あたしのIPHONEの調子が悪くて、すぐにバッテリーがフラットになってしまって、写真をとろうと思うと電源がダウンしてしまうという体たらく。写真がのせられなくて申し訳なし。写真がなくて申し訳ないのだけど、サブウファー(SW)の調整が続いております。
ファステクスのCW250Bを2台設置したのが先週の金曜日午後。それからずっと通電してエージング。このSWはICEパワーのアンプ(300W)を内蔵しているので、やっぱりエージングは必要。2台のSWはGe3のボード大地に設置。このボードはバリエーションがあるみたいで、あたしが使っているのはバージョン3タイプ(?)みたいです。
さて、土曜日の午後から鳴らしこみにはいって、その日の音の様子は先に書いた通りであります。翌、日曜はお昼前から鳴らしこみ。
MバードのチューナにインフラノイズDAC1(DACU-500接続)をつないで、DACとEAR912を接続。Mバードで各種ジャンルの音楽を聞きながら調整していきます。
先ずはMバードのクラッシック系チャンネルでオケ、室内楽、ピアノ、、その他さまざまなソースを聞いていきます。
昨日の段階で、SWを入れる低音が深く豊かになってと~っても気持ちいいてな印象を持ったのだけど、、こうやって聞きこんでいくと、どうも低域がちょっと強すぎて、ちょっと不自然な感じがあります。どうもこう、まだ音ににごりが感じられるときがある、、
で、またまたネットでSWに関する情報をいろいろ見てみると、SW導入のコツは、SWの効果がわかるかわからないか、、音というよりはむしろ空気感とか、ホール感とかそういうものが、ほんのちょっと、あるかないかみたいなセッティングが肝らしい、、な~るほどね。今のうちの状態だと、ちょっとSW効果がありありして強すぎる感じなのかもしれない。
取説のセッティング例を基にレベル調整しているのだけど、取説ではフォ社のSPとのベストマッチングを示している。調べてみるとフォ社のSPの能率が90DB程度、、一方FALは97DBで相当な能力差がある。さらには、あたしの部屋ではFALのスピーカーとリスニングポイントの距離は2メートルあるかないか、、こうなると、取説の設定例でのレベル位置ではちょっと高すぎる感じなのである。
もうひとつ、調べていてわかったのは、メインSPがカバーする周波数レンジが表示されていたとしても、周波数帯域のポイントポイントでデコボコがある。一般的に中音がもっともクリアーに鳴らされ、最音高・再低音付近のレベルはダラ下がりになっていることが多い。すなわち、周波数ポイントのデコボコをうまく重ねることで、あるSP独自の音を練り上げることができるというものでした。また、最低再生周波数が20KHZであっても、SWとのクロス周波数は70KHZ程度で調整するのが良い場合もあるとの記事もあった。
CW250Bの内臓のフィルターのクロス周波数は40KHZからなので、FALの最低周波数23KHZとはK、20KHZも差があり、ここが問題かと考えていたのだけど、なるほど、上の記事によると、ベストなクロス周波数も聞きながら、追い込んでいくしかないということですね、、
さて、今のレベル(音量)位置は11時前後、、、これだとちょっと高すぎか、、というこでMバードの音源を聞きながら、徐々にレベルを下げていく。ちょうど124CHでハイレゾクラッシックが始まって、カラヤンのチャイコフスキーのハイレゾ全集(だったと思うが)が流れはじめたので、こいつを聞きながらレベルの再調整、、カラヤンとBPOのチャイコフスキーならPPからFFまでがんがん来るから、調整用のソースとしてはベストでありますね(笑)。
いや、しかし、チャイコの交響曲1、2、3番とかは初めてききますけれど、この音楽聞けば、これはチャイコだってわかりますね(笑)。にやにやしながらレベルを調整していきます。んでももって、みんな知ってる4番を終えたところで、ここかなというレベルに来ました。
時計の盤でいうと、、8時半前後で落ち着きました。
さて、今後はクロス周波数の調整。上の記事をまねてクロスを70KHZまで上げてみます。
おお! なんというか、音全体がレントゲン写真みたく浮き上がって聞こえます! 面白いけれど、あまりにも不自然、、クロス周波数を、聞きながら徐々に下げていくと、なるほどFALの音とうまくハーモナイズするスポットがあることに気づきます。
昨日感じていた音のにごりはクロス周波数の設定によるものなのかあと納得して、FALとEARの醸し出すあの美音を妨げることなく、うまくハーモナイズする位置を探します。124CHのチャイコだけでなく、121CHに切り替えてレコ芸優秀録音紹介でバッハのコーラルなんかも聞きながら探していきます。で、結局、40KHZをほんのすっこしだけあげたところ、42~43KHZぐらいに設定すると、FALのもともとの音を損ねることなく、ホール感とか空気感が醸成されて、必要なときに低域がふっと出てくるというような様子に落ち着かせることができました。ほっ、、
さて、次に昨日聞いたCDを聞きながら、さらに追い込んでいきます。
あ~実にいい感じ、、ブレーズのストラビンスキーなんかも、昨日みたいな「はっきりした」効果はないけれども、実にふわっといい感じで雰囲気がいいんですね(笑)。で、大太鼓なんかが出てくるときは、今まで聞いたことのないような低音が、ふわっと出てくる、、
ただ、昨日とってもよかったケクランの管弦楽曲は、もちろんすごくよかったのだけど、オンドマルトノの音とかオルガンの音が少し引っ込んだ感じがあった、、でもまあ、これは許容範囲ですね。
それと、音がほんの少しだけ固めになった感じがありました。これはクロス周波数の変更が原因かもしれない、、
Mバードの再生ではDAC-1。CDはMYTEKのDAC。機器の音質によって再生音は変わるかもしれません。それは許容するほかないなあ(笑)。
CW250B。エージングが効いたのか、なんだか音に切れとスピードが出た感じがします。特に太鼓の音のリアルな感じ(皮をたたく感じというのか)は、なかなか悪くないです。
では、ジャズも聞いてみようと、この盤を久しぶりにかけたのだけど、、
(ゲーリー・ピーコックトリオのナウヒア)
これはよかった、、B&W802SDで聞けていたぐ~んと沈みこむピーコックさんのベースの音が、実に久しぶりで、まったく同じという訳ではないけれど、鳴りました! スピードも遅くないし、
太鼓の音も実にリアル、、そうして、B&Wの再生より、ぐっと音楽そのもに引き込まれてしまいました。ただちょっとピアノ音が硬質か、、もっと柔らかくなるといいけれど、クロス周波数の問題か、、でも、そのうち気にならなくなって音楽が楽しい、、、なにより、音の余韻、、これが感じられるのはSWのお陰ですね、、これはSW導入前には全くなかった、、
さて、調整2日目でわかったのは、SWの調整は、十分にいろいろな音楽ソースを聞きながら、メインSPの音をスポイルすることなく、クロス周波数やレベルを追い込んでいくことでした。特にうちの場合は音のにごりを取りのぞくことことがおおきな調整のポイントでした。もちろんクロス周波数の効果も音量レベルの上げ下げで変わってくるので、やっぱり音楽ソースを聞きながら、やっていくしかありません(笑)。オディオは何でもそうだけどね、、
SWの導入は成功だったか否か?
あたし的には、導入から2日目だけど、大成功!
ハイファイ的に音がよくなるっていうことではない。あくまで、今の音をスポイルしないということが基本であって、、SWを導入して、今の音とうまくブレンディングすることで、もうこの~音楽を聞くこと自体が楽しくなるっていうことなんですね。しかもSW調整をうまくやると、長時間聞いても全く疲れない、もっともっと聞いていたくなるていう感じになるのは不思議です。やっぱりうまく低音がでると体にいいんですかね、、
CW250Bなんだけど、「三段階のこだわりイコライザー」機能とか、クラス周波数レンジの狭さとか、、いろいろ細かくみるとちゃっちいところはあるだろうけれど、いや総合的に見ると、大したもんだ、、まあ、他のSW使ったことがないから比較はできないけれど、、(ちなみにうちはイコライザーは「SYMPHONY」で固定、ジャズ聞くときもこちらで聞く、、)
音楽がすきで、もっと音楽を楽しく聞きたいという向きにはSWの導入はとても良い選択だと思います。真空管のアンプとフォステクスのSWって、大変良いマッチングであります。
まだまだ調整は続く、、