B級とか言っても、使わなくなって、実家に置いている機器っていうのは、だいぶ古いものだからということで「B級」とか言っているだけなんです(笑)。
さて、娘の引っ越しで、あまりにも荷物が多いので、自宅におけないものは、実家に置いておくことになりました。実家にはもともとあたしのオディオ機材がおいてあって、いつでも聞ける状態にしてあったのだけど、娘の荷物を置くためのスペースを作るために、実家オディオシステムもいったん解かなくちゃならかったんです。
で、今日は朝から実家にいきまして、荷物を整理して、実家に置いている機器で「B級オディオシステム」を再構築していみました。
スピーカーはタンノイのスターリング(初期型)。CDPはケンウッドのDP-7060とパイオニアのPD-T06。プリメインアンプはCECの
AMP3300。というラインアップであります。
ケンウッドのCDPは、DAC7を搭載している結構人気のあるもの、パイオニアのT-06もレガートリンクコンバージョン搭載のCDP。
アンプはあたしが自宅で使っていたCECの廉価プリメイン。廉価だけれども、こいつはA級アンプで実に音が良い。CEC往年の名機
AMP71の流れを組むもの。
んで、もってLP棚の天板にセッティングしてみました。LP天板なのにCDプレイヤーだけっていうのがちょっとかなしいけれど、アナログはまた追って設置しましょう。
それでは、これでいろいろ聞いていきます。
今日はたっぷり時間があるので、、、先ずはこれ、、
あ~いいなあカーゾンのモーッアルト、しかも指揮はブリテンでしょ、、「B級」オディオの音も悪くない、、こうやってスターリングを広い部屋で鳴らすと、いやいいですね(笑)。AMP3300との相性が実に良いです。あったかくて、豊かで、弦の音はのびやかでも芯があって、、もちろん解像度はそんなに高くないし、スピードも遅いけれど、、なんていうんでしょうか、、音の混ざり具合が絶妙、、、
次にこれ、
「ヴォツェック」。近代のオペラなんだけど、、バレンボイムの指揮でベルリン州立オペラ。ああ、いいですね。録音が新しいから楽器の音にコクと艶があって、実にきれい、、あたしはベルグとかの音楽はとても好きなんです、、、あの音の響がすきなんですよね、、なんというか、、不安定というか不確定というか、、
今回はじめて第一幕(CD1)を通しで聞いた、、ん~実に奇妙な音楽だけど、、なんかそそられますね(笑)。
これは、もう何回か聞いてみたい音楽だなあ、、しかし、まあなんて救いのないお話なんだろうか、、このオペラ、、
そうして、仕上げにこの盤、
グルダ先生。アバドとVPOの伴奏。 73年の録音だけど、、ウィーンフィルが美しい、、グルダ先生のピアノも美しい、、
演奏と音をどちらも堪能しました、、
スターリングの初期型なんだけど、まったく悪くない音ですね、、でも独特、、
うちのメインシステムの音とは一種対局の音だなあ、、FALの音は録音された音ひとつひとつをうまあく解きほぐして聞かせてくれるけれど、スターリングは音をうまく混ぜ合わせて聞かせる、、オペラとかはすごく良いですね、、
しばらく実家はこのラインアップ=「B級オディオ」。週何回か、こちらのご機嫌もうかがわないとね、、