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Channel: 西野和馬のオーディオ西方浄土パート2
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クロックジェネレータ GPS-777ダブル使用レポート③

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先週日曜日、メインシステムのデジタルまわりを整備したことは書きました。やっと写真がとれたのでアップします。こんな感じです。

 

サブ用にラックスマンのL-570を試してみたのだけど、ALRジョーダンの小型SPとの相性が悪くて、音がすかすかで、結局、ジャンクでかったプリメイン ラックスのA-07にもどしちまいました(笑)。こっちのほうが断然音が良い! 

 

ラックの最下段をGPS-777用にして、ここから1台をCECのトランスポート、もうひとつをDACに繋げてそれぞれク44.1KHZでリンクさせます。電源ケーブルはDAC用にパワーリベラメンテ、、トランポート用には附属の電源ケーブルにフィルタライザーを付けています。

 

 

BNCケーブルは、こちらもクロック専用のデジタルリベラメンテケーブルを2本。GPS-777の上にはミニアリエナイザーを置きます。実は、ミニアリエナイザー、クロックの上においても音が相当変わります。

 

クロックをはじめデジタル系は朝から電源を入れておきます。音楽を聞くのは大体午後遅くから夕方ですから、それまで通電して、デジタル系を安定させておきます。

 

さて、アンプもあたたまったところで、いろいろと聞いていきます。

 

さて、何から聞こうか、、ちょうど図書館から借りてきていた小澤さん指揮の斎藤記念オケ(SKO)の弦楽作品集を聞きましょう。先ずはチャイコフスキーの弦楽セレナード、、

 

いや、いいんですね、、実に自然な流れで、そうしてSKOの弦の音と響が絶美、、、音が少しもっさりしてるかなあと聞きはじめは思ったのだけど、聞き進んでいくうち、ああ、ホールで聞く生のオケの音はこんな感じだったと思い出しました。

とても自然な音で録音されております。そのうち、音楽はクライマックスへ、、最後の一音までこころの通った音楽だなあと思いました。

 

小澤さんとSKOって、ちょっと前まで全く興味がなかったのだけど、武満徹の作品集をきいて、このコンビのすごさがわかって、手持ちのSKOのCDとか図書館で借りてきたりとかして、あらためて聞いているところなんですが、今回の弦楽曲集もすごくよかった。小澤さんの音楽がはじめてよく分かったという感じがしました。

 

小澤さんは、なにより音楽の美しさや息吹きを自身の演奏であますところなく伝えたいのだと思います。それに、こういう弦楽曲は特にそうなのかもしれないけれど、実に歌う! 流れるように自然な歌、、

 

ふと気づくと、小澤さんとSKOの音楽にひきこまれておりました。

いや、これは、あらためてクロックジェネレータのダブル使用のちからに驚いてしまいます。GPS-777から信号を分岐してトランポートとDACに分配すれば、効果は同じだろうなんてふつ~は思ってしまいますが、いやいや、2台使用すると全く次元の違う音になります。ん~なんというか、自然感が増すというか、、より生の音に近くなるというか、、こんな音でCDが聞けるのだったら、CDメインでまったく問題ないですね。ハイレゾとかは必要ないかなあなんて思ってしまうほど、、

 

さて、それでは、次に同じく小沢さんとSKOの武満徹作品集から「系図」を聞いてみます。これは谷川俊太郎さんの詩を武満さんがアレンジして、オーケストラとの共演にしたもの。これは作曲者最晩年の傑作だとあたしは思う。ものすごく美しい、、オーケストラのとろけるような音、、小澤さんとSKOの演奏のうまさには、いつ聞いてもうなってしまう。

GPS-777のダブル使用、、、、本当にいいです(笑)。こういう言い方だと、身も蓋もないのだけど、、武満さんがオケに込めた無数の音色が、時に波のように広がっては引き、、ときに星屑のようにちりばめられて、、そういうめくるめく様子がはっきり、しっかり見て(聞いて)とれます。最後まで聞いて、、久しぶりに感動、、

 

小澤さんとSKOほど、武満の音楽を美しく演奏できるオケがいるんだろうかと、、思ってしまうほど、、

 

武満とか現代音楽とかで、ポカ~ン、チャラ~ン、ボワッみたいな意味わからん音だろ~と思われているいる方は、この「系図」を是非聞いてほしいです。実に美しい、シンプルに感動できる作品ですけれど、聞けば聞くほど、発見がある、、

 

もう一台持ってるCECのトランポート TL1-XにDACU-500をつけてCDを再生する音は、TL3-Nよりも甘い響で、魅力的、こちらも大変良いのだけど、、、クロックジェネレータ1台をTL3ーN専用に同期させて鳴らすCDの音は、、そういう機器に起因する音・響っていうのとまったく隔絶された、CDの中の信号をそのまま出してくるっていう感じがします。TL1-Xは、今、2階のサブシステムで使っているので、こちらの音もぐっと魅力的になっています(笑)。

 

ダブル使用にして2週間以上が過ぎて、システム全体がなじんできたのか、当初感じていたちょっとエッジ感のあった音は、すでに消えて、、上に書いたようにCDの音をまるでホール聞いてる生の音みたく再生してくれます。そして、USBアキュライザーUACU-700をPCに使用したときに醸成される、あの「気持ちよさ」、同様のリラクゼーション効果をはっきり感じます。ダブル使用にすると、、音楽を聞いていて、とても気持ちが良い、、

 

インフラノイズが首尾一貫、主張してきた「時間軸をそろえることで音がよくなる」っていうことが、今回デジタルアキュライザーやGPS-777をダブル使用して音楽を聞いてみて、たしかにそうだと思います。

 

そうして、もうひとつ気づいたのは、あたしのスピーカー FALです。

平面ユニットなので、こちらもコーン型のユニットに比べると時間軸の乱れが少ない。信号系と再生系の時間軸の乱れが極小になったことで、うちの音がとても良くなったのかもしれません。*ご興味のある方はFALのHPで見てみてね。

 

CD再生時はGPS-777のダブル使用は絶対必要ですね。うちでは、もう外せない、、PCからのファイル再生時は、USBデジタルアキュライザーがマスト、、、サブシステムのCDやミュージックバードにはSPIDFのデジタルアウトの先端にDACU-500。

 

いや、もう音楽聞くには、もうこれで十分満足、、ハッピ~クリスマスなんであります! 

 

 

 


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