先週末の土曜日は、夕方から街で同僚の送別会でありました。
23年間一緒に働いた同僚がいよいよ退社。
とどこおりなく終わりまして、では、さよならと手を振っても、まだ結構早い時間だったので、ひさしぶりに熊本の老舗ジャズ喫茶、
「ジャズインおくら」に寄ってみました。 こちら → http://www17.plala.or.jp/okura/
まだ、8時過ぎだったので、お客さんはまばら、、マスターがあたしの顔を見て、あらら、ひさしぶりとにっこり、、
この日はすでにコーヒーを飲みすぎていて、喉は乾いていたので、コーラーを注文、、、
あたしの大好きなパット・メセニーがかかっております、、ん~いいなあ、メセニー、、ほんとうに透明な音楽で春の夜にはぴったりだなあ~と聞いていると、そのうちその盤がおわります。すると、マスターはおおよそ3000枚あるというLP盤の中から、これを取り出してターンテーブルに乗せます。
いや、いいです、、実に音が、、なんというか、とても透明、澄み切った音で、ベースのも太いけれどしまっていて、まったくダブついたところがない。フィニアスニューボーンのカツーンと伸びるピアノの音がいい! シンバルも混濁なくビシューッときまります。ああ、これはいいなあ。大音量ではなくて、中音量程度。でも、いい音なんですね、、
マスターに思わず、、、いい音ですねえ、、カートリッジ何使ってるんですか?
と聞くと、
マスターはちょっと考えて、オーディオテクニカ
と教えてくれました、、
ああ、オーディオテクニカ。オーディオ歴史館の牧野さんとか生島さんがお気に入りのメーカーでありますね。
こんな、透明で情報量の高い音がするのかあと、あらためて驚きました、、
そして、次にマスターが回したのはこれ、、
ああ、これいいんだよなあ、、あたしは初めてアナログでききました。この盤も、実にいい音でなっています。
JBL4333(改)に手作り真空管アンプ。トランスはオルトフォンを使っているってことです(詳しくはHPを見てね)。
だいぶ前に来たときは、このお店の音にあんまりぐっとこなかったけれど、今の音は、、実に良いですねえ、、
あたしのもう一件のいきつけカフェジャレットの最新鋭機器の磨き抜かれた音も良いけれど、、
おくらの今の音は、ジャレットとはまた別の、、ぐっとくるいい音ですねえ、、
まだこの盤がかかっている間に、さあ、そろそろ帰ろうかと、腰を上げまして、マスターにあいさつして、お店の外に出ます。
春の夜はあたたかくて、歩いている人も多くって、桜もまだまだ咲いております。
車の中でもジャズを聞きたくなって、ちょっと毛色を変えてブラッドメルドートリオなんかを聞いて、、ご機嫌で帰宅しました(笑)。
さて、もう4月。新年度もがんばりましょうね!