昨晩8時から、Mバードで大橋慎さんの「真空管・オーディオ大放談」を聞きました。
とういうのは、今回はあたしも使っているウエスギアンプ大研究という特集で、まあ一応長年のユーザーとしては是非聞いておきたかったのであります。
内容は(HPから)
3月30日/UESUGIアンプ大研究
今回はスペシャル企画、日本を代表する真空管アンプブランド『UESUGI』の音をタップリ聴いて頂きます。現在の上杉研究所代表・藤原伸夫さんをお迎えし、1971年創業から今日に至るまでのUESUGIアンプの歴史と、そのサウンドに迫りました。[再放送=4月6日]
【使用機器】
U-BROS-220 フォノEQ 550000円/U-BROS-280 プリ 750000円/U-BROS-2011Mモノラルパワー 640000円/U-BROS-300 モノラルパワー 980000円(以上 上杉研究所製真空管アンプ)
というものでしたが、現在の同社代表の藤原さんのお話がたっぷり聞けて大変勉強になりました。
先代、上杉氏とのご縁とかしか思われないような出会いから、設計ポリシー、真空管の話などこれまで知らない話が多く聞けました。藤原さんは、元ビクターのエンジニアで、調べてみたら、ビ社で超ど級モノラルパワーアンプ ME-1000の設計者とのこと。あたしは、寡聞にしてこのアンプのことはまったくしりませんでした、、
で、今回は上に紹介されているアンプで、下の曲がかかったのですが、
出演:大橋慎・高山正憲 ※UESUGIアンプ大研究 | - | |
If There is Someone Lovelier Than You | Eric Alexander | M&IMYCJ-30199 |
J.S.バッハ/ブランデンブルグ協奏曲第1番ヘ長調 | Jordi Savall指揮Le Concert des Nations | AstreeE8737 |
My Way | 綾戸智恵 | eweHQ-180 |
J.S.バッハ/ブランデンブルグ協奏曲第1番ヘ長調 | Jordi Savall指揮Le Concert des Nations | AstreeE8737
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先ず、280プリと2011モノパワーを介してかかったブランデンブルグがかかったとき、あたしは、ちょっとほっとしました、、
というのは、今うちで使っているU-BROS1プリとUBROS-3メインアンプでタンノイスターリングGRを鳴らしたときの音にとてもよく似ていたからでした(笑)。弦の響きとか低音の出方とかが、とても類似していて、もちろん、情報量とは、今のシリーズの方が高いとは思うけれど、
基本的な路線は一緒でした。
面白いのは、昨日聞いてたのは、もいっこのサブのアキュとALR-ジョーダンだったのに、出てきた音はウエスギアンプで鳴らしたタンノイの音だったので、ちょっとびっくりしましたけれど(笑)、、
トランスとか玉とか違うし、作られたときも、今は藤原さんが作っていられるのだけど、上杉アンプの音と設計のポリシーは脈々と息づいているのを今回の放送で聞いてほっとしました。
昨年、うちのウエスギアンプをオーバーホールしようと、藤原さんにメールしたことがあったけれど、とても丁寧なご返事をいただいてありがたかった(結局、現時点でアンプに問題はないので、しばらくこのまま様子見することにしたのだけど、、今まったく問題なく鳴っております)。
それと、もう20年ほども前、JBLのSPが鳴らなくて上杉アンプを導入したことがあります。このとき、先代・上杉氏から鳴らし方など、懇切丁寧なご指導を手紙でいただいたことが今でも心に残っていて、そうして、今でもサブで往年の上杉アンプを使っているのだから、まさしくこれはご縁だと思う、、
それにしても、先代・上杉氏のメインSPはタンノイだとばかり思っていたのだけど、藤原さんによると、そうではなくて、アルテックなどのホーンSPだったとのこと。また現社主の藤原さんのSPもホーンSPとのことで、上杉アンプ=タンノイというような図式が成り立つというは、あたしの誤解なのかもしれません。
これからも、うちでは、往年の上杉アンプの美しい音でタンノイを鳴らしましょう、、