっていうのが、今回のSW導入についてのあたしの正直な感想。これは、いい、これはいいと思わず口に出るほど、、

 

でも、これクラッシック音楽についての感想。ジャズも鳴らしてみたのだけど、ジャズはちょっとスピードが遅れる感じがありました。それはこれからの調整次第。このSW背面にシンフォニー、ロックとムービーと3種類のイコライザー切替ができるよになっているので、ロックモードに切り替えるとまた違う音になると思います。まあ、クラッシックがこれだけ聞ければ、ジャズはSWを切って聞けばいいだけなので、、

 

さらに聞いていくと、どうも音がすこ~しだけどざらっとした感じがあるので、もしやと思ってSWの電源の極性を反対にしたら、あらら、ものすごくやわらかになった、、低域用のSWだけどもこれだけセンシティブに極性に反応するのかと驚きましたけれど、、極性を合わせた後で、上のクラッシックを聞いたら、さらにまろやか芳醇、、あたたかい音調になって、、もうあたしは、満足、、

 

さむ~い冬の夜に、あったかくなるには、SWをアドオンして鳴らすのがいいかも、、

それにしても、初日にしてこれだけの音楽性の向上、、いや、これはもう離せない(笑)。

 

さらに追い込みは続く(写真は次回。最近IPHONEの電池がもたないのよ)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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