土曜日は午後からフリーになり、雨も止んだので、久しぶりに犬と実家へ。
ちゃちゃっとお掃除して、CD棚を見て、何枚かCDを取り出して、旧スターリングで聞いてみます。
ほとんど聞いてなかったムターのモーッアルトバイオリン協奏曲集。
ん~わるくない、わるくないんだけども、よくもない、自宅のメインシステムで聞いてみよっと持ち帰ります。
それからっと、、おお! カラヤンのマーラー9番ライブ盤。これって、過去、うちのどのシステムでもうまく再生できなくて、うちの鬼門盤なのであったのだけど、現在のメインシステムではどうなるだろうか、、ということで、この盤も持ち帰ります。
久しぶりに実家のソファで1時間ほど犬といっしょに寝そべって音楽を聞いて後、帰宅、、
早速、メインシステムでマーラーを聞いてみます。
ああ、今までとは音の様子がだいぶ違いますね、、このカラヤン盤はダイナミックレンジが広くって、ファルテシモになると阿鼻叫喚になることが多かったのだけど、今のシステムではそんなことはなくて、音はでかくなるけれども、しっかりバランスがとれて、制動の聞いた音、、なにより音楽の起伏もよく伝わってうくるし、前まで聞こえなかった細かい響まで出て、いや、なかなか悪くないですよ。
しかし、やはり、、問題はフォルテシモ、、マーラーの音楽だと、ここが音の洪水みたく、どわ~っと出てくるときがある。そういうときは、今のシステムでも、音がうまく鳴りきれないところがある。音全体が少し後ろに引いたような感じになって、音全体が団子状になって鳴る、、
もしかすると実際の演奏がそうだったり、録音の特性だったりかもしれないけれど、、なにしろマーラ―の強奏部分の満足すべき再生は、うちではなかなか難しい、、部屋の広さもあるんだろうけど、
これが、アバドが振ったハイドンの交響曲になると、ぐっと編成も小さいなるためか、弦の音も、オケ全体の響も、立ち上がり・スピードもほとんど満足できる鳴り方なんだけど、、マーラーの交響曲はやはり難所があちこちに出てくる、、
録音の問題なのかなあと思って、アバドのシンフォニーボックスから9番を取り出して、鳴らしてみる。
ん~こちらの方が最近の録音ということもあって、録音技術も相当に向上しているのか、カラヤンの盤で阿鼻叫喚的なる部分も結構バランス良くなるぢゃないか、、しかし、やはり二つの盤を通じて、ファルテシモの再生はもうひとつという感じなのです(笑)。
やっぱり、マーラーの交響曲の満足すべき再生というのは、ウルトラハイエンドの機器でもって、しかも、天井の高い大きなお部屋でね、、ということなんだろうか、、
盤に録音された音がもともとそういう音なのだということなら、先ずはヘッドフォンで再生でして録音の状態を確認してもいいかもしれないですね。今度やってみよっと、、
STAXの大昔のヘッドフォンがあるのだけど、、先にオーバーホール可否についてS社に聞いたら、できるだけのことはやるけれど、これだけ古いと、新品同様の状態にもどすのは難しいとの回答をいただいた。お値段も結構かかる。んだったら、S社の現行品を導入しても良いかなあなどと思ったりもします、、SPで再生が難しいものは、ヘッドフォンで聞くっていうスタイルも悪くないかもしれません、、
なにしろ、問題はマーラーなんですね。その他の盤はそこそこ鳴るので問題ないのですが、、
マーラーの実演も、大昔数回しか聞いたことしかないので、リスニングについてのディフォルトもかっちりしていない、
ああ、そうだった。その昔、録音が良いということで大評判をとったインバル盤も何枚かもっていましたね。それにベルティーニの全集やらブーレーズの盤もあったんだ、、おお、そしてラトルの全集も、、
また、いろいろ聞いてみよっと、、録音状態も盤によって相当に違うものと思われますから、、
しかし、それでも、やっぱり上のような状態が変わらないとしたら、それはもううちのシステムの限界ですね、、、だったら、それを甘受して、音楽を楽しみましょう、 「足るを知り」ながら聞くっていうのは結構「粋」ぢゃないですか(笑)。
あっ、先のムターのモーッアルトは「ほんによか~」でした(笑)。こ~いうのは、実に良く鳴る(笑)。