そ~言えば、昨年の今ごろもおんなじようなことしてなかったかなあと1年前のブログを見てみたら、ああ、やっぱり! ちょうど1年前、やっぱりモアイを鳴らして、いいなあとか感想を書いておりましたね(笑)。で、またおんなじようなことをやってる訳だけど(笑)。
今回は先に紹介した往年のSATRIアンプおよび機器でモアイその他のSPを鳴らしてみております。
さて、なぜ往年のなんてことを言うのかというと、、東北大地震の前と後でSATRI機器の内容も変更された、いや変えざるを得なかったということなのです。つまり、あたしのSATRI機器は、バクーンが初期の機器から使っていたOSコンとその他の当時の定番デヴァイスを使って製作されていて、SATRIだけの独特の音を醸し出していたのでした。しかし、大地震の後、それまで使ったパーツが入手できなくなったり、OSコンがディスコンになったり、状況が大きく変化して、、地震以降、入手できるチップやパーツであらたに製作する他なかったというのが、2011年以降のSATRI機器の内容変更の大きな要因だったとナガイさんから説明を受けております。
しかしながら、災い転じて福にすると言うか、何というか、そういう努力がAMP-KUMAMOTOに結実して、SATRI機器の音がさらに進化したように感じます。では、往年のSATRI機器の音は、今のSATRIにかなわないのか、、実際に音を出して、久しぶりに聞いてみます。
往年のSATRI機器のラインアップをもう一度書くと
DAC = DAC-2000 プリアンプ = PREー5610 パワーアンプ= AMP-5512
というラインを電流伝送(SATRI LINK)で接続、スピーカーケーブルはGe3の「芋蔓」5メートルものを使用。
先ずは、モアイの上部だけをこのラインで鳴らします。
ううむ、、いいですね。 パワー感は、AMP-KUMAMOTOに比べると少し引くけれども、音全体の品がぐっとあがりまして、倍音成分が豊かになって、音全体が柔らかい。もともとAMP-5512がSATRIアンプの中でも、最も透明で品位の高いアンプとして評価が高い一方、能率の高いSPでないと、20Wというパワーのためか実力がなかなか発揮できないという面もありました。
さて、上のセッティングで鳴らしてみると、
透き通ったSNの高い音はそのままで、低中域もよく出てて、フォステクスのユニットと相性はやっぱり抜群でした(笑)。モアイの上部だけで鳴らしてもジャズベースの量感も全く不足することはありません。
鳴らしだして3時間ほどたったところで、さらに音が変わります。音全体の様子がさらに柔らかくなるというか、まろやかな感じになりました。
特に中音のなんともいえない柔らかさは、、往年のSATRIでないと出ない音ですね、、 AMP-KUMAMOTOでは、この独特の質感は残念ながら醸し出せないと思います。もちろんAMP-KUMAMOには、往年のSATRIにはない良さもたくさんあるけれど、、
Mバードでいろいろなジャンルの音楽を鳴らしてみたけれども、どれもあたし的には文句なしの音ですねえ、、もちろんEARでFALを鳴らしたときの独特の空気感とか艶とか、、、まあ色気みたいなものはないですが(笑)。どちらが好きかというと、まあこれは好みの問題ですね。
まあ、あたしとしては、ジャズを聞くにはSATRIライン、、、クラシックとかはFALで聞きたいかなあ、、
今回は、先にも書いたように聞きの電源や電源ケーブルなどをローゼンクランツのものを使ったり、LINK用のBNCケーブルをインフラノイズのデジタル専用ケーブルを使ったりしてみました。SATRIはケーブルとか電源の影響をそれほど受けないと言われていますが、やはり、良質のケーブルや電源環境を良くすると、音が数段よくなることを実感しました。
もう少しじっくり音を聞いてみたいと、スピーカーを窓側の壁に寄せて、サブ部屋から椅子までもってきて、レイアウトを変えてみました。
いや、なかなかいいですね(笑)。モアイUをスタンドに乗せて鳴らしているのだけど、、あらら、まてよ、SPの占有面積から見たら、スタンドもモアイの下部(ウーファー)を置いてもほとんど変わらんなあ、ならば、下ももってくるかあなんて思い出したからたまらない、昼休みに実家に行ってもってきましよっこらしょっと!