2月になりましたね。今日は寒くなるかと思ったら、雨の朝。これまでみたいにキンキンに寒くはありません。雨の日はいいですね。こもってオディオするには最適の天気なんだけど、今日も仕事です。
さて、昨晩もSWをいろいろいじっておりました。
今日の課題は位相、、
位相、フェーズ、何これ!? 確かにうちのSWに位相切替SWがあって、反転させることができるようです。導入時から位相は180゜で固定して調整をしていたのだけど、しかし位相を逆転させることで音が変わるということで、いよいよやってみることにしました。
いろいろ調べてみると、今のSW位置180゜だと、信号が入ったときに通常ウーファーは前に動くのだけど、180゜だとウーファーが後ろに動く==ということらしい。またさらに調べてみると、メインSPのネットワークの構造によっても正相(0゜)と逆相(180゜)をあわせる必要があるとのこと。
う~んFALのユニットは基本的にフルレンジにコンデンサーでツィターを付けた、とてもシンプルな構造なので、ネットワークがどうのこうのっていうのは無いだろう。そうすると、逆相で鳴らすより、正相で鳴らした方がいい音がするということになるのか、、やってみよっということで、SW背面の位相SWを180から0に切り替えて音を出してみます。
(切替SW見えるかな)
鳴らすソースはMバードのクラッシック、ジャズ、前に紹介した耳タコCDなど、、
うう~、うう~。音がかった~い、、逆位相の方が音がずっと柔らかくて、音場が豊かで、実にここちよい雰囲気を醸成していたのだけど、正相だと、音が荒くてかたい、、しかし、待て待て理屈では、こちらの方が良くなるのだから、青フォレさんがアドバイスしてくれたようにSWの位置をセンチ単位で前後あるいは左右に動かしながら、聞いてみました。
たしかに、たしかに! センチ単位で動かすと音の様子がどんどん変わりますね、、しかし、やっぱり音の粗さがとれない、、いろいろやった後、もういちど位相SWを180゜へ、、
すると、あらら、昨日までのここちよい雰囲気がもどってきた、、
ん~なぜか、、FALのこのSPは背面にもユニットが設置されていて、背面から放出される音もFALの音では極めて重要な要素になっている。だからSWを逆相にすることで、このFALの背面音とうまくブレンディングされたのではないか、、
それと、正相にするとSWの音が前に進むので、FALの音と直接ぶつかる。こうすると音がうまくブレンディングされない。むしろ逆相にして、SWの音を壁側に向けて放出することで、FALの音に影響を与えず、SPの背面壁にSWの音が回りこむ。この状態だと、FALがフロントから放出する音のキャラがくずれず、加えて逆位相でSWの音がFALの背後に回り込み、FALの背面放出の音とうまくブレンディグされ、ニアフィールド状態で聞く、あたしのリスニングポイントでは、実にいい塩梅の音の様子になる====ということなのではないか、、、
と愚考は別にしても、聞いてみて、確かに逆位相の方があたしとしては良い。
よって、SWは逆位相で固定。
しかしながら、SWの位置を変えていたので、逆相に切り替えても、細かい音のニュアンスが違っている(笑)。なるほど、これがSW使い諸先輩のみなさんからご助言・ご心配いただいた試行錯誤(いばらの道)ということなのかと納得(笑)。
ということで、SW逆相で、あらためてセンチ単位でSWの位置を音を聞きながら動かし、ある程度納得できるところまでもっていけました。ここで、聞いたのが、、これ、、
カラヤンBPOの「パルシファル」前奏曲。
ずいぶん久しぶりにこの盤聞いたけれど、前と音がだいぶ変わったことがはっきりわかります。
先回聞いたときとシステムは変わらないのに、音の様子が全く変わってますね、、いや、ずいぶん
良くなりました、、弦の繊細な響なんかが、前よりもずっとよく出ているし、、ブラスも柔らかくてちっともうるさくない、、
ということで、SWの位相はうちでは逆相で固定です。
さて、今日からは、さらにスィートブレンディングスポットを探す調整です。SWをセンチ、いやいやミリ単位でうごかしていかないとね(笑)。あ~たのし~(けどちょっとくるし~)。