クロックまわりのケーブルを交換したことで、メインシステムの音が激変したので、あまりにもその効果に驚いて、昨日も帰宅後すぐ、さらにクロックまわりをいろいろやってみました。
先ずは、HAP-Z1ESに使っていたインフラノイズ制のリベラメンテ電源ケーブルを外してクロック(GPS-777)に接続。
(電源ケーブルはイ社リベラメンテパワーケーブル、手前はエアボウのクロック専用ケーブル)
クロックと信号分岐ユニット間の伝送ケーブルをどうするか、、おお!そうだった相当前に逸品館から仕入れたエアボウのクロック専用ケーブルがあったのだった。エソテリックのP-0トラポを使っていたときに購入したもの。あれがどこかにあったなあと、がさごそ探したら、、あったあった。
このケーブルは実にしっかりしたつくりで、お値段も結構したのではなかったか、、ということでGPS-777と分岐ユニット(クロックディストリビューター CCD-6)は、このエアボウの専用ケーブルを使ってみますね。
(これがCCD-6)
とういうことで、現状をまとめると:
電源=インフラノイズリベランメンテ電源ケーブル → GPS-777(44KHZ) → エアボウクロック専用ケーブル → インフラノイズクロック信号分岐ユニット CCD-6 → インフラノイズ クロック信号伝送専用ケーブル
→ CEC TL3-N + MYTEK 192 DAC + インフラノイズ デジタルアキュライザー DACU-500(SPIDF入力)
で、クロックはやっぱり落ち着いてくるまでに1時間ぐらいかかるので、上の状態でアンプの灯も入れておいて、夕ご飯など食べまして、、さてご機嫌をうかがいます、、、この数日聞いているクライバーの「椿姫」から聞いてみます。
おお! おお!であります。電源ケーブルとエアボウのケーブルを変えるだけだから、まあちょっとは違うだろうとは予想してましたが、予想をはるかに上回る音質の向上、、
ん~なんというか、、上の2か所のケーブルを交換しただけなのに、、SNがさらによくなった、、つまり、全体が静かになったって(ってわかります?)。 何よりまったく違うのは、楽器の音です。
昨日までは楽器の音がすごくきれいに聞こえただけだったのだけどね、、ケーブル交換後は、、楽器の音が回りの空気の音と一緒に聞こえる感じなのですね、、、 楽器の響が楽器のまわりの空気を動かしているという感じ、、楽器の響が楽器のまわりの空気の中に、その倍音がす~っとのびていって、空気の中でしずかに減衰していく、、歌も同様な印象があります、、
昨日までは感じられなかった、、楽器やオケをとりかこむ空気とういうか雰囲気がありありと感じられるのですね、、これはすごい、、
音楽をとりまく湿気というか水気というか、、瑞々しさというか、、弦の音も全くちがいます。硬軟ちょうどよいかたさであって、響がね、、倍音がねす~っと他の楽器のそれとたっぷりした空気の中で溶け合って、、いやこれは、、すごいというか、、聞いていて、今までになかったようなリアルであり、、かつ美音、、
そうして低域がぐっとしまって、スピードがはやくなりました。
「椿姫」からこちらも耳タコのブーレーズがCSOと録音した「ペトルーシュカ」を回します。いやいや、こんな音だった、、音楽だったとは、、
もうこの盤、はじめて聞いたみたいな感じなんですよう(大爆笑)。
今まで聞こえてなかった楽器の細かいフレーズが浮き上がってきますし、、グランカッサの音が全く遅滞なく、SPの真ん中あたりにしっかり定位しして、細かい音まで聞こえてきます。
何!? 何!? 驚きつつも、ペトルーシュカを聞き終わり、カップリングの「春の祭典」も聞く、、
いや堪能しました「春の祭典」! 打楽器の強打、オケのフォルテシモも全く混濁、歪感皆無、、、楽々としかし、美しく、力強く鳴ります。いや、しかし、ブーレーズとCSOのストラビンスキーのDG録音は、、音が木目調であったくて、やわらくてとてもいいなあ、、前からそう感じていたけれど、今回はその音の特徴がはっきりわかります、、
いや、すばらしい。自画自賛ってのはわかっているけれど、すばらしい、、
しかし、クロック信号はじめデジタル系っていうのは、ケーブルも含めてきちんと整備してあげれば、あげるほど音は各段によくなるというのを今回、ほんとにほんとに実感しました。もちろん、この印象はあたし個人の印象ですけどね(笑)。
いや~しかし、あらためてインフラノイズ社のA社長には、申し訳ない気持ちでいっぱいです(大爆笑)。
なぜイ社がクロックにあわせて専用ケーブルまで制作したのか、、GPS-777の力を十分に発揮するためには、ケーブルも含めてデジタルまわりを均一に整備する必要があったということ、、そのことを今回ようく理解しました。
今、うちのFALから出てくる今の音は、A社長が長年希求された音にすごくちかいと感じます。しっとりした濡れた音、、、広い音場、、しなかやかで美しい音、倍音成分たっぷりの奏者の息使いまでしっかり感じ取られる空気感豊かなオケ―ストラの楽器の音、、
EARのアンプとあいまって、なんというか、あたしにとっては最高の音です、、
気が付けば、いろいろな方からアドバイスを受けてFALのSPを導入して、6月で早や2年、、
やっとこのSPから望んでいたような音がでるようになりました、、今年のはじめに導入したSWも影に日向にFALを支えております(笑)。SWも投げ出さなくてよかった(笑)。
しっかし、あれですね。クロックを使っている方にはあらためてお知らせです、クロック専用のケーブルを使うことはクロックの実力を発揮させるためにとても重要です、、、ふつ~のケーブルだと、やっぱりふつ~の音になっちまいます(実感)。
さらにいくつか耳タコCDを聞いたのだけど、あれれ、この作品にはこんな旋律(カウンターポイント)があったのとか、今まで聞こえなかった楽器の微細な音がはじめて聞こえたりとか、、次々にあたらしい発見が、、
信号系の整備をきっちりするといういうことは、CDに録音されている音楽をあますところなく聞き取るためにも、とても大事なことだったのだと痛感しました。
しかし、はっきりいって、とてもうれしいし、音楽を聞くのが楽しくなりました、、