あれは、あたしがまだ小学５年生のことだけど、今でもありありと覚えているには、同級生の緒方さん（ちょっとかわいかった）が、あたしはさいじょうひできが一番好きだけんと、かっこういいけんと他の女子と語っていたこと。
緒方さんの言う「さいじょうひでき」ってあたしは、そのときまったくしらなくて、その後、「情熱の嵐」で、どはでに歌っているおにいさんをテレビで見て、これが西城秀樹さんかあと、足長くてかっこういいなあと足の短いあたしは激しくうらやましく思い、なるほど緒方さんがこのお兄さんあこがれるもわかるなあと子どもながらに思ったものでした。
あれが、小学５年生の頃だったから、、４０年以上も前のこと、、
で、昨日、お昼ごろラジオを聞いていたら、西城さんの曲がかかっていて、あ～なつかし～とか思っていたら、ちょうどランチから帰ってきた同僚が、西城秀樹さん亡くなったそうですよ～とか言うので、え～とか思って、ネットのニュースを見てみたら、そのことでページの見出しが一杯、、、、 まだ、６３歳だったとのこと、、あたしよりちょっとお兄さんだけぢゃないか、、あんなにど派手アクションで踊りまくっていたあの人が亡くなるなんて、あたしと同年代の同僚のみんなちょっとショックを禁じえませんでしたけれど、４０代より下は、それだれですかあみたいな感じだったけれどね、、
緒方さんが西城さんが好きだって言っていた、あの５年生教室と、西城さんの訃報を聞いたあたしの昨日の事務所が、なんというか時空を超えてちょっとだけ結ばれて、シャボン玉みたく消えちまったような感じがしました。
ちょっと前にＭバードの１２３ＣＨ（日本の曲・歌謡曲専門チャンネル）をちらっと聞いていたら西城さんの特集をやっていた。緒方さんが好きだったころの西城さんの曲もたくさんかかっていました。
「情熱の嵐」のもちろんかかって、ひっさしぶりに聞いたのだけど、、あたしも歳と同じ分には音楽経験を重ねたし、Ｍバードの超高音質もあわせて、この曲すごくよくできているってことがはじめてわかった。当時はやりのソウルというかファンクというか、そんな要素がてんこもりで、しかもバックの演奏技術がすごい。編曲も豪華、、パソコンのうちこみとかない時代だから、人が演奏しているんだから、すごい、、それに西城さんの歌唱力はすばらしかった！
あのがんがん踊りまくって、若さ・元気爆発の西城さんが亡くなるなんて、５年生のあたしらは想像だにしなかったけれど、、５０も半ばになったあたしらは、、、西城さんの訃報を通じて、人の一生のはかなさみたいなものを垣間見た感じがしているのではないだろうか、、
あたしと同年代の音もだちは、、西城さんの訃報は、何かちょっと、そんな小さなことぢゃなかったように思えます、、