週末はとても良いお天気でした、、
さて、今日もまた、AMP-KUMMAOTOとJBL4312のコンビでジャズでも聞きましょうと椅子に腰かけたのだけど、ふと、フルSATRIラインでJBL4312を鳴らしたら、どういう音かしらん、AMP-KUMMAOTOでもこんなにいい音がするんだから、SATRIのフルラインで鳴らしたら、どうなるかしらんと思い出したらからたまらない、お~し、ぢゃ~やすみだしやってみるかあ? じっけんじっけんとか言いながら、SATRIのフルラインをセットしてみました。
メインアンプをSATRI最大級のアンプ AMP-5540、プリ=PRE7601、DAC= DAC-2000。トランスポートにマランツのCDPを使います。DACのデジタル入力にはインフラノイズのデジタルアキュライザーDACU-500はマストですよ! これらのSATRI機器をすべてBNCケーブルで接続する電流伝送(SATRI LINK)モードにします。メインアンプとJBL4312は、過日紹介したカルダスのケーブル(5メートル)を使います。
ラックがないので、スタンドを急造。一番思いメインアンプをトップに設置したの、こりゃ強い余震とかあったらやばいなあと心配のなのだけど、しかし、今のところこういう置き方しかできないので、でかい地震がないことをひたすら願うのみです(笑)。
さて、灯を入れて機器全体があったまってきたところで、いよいよ音出してみます。
CDは、この前から聞いてるチックコリアのピアノトリオライブ「トリロジー」。
ん~やっぱり、、違いますねえ、、相当に、、
何が違うというと、全体の雰囲気がど~んと出てくる、空気感というか、そういう音以外の要素が出てくるのですね、、
楽器の音に付帯する、そのまわりの空気のうごきみたいなのだが、感じられるのですね、、
もちろん、AMP-5540は350Wのパワーがあるから、AMP-KUMMAOTOと音の出方は相当ちがいいます。楽器の音に深みというか、、例えばベースの音が空気と一緒にぐっと出てくるといったらよいか、、
ピアノの音は、機器があったまるにつれて、どんどん澄んで、微粒子みたいな細かい響も出てきます。ドラムスも打擲される皮の複雑な音もよく分かる、、シンバルの細かい鉄粉感もとても良いですね。つまり全体の解像度がすごく高いってことなんだろうと思います。
AMP-5540はハイパワーアンプなので、ドガドガ、ど~んとぐんぐん前に出てくるって音と期待すると裏切られます。むしろ、とても静かに、上にも書いたように、音楽の雰囲気とか空気を楽器の音にあわせて出してくるって感じでしょうか、、マッキンのMC500とかも使ったことがあるけれども、あのアンプのようなコクとか艶とかは、ないけれど、AMP-KUMMAOTOに共通するSATRIアンプの「スィートネス」がやっぱり感じられるます。「スィートネス」は、機器があたたまるにつれて醸成されます。
MC-500で鳴らすピアノ音は(もちろんプリとの関係もあるけれど、あたしが経験した範囲ではということだけど)、豊かなまるい水晶の玉のよう美しくて、艶があるように聞こえます。AMP-5540のピアノ音はね、濃い2Bの鉛筆なんだけど、そいつをできるだけ細くほそ~くとがらせて、そのような無数の濃い、しかし微細な、しかしやわらかい線でもって音を描いていくような、そんな感じがありますね。
JBL4312は、SATRI機器のこういう特徴を十全に伝えてくれますねえ、、、 やっぱりSATRIアンプには、ある程度高能率であって、ストレートでアキュレートなスピーカがぴったりなのですかねえ、、タンノイとかは、ちょっと方向性が違うのかもしれない、、
チックのトリオを聞いた後は、あたしのお気にいり、エンリコ・ピアラネンツィの「パリ・ライブ」を聞きました。ん~やっぱり、AMP-KUMMAOTOで鳴らすときと相当に違う、、
楽器の音のリアリティはもちろんだけども、やっぱり雰囲気というか、空気感とかいう、そういう要素があますところなく出てくる、、
そういうことだから、夕方になりまして、ちょっといっぱいいただきながら、このライブをフルSATRIラインとJBL4312で聞いてると、まるでライブ会場で聞いてるような感じで、いや~いい気持ち、、
そ~そ~ このラインだと、本当にまったくいやな音がしない、、す~っとこちらにはいってくるような音調といったらいいのか、、もちろん楽器それぞれの輪郭ははっきり分かるのだけど、それがエッジイなきたない音になることはまったくないですねえ、、
SATRIアンプの特徴としてよく言われる、、ちょっとしたヒーリング効果って確かにあると思います。でも、そのためには、その特徴をよく出してくれるスピーカーを選択することが重要だと、こんかい4312を使って、あらためて思いました。
しかしながら、AMP-KUMMAOTOだけど、もちろんフルSATRIラインにはかなわない部分もあるけれども、単体で鳴らしても
上に書いたような雰囲気とか空気感とか、そういうのはちょっとおいておいても、単体でJBL43412を鳴らしてみると、フルラインのいいところを有してるなあと、あらためて、おの小型アンプの実力を見直しましたあ(笑)。SATRIアンプの特徴の「スィートネス」について言えば、AMP-KUMMAOTOの方が、フルラインよりももっと濃厚に出てくる感じがあります。
さて、SATRIフルラインとJBL4312のコンビなんだけど、これはたぶんボーカルとかもすごくいいと思います。往年のブルーノートとかの録音はちょっと苦手かもしれません。クラッシックは聞いてないけれど、十分聞けるかなあ、、
いや、いずれにしてもJBL4312。 SATRIフルラインとの相性がばっちりでした。というか、音楽に浸れます、、いやほんと、、
そんなこんなで週末が終わりました、、
*ところで、先日、SATRI機器の製造元バクーンプロダクツの永井さんからメールがあって、いよいよSATRIの新プロダクツをリリースするとのこと、、今月中には聞かせてもらおうと思ってます。こちらも楽しみ