SWの設置から通電状態のままエージングが進んでいます。そうするとやっぱり、当初より音全体がはっきりくっきりしてきた一方、音のやわらかさ、雰囲気のあたたかさがましてきた感じがあります。
さて、昨日も鳴らしこみのため(笑)。早めに帰宅して機器に灯を入れます。しかし、まあ、昨今のこの寒さ、、灯をいれまして音がちゃんとでてくるのには、やっぱり1時間以上かかりますね(笑)。これだけ機器があるので、週末聞いてても、音がしっかり出てくるのは2時間ぐらいたってですからね(笑)。
で、鳴らし始めはミュージックバードのクラッシックチャンネル(121CH)を流しておきます。この状態で1時間ほど極小音量で音出し。この間に、ひさしぶりに自転車漕ぎしたり、お風呂にはいったり、犬と密着したり、、ごはん食べたりします。おお!昨日は同居人のおばさんのお誕生日だったので、軽くお祝いもしました(笑)。も~あんまりうれしくないな~とのこと(笑)。
そうして音楽部屋へ、いそいそと(いそいそという感じが今ぴったり)。
ソースをCDに切り替えて、日曜日聞いていたゲーリー・ピーコックさんのトリオアルバム(すいませんタイトルはNOW THISでした。NOW HEREぢゃありませんでした)を聞く。その時はピアノの音がちょっと硬すぎたのだけど、クロス周波数は、本の数ミリ下げたのが良かったのか、今日はいい塩梅の音。ベースもここちよく沈み、、気持ちいい、、SWを置いたことでの違和感っていうのは、まったくありませんねえ、、
で、先ずはこの盤、、
P・グラスのミニマルミュージックをVPOが、しかもクレメルとやったらど~なるというこわいもの聞きたさの盤なのだけど、いや~クレメルすごいすね~。信じられないぐらいの早引きで、同じようなパッセージを何回も繰り返す、、クレメルのバイオリンがSPの外から聞こえる、、SWの効果か、やっぱりすごくホール感という空気感がふわっと出て、気持ちが良いです。カップリングのシュニトケも良かったので、結局聞いてしまう。
次は、この盤(全集)、、
ラウターバラはフィンランドの作曲家で昨年惜しくも他界した同時代の方なんだけど、音楽は実に神秘的な美しさ、この形而上的な美しさは聞いてもらわないとわからないと思います、音楽が天に昇っていくような、そんなすばらしい音楽。今日聞いたのは8番だったのだけど、、FALが素晴らしく美しく鳴り、SWがふわっとした低域で適時ささえ、、違和感は全くなくて、ああ、この音楽が聞けてよかったあ、、としあわせな気持ちでいっぱいになります(笑)。
青フォレさんがコメントされていたようにGe3の大地ボードがSWの音をしっかり引き締めてくれているように感じます。Ge3によると機器とボードがしっとりかかわりあうまで1週間かかるということだから、音が完全に落ち着くまでには、やっぱり今週末までかかるということだろうなあ、、
たしかにSWを入れることで、ハイファイ的な音の良さという見地からシビアな聞き方をすると、ほんの少し失われるものがあるかもしれない(もちろんセッティングを追いこんでいけば、キャッチアップできると思うけれど)、、でも、らくらくとした、ゆったりとした、いつまでも聞いていたいなあと思わせる音全体の雰囲気の向上はSW無しでは、醸成できないのではないかなあ、、、ほら、ちょうどいい温度のお風呂にはいっているような感じ、、
FALとEARの最上の響を楽しみたいなあというときは、SWを切ればいい。
夕方、一杯やりながら、「いい音楽をいい音」でひたりたいなあというときはSWを付ければよい。少なくともうちでは、それだけのこと、、
昨晩、9時からMBの名物番組「オーディオ歴史館」を聞いていたら、牧野さんと生島さんのオーディオ漫才コンビが、往年の名機YAMAHAのGT2000とほとんどおもちゃのプレイヤーGemini TT-01
デでもってあれこれ昔の盤をかけてくれたのだけど、、 生島さんが、ヤマハのハイファイ的な音も確かに良いけれど、その音源にあった雰囲気のでるTT-01の方が自分的には良い音だと感じる。たとえ音質がハイファイ的に劣ったとしても自分としては、そちらが好きな音だと言われていた。あたしもそう思う。
今のところSWの効果にとても満足なんだけど、さて、明日から2月。3月になったらまた状況が変わるかもしれませんから、、オディオも生々流転、、