昨日のMバートの田中伊佐資さんがやってる「すみません、お宅のオーディオ、ナマ録させてください。」(長い!)を聞いた。
今回は、このブログにもよくコメントをいただくブログ友tobyさん宅へ、伊佐資さんが訪問して、その音を聞くということであるので、聞き逃す訳にはいかない!(笑)。
みなさんすでに、ご存知(?)だと思うけれど、tobyさんは気合の入ったナカミチアイテムコレクターであって、ナカミチの全機器コレクションを目指しておられるのでした。昨年、牧野さんの番組でも、tobyさん宅を訪問してカセットテープの音を聞かせてもらうという回があったのだけど、今回は、伊佐資さんが訪問して、さらにtobyさんの、音の入口から出口までナカミチシステムの音を聞くという趣旨なのでありました。
冒頭の音は、たぶんタクシーの中で録音したみたい。車は新宿区へ、、あたしの古い友達が方南町にいて、前はよく遊びにいっていたのだけど、ごぶさたしていて、なつかしいなあ新宿区、、そのうち車はtobyさんの自宅について、さあ、さっそく音を聞きましょうというので、先ずはナカミチの最高峰デッキで女性ボーカルを聞きます、、
ん~いいですねえ。ちょっと聞くと、これは一体何で再生しているのかわからないですねえ、レコードみたいにやわらかいけれど、ノイズはない。CDみたいな硬さもない。なるほどこれが、ナカミチのカセットの音ですかあ、、と伊佐資さんが感心している。
今でもカセットは買えますし、ノーマルテープでも、これだけいい音がするのですとtobyさんが説明、、
なにしろ、アナログプレイヤーからアンプまで全てナカミチ、スピーカーはナカミチが代理店で輸入していたB&WのM803というのだから徹底している! では、このシステムでベースの音がどうでるか、、聞きましょうというので、ウッドベースのソロがかかる、、
ん~、これはいいなあ、、うちの音みたく曖昧なところがなくて、上か下までびしっとしまっていますねえ、、端正、正確というか、音それぞれのフォーカスがびし~っとあって、歪感が全くなくて重低音が楽々と出てきますねえ、、これはすごい、、、
なんとかブロンバークとか言うベースシストかな、曲はカム・ツゥギャザーですね。いやこれは、すごい!
CDもテープに録音しておいて聞くのですか?という伊佐資さんの質問に、ふつうはCDで(もちろんナカミチの)で聞くのだけど、本当に気合入れて聞くときは、テープに録音するのです。その方がCDの音の硬さがなくなって、柔らかくなって、倍音までよく聞こえるような感じになるからですとtobyさん。
そして、最後にtobyさんが大ファンでミュージックテープも多数お持ちである、マリーンをかけます。
最後に、あたしも大好きな、マリーンの「マジック」をかける。
これってスクエアがバックをやってるんでしたか、、チョッパーベースが実に小気味よく出てきて、そうして低音が沈みます。あ~マトリクスってクラッシックが得意と聞いたけれど、こ~いうのもいいなあと思わず聞きほれる、、80年代最高峰のフュージョンですよね! 立ち上がりもはやくて、すべての音がかちっと立ち上がってくる。
こういう音は、うちでは出ないなあ、うちのは、もちっと情感的というか、もちょっと遅くて、ともかくベースがこんなびしっと出てこないですもん(笑)。
tobyさんによると、現在ナカミチ機器の所有台数は、なんと120台! あと、7、8台でコンプリートなのだそうだ。だいぶ前に手放してしまって、おしいことをしたということだけど、、現在も捜索中とのこと、、
番組の最後で、tobyさん宅を出た伊佐資さんが、あの音をどういうふうに表現したらいいんだろうか、、無色・透明、、高SN、ナカミチの音ってどういう音って聞かれて、今回はじめて、フルのナカミチの音を聞かせてもらっただけど、ライターとして、どのように表現するか適切な言葉がうかばないけれど、決して特徴のない音ではなくて、ナカミチの音なんだけれど、これは難しいとひとりごちている(笑)、、、
たしかに、無色、透明、自然、高SNで、上から下までウエルバランス音が出てきます。低音の出方もすごい、、でもちっともうるさくない。あたしは、全体の音がとても「端正」だと感じた。ナカミチの端正なところと、tobyさんの端正なところがぴったりあってると思いました。
やっぱり「音は人なり」なんだなあと思いました。
いつか、tobyさんのナカミチの館へお邪魔したいなあ、、
toyさんのブログはこちら → https://toby-nakamichi.hatenablog.jp/