このところ、、相変わらず夜、武満ばかり聞いております、、
武満のCDは結構もっていて、、しかし、実は一番初めに買った彼の作品はこれでした。
69年の録音というから、あたしが、小4の頃ですねえ(笑)。
もちろんLP、、もちろん今も実家のレコード棚のどこかにあるはず、、
面白いのは、実はこの盤、日本ぢゃなくて南の国の小さなレコードショップで見つけて買ったのでした、、’82年か’83年ぐらい、あたしがまだ22歳ぐらいだったかな、、かの地では、この盤こそ輸入盤で、、解説から何からそっくり日本語で、、、タイトルが英語で書いてなければ、現地の方には何がなんだかわからないアルバムだったに違いない、、なにしろ輸入盤だから結構高かったと思うけれど、同胞のアルバムがあったことがちょっとうれしくて買いました(笑)。
で、町の質屋から仕入れたレコードプレイヤーと小型スピーカー、、テクニクスの超廉価プリメイン(現地仕様)で、貧乏留学生セットを学生寮の部屋に仕立てていたので、早速、この盤を聞いてみたけれど、、ん~いやあ、、なんだかよくわからん世界、、
「アステリズム」はピアノ協奏曲みたいな感じで、ぎゃ~とピーという感じの音響がどんどん高まっていって、そうして最後にはフォルテシモで炸裂するみたいな、結構過激な感じであったが、なぜこんな音楽が必要なのか、、、当時は必然性がまったくわからなかった(笑)。
この盤、「アステリズム「」、「弦楽のためにレクイエム」、「グリーン」、「地平線のドーリア」など武満さんの代表作品を小澤征爾さんの指揮でトロント交響楽団が演奏しているのだけど、、どんな演奏だったか、、だいぶ長い間聞いてないので、この週末で実家からもってきて聞いてみよっと。
こうやって見ると、、武満さんに興味を持って30年以上が経つのだけど、彼の音楽が本当にこころに染みるようになるまで、おなじぐらいの時間が、あたしにとっては必要だったということなのでしょうね、、何度も書くけれど、それは、インフラノイズのアキュライザーのお陰ですね、、、
夜は、、寝る前に、やっぱり立花隆さんの手になる武満本を読んでおります、、
この本を読み進めると、作曲家がどうして、あのような音楽を作る必然性があったのかわかってきました、、なるほどなあ、、
さて、今日で11月も終わり、、いよいよ本格的な冬、、年末です、、
今年の師走も昼は一生懸命はたらいて、夜は一杯やって(もうしょちゅ~もお湯割りですね)、そして武満を聞く、、
The Night with Takemitsu,,,